WWEスラミー賞 クリス・ジェリコがスーパースターに選出!

 日本のプロレス界もプロレス大賞が発表されたが、12月8日のRAWで復活したスラミー賞14部門が発表されました。WWEらしくレスリング、エクストリーム、エンターテインメントと様々な部門があり楽しめます。2008年の主な受賞者をご紹介しましょう。
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スーパースター・オブ・ザ・イヤー(年間MVP賞)
ステファニーがプレゼンターを務めた。ノミネート者はジェフ・ハーディ、クリス・ジェリコ、バティスタ、エッジ、トリプルH、ジョン・シナ。
いずれ劣らぬスーパースターからステファニーが発表した名前はクリス・ジェリコ! 今年もIC王座や2回世界ヘビー級王者になった実績で考えれば文句なしだ。若手時代に日本で苦労した名勝負製造機のスーパースターのMVPは仕事人としての評価でもある。
それにしてもサマースラムでのショーン・マイケルズとのにらみ合いはガチンコの迫力だった。日本のレスラーで、あれだけ長時間の表情のドアップに耐えられる名優選手がいるのだろうか?

ベスト・マッチ・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀試合賞)
Mr.ケネディとイヴがプレゼンターを務めた。ノミネートはレッスルマニア24で行なわれたマネーインザバンク・ラダー・マッチ、2008ロイヤル・ランブル・マッチ、サマースラムで行なわれたアンダーテイカー対エッジのヘル・イン・ア・セル、レッスルマニア24で行なわれたリック・フレアー対ショーン・マイケルズのキャリア・スレットニング・マッチ。 
受賞したのはフレアー対HBK戦。職人同士がレッスルマニアという大舞台で作り上げた試合に文句はない。まだ見てない方は絶対で見るべき極上の名勝負だ。

タッグ・チーム・オブ・ザ・イヤー(最優秀タッグ・チーム賞)
マリアとフェスタスがプレゼンターを務めた。ノミネートチームはカリート&プリモ、コーディ・ローズ&テッド・デビアス、ザ・ミズ&ジョン・モリソン、クライムタイム。マリアから発表された受賞チームは、ザ・ミズ&ジョン・モリソン! 100万ドル賞金のタフイナフ準優勝者ミズと、タフイナフⅢの優勝者モリソンの二人はレスリングは勿論スキットの巧さも光る。着実にスーパースターとして評価を上げている。
                          
08.12.12beth.jpgディーバ・オブ・ザ・イヤー(最優秀ディーバ賞)
テディ・ロングとメリーナがプレゼンターを務めた。ノミネートされたのべス・フェニックス、ミッキー・ジェームズ、ケリー・ケリー、ミシェル・マクールの中から選ばれたのは、アマゾネス戦士べス・フェニックス。ディーバには珍しいパワーファイトや試合をリードする巧みさは日本の女子プロレスラーも見習ってほしい。

ベスト・フィニッシング・マヌーヴァー(最優秀フィニッシュ技賞)
クライムタイムとキャンディス・ミシェルがプレゼンターを務めた。ノミネートはアンダーテイカーの“ヘルズ・ゲート”、ランディ・オートンの“RKO”、エヴァン・ボーンの“シューティングスタープレス”、ビッグショーの“ノックアウト・パンチ”。
選ばれたのは、ボーンのシューティングスタープレス。滞空時間の長さ、高さ、フォームの華麗さは世界一と言ってもいい、ライブや映像は勿論写真で見た時の美しさがプロレスのベストフィニッシュである。

エクストリーム・モーメント・オブ・ザ・イヤー(最も過激な瞬間賞)
プレゼンターはマット・ハーディとティファニー。ノミネートはシナ対JBLのパーキングロット・ブロウル、アンダーテイカーがエッジ戦で見せたクラッシュランディング、クリス・ジェリコがショーン・マイケルズをモニターへ叩き込んだクラッシュTV、ジェフ・ハーディがオートン戦でRAWのセット上からダイブしてみせたジェフ・ハーディーズ・プランジ!
栄誉に輝いたのは当然ジェフのスワントン・ボムだ。マンカインドとテイカーのヘルインアセルやシェイン・マクマホンのダイブなどエクストリームなシーンは多いWWEだが、間違いなく歴史に残るシーン。
アルマゲドンでも過激な瞬間が見れる事が期待できる。

カップル・オブ・ザ・イヤー(最優秀カップル賞)
プレゼンターはケインとケリー・ケリー。ノミネートカップルはグラマレラ、エッジ&ビッキー・ゲレロ、ウィリアム・リーガル&レイラ、フィンレー&ホーンスワグル。この中から選ばれたのは、エッジ&ビッキー。ビッキーは大きなブーイングの中で堂々と喜びを現していた。天国のエディは「ズルして頂き」と言っているだろう。
他の部門賞と受賞者は以下の通り

ブレイクアウト・スター・オブ・ザ・イヤー(新人賞)
ウラジミール・コズロフ

ベスト・ミュージカル・パフォーマンス(最優秀賞音楽パフォーマンス賞)
R・トゥルース

アナウンスチーム・オブ・ザ・イヤー(最優秀アナウンスチーム賞)
M・ストリッカー&T・グリシャム

ベスト・インパネーション(最優秀モノマネ賞)
オカマのチャーリー・ハス(べス・フェニックスの衣装)

ベストWWE.COMエクスクルシブ(WWE.COM独占企画特ダネ賞)
ザ・ミズ&ジョン・モリソンの裏ネタ

“DAMN ! “オブ・ザ・イヤー(今年で一番DAMN ! な瞬間だった賞)
ザ・グレート・カリのカリズKISS・カム

OMGモーメント・オブ・ザ・イヤー(オーマイガッな瞬間賞)
CMパンクがWWEヘビー級王者になった瞬間

個人的にはフェスタスにベストキャラクター賞を上げたい、あのキャラクターは秀逸、古い怪奇派にサイコとエンターテインメントが詰まっているが日本だと放送禁止かも知れない。

日本での放送は12月29日初回放送のJ SPORTS PLUS のRAWである。
スラミー賞は要チェックだ。

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