不調の天コジ、みのる&ケアに息切れ負け!? 天山は自虐モードで消沈

 11日の全日本後楽園大会のメインは、世界タッグ選手権試合。鈴木みのる&太陽ケアの第55代王者組に、復活なった友情タッグ「天コジ」が挑む。
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パワーでネジ伏せたい天コジだが、徐々にみのる組の老獪さに取り込まれてしまう…
 
 試合は、真っ向勝負を挑む天コジに、みのる&ケアがインサイドワークでスカしながら反撃する展開。しかし8日に遭遇した交通事故の影響からか、天山の動きにキレがなく、「天コジ」でのファイト自体も本調子といかない様子。それでも天コジは、長年コンビを組み続けた経験値でみのる&ケアに対抗し、試合は30分を超えるロングマッチとなり白熱したが、最後はみのるが天山をタランチュラ式首4の字に捉える間、ケアが小島をTKO→TKO34thの連発で葬り去った。
 試合後、マイクを掴んだみのるに、
「オマエら10年前のタッグだろ!? 出す技も10年前の技、古いんだよ!」
と罵倒され、天コジにとっては最後まで踏んだり蹴ったりの一日となってしまった。
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試合後、得意満面でリングジャックする絶好調GURENTAI。今シリーズもやりたい放題か!?
 観客に「何しに来たんだ!」と叱責されるほどの不調をかこった天山は試合後、「俺のせいや…」と頭を抱え、すっかり自虐モードで意気消沈。その後なんとか気を取り直して、「俺ら、世界で一番強くてカッコいい天コジや!」と、いつもの天山節を己に言い聞かせるようにひと叫びしたが、今後の天山が、事故のショックからくるスランプ(?)を、いつ払拭できるか、気になるところである。
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天山 あんなコジ見たことないわ。俺も今まで散々コジに助けてもらって、次は俺がコジを助けなアカン時に、俺が何もできんかった。ホンマ、コジに悪いことしてしもた。ホンマ俺は今日、何のために来たんや!? 客の言う通りや、ホンマ最悪。あんなしょうもない奴らが持ってるせいで価値落ちてるベルト、俺とコジなら取り返して、もう一度あのベルトに輝き取り戻させることもできると思てたのに。
 正直俺も、事故で体も思うように動かへん。でもそれは言い訳にならんですよ。この悔しさ、絶対忘れることはない! 俺とコジやったら、こっから這い上がってみせる。俺ら世界で一番強くてカッコよくて最高のチーム、天コジやから。…以上です!
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