“喧嘩女王の遺伝子”AYA、3分間を完走のドロー! 母・篠原光も感動! 9・20 DEEP GLOVE 3

 20日、東京・新宿FACEにて、電撃ネットワーク南部虎弾プロデュース『DEEP GLOVE 3』が行われた。
 今大会の目玉として、メインを予定されていた“喧嘩女王”篠原光と、ジョシュ・バーネットのマネージャー兼トレーナーのキック対決は、篠原の交通事故による負傷で対戦相手が変更。その上に当日、なんとプロデューサーの南部氏が「大幅な遅刻」により会場入りが間に合わないという前代未聞のアクシデント(?)も発生し、大会の雲行きが大いに心配された。
 そのピンチを救うために立ち上がったのが、篠原の愛娘・現役高校生のAYA。17日会見のギャルファッションとは打って変わって、スッピンにラッシュガードの女子格闘家モードで闘いに臨んだが、何しろ練習期間はたったの2日。スポーツ歴は小学校時代のバスケットボールのみという、まったくの素人状態で臨むガチンコ勝負に、観る者すべてが心配の眼差しを送った。
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これが“喧嘩のDNA”か!? 格闘技素人のAYAは必死の形相で富樫に立ち向かっていった
 しかしゴングが鳴った途端、AYAはアドレナリン全開で、真っすぐに坊主頭の富樫さちこに組み付く。そのまま組み付いた状態から、「母から伝授された」ヒザ蹴りを放っていくが、それを引き離した富樫から、パンチの連打を浴びてしまう。
 だが、ここから本格的に“喧嘩女王”のDNAが覚醒したか、AYAは一歩もひるまず、ほぼノーガードで富樫との殴り合いに打って出る。そして終了間際、もつれ合いから富樫が先に倒れ、AYAが富樫の足を掴み懸命に寝技を狙っていったところで終了のゴング。
 大方の予想を覆し、AYAが見事3分間を“完走”。試合後には「もっと練習して体力をつけたい」と、格闘技続行宣言とも取れる発言が飛び出し、母・光も「えっ!?」と驚愕したものの「私は邪魔しない」と、娘の今後は本人に任せる旨を明言。とはいえその発言のすぐ後に「まだ学校もバイトもあるし…」と、揺れる乙女心も吐露。ケアマネージャーを夢見て、仙台の高校で介護を学ぶ17歳のAYAが、今後どんな決断をするのか注目だ。
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おデコの傷も気にせず、反省しきりの試合後のAYA。母・光の愛娘を慈しむ表情が実に印象的だ
 当初篠原と対戦予定だったシャノンは、代役として急遽出場の谷山ジム・三上麗子とキックルールで対戦。三上のフットワークを攻略し切れず苦しんだものの、体力とリーチの差で試合を優勢に進め判定勝ち。仕切り直しの篠原戦にも意欲を見せた。
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■電撃ネットワーク南部虎弾プロデュース『DEEP GLOVE 3』
2008年9月20日(土)1部開始13:00(アマチュア大会) 2部開始18:00
会場:東京・新宿FACE
<第10試合 ボクシングスペシャルエキシビションマッチ 3分3R>
-コウジ有沢(草加有沢ボクシングジム/プロボクシング元日本スーパーフェザー級王者)
(エキシビションのため勝敗はなし)
-ヨックタイ・シスオー(プロボクシング元WBA世界ジュニアバンタム級王者)
<第9試合 総合格闘技ルール 76キロ契約 5分2R>
○小池秀信(GRABAKA)
(判定3-0)
●佐久間博彰(マッハ道場)
<第8試合 キックボクシングルール 70キロ契約 2分3R>
●三上麗子(谷山ジム)
(判定3-0)
○シャノン・フーパー(CSW)
<第7試合 キックボクシングルール(ヒジなし) 60キロ契約 3分3R>
●向山 隆(六本木香和)
(判定3-0)
○キングジョー(杉浦グループ)
<第6試合 総合格闘技DEEP女子特別ルール 3分1R>
△AYA(篠原娘)
(ドロー)
△富樫さちこ(チーム☆SPIRITS)
<第5試合 西口プロレス提供試合>
<第4試合 おやじキックルール 79キロ契約 3分2R>
●大林史朗(チーム☆SPIRITS)
(3R判定3-0)
○山本康之(DEEP)
<第3試合 ナイトキング提供試合 73キロ契約 3分2R>
●五十嵐雅(天然水)
(1R0分39秒 KO)
○柏倉康史(池袋フェリーチェ)
<第2試合 総合格闘技ルール 70キロ契約 5分2R>
○KG心斗(マッハ道場)
(1R0分25秒 チョークスリーパー)
●飯島響鬼(六本木香和)
<第1試合 総合格闘技ルール 渋谷クランチ提供試合>
○クランチヒロ(チーム渋谷杉浦グループ)
(1R0分55秒 フロントチョーク)
●ゾンビ西山(チームSカンパニー)