ネオブラッド決勝戦は激闘揃い 廣瀬、齊藤、スティーブが優勝

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 夏のマット界風物詩は『火祭り』や『G1クライマックス』だけではない。パンクラスの『ネオブラッド・トーナメント』が盛り上がらないことには、格闘技界の将来は暗いということになる。
 今年の決勝戦は、いずれも激闘が揃い、会場が大いに沸いたことが特筆される。最後のリングアナを務めた勇退した宮田さんも、満足そうだった。
 写真左から、パスタ屋の宣伝に余念のないフェーザー級王者の齊藤、日本語で挨拶をこなしたライト級王者のスティーブ、メガネ姿でアマチュア丸出しの廣瀬。プロとしてやっていくには課題多し。
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X-Japanを入場曲に使った総合格闘技道場武門會の江泉卓哉は、この日の裏MVPかも。ストライプルの廣瀬勲は、オープンガードをかいくぐってパウンドで江泉の顔面を破壊。陥没した顔のままでも、江泉の心は最後まで折れなかった。また、スタンドの打撃では完全に廣瀬を上回っていた。
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和術慧舟會GODSの齊藤裕俊が打撃で上回り、上になった印象のマスト判定もあってSKアブソリューの田中康友に辛勝。齊藤はラスト1分でフロントチョークを試みるも極まらず。田中は地味過ぎて損している。
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TEAM坂口道場スティーブ・マグダレノのセコンドには窪田幸生と坂口征夫、なんでも「向こうのコーチ、ウラジミール・マティシェンコ」なんだそうだ。対する和術慧舟會駿河道場のAB(青木)は、寝技に引き込むも1R終了寸前のスティーブのパウンド攻撃で試合が止まった。一本決着なのでアメリカ人がMVP賞も獲得。
近藤有己が久々のKO勝利