真壁の反則攻撃は確かにキツかったよ。でも俺はこのハードコアスタイルでずーっとやってきたから。そういう自分の原点を、真壁が思い出させてくれた、っていうのはあったよね。俺の土俵に入り込んで、俺をここまで流血させて苦しめることができるのって、アイツしかおらんのちゃうか? 俺がこの血生臭いスタイルでやってきたのが15年、でもアイツは今みたいなスタイルに転向してまだ2~3年やろ? そのキャリアで俺の土俵で闘えるのはアイツだけかもしれへん。それは素晴らしいよ。アイツと試合しててキツかったけど、楽しかった。
今回は新日本から真壁と中西、DRAGON GATEから望月、大日本から(関本)大介と、他団体から強豪が続々参戦してきてるからね、その中で優勝するのはそりゃ大変よ。俺も「3連覇する」って宣言したけど、やってみなわからんっていうプレッシャーは当然あったよ。途中大森に負けてペースが狂ったこともあったし、決勝も真壁の言う「血祭り」になってしまったかもしれへん。でも刀は、今ここにあるから!(と、傍に置いていた火祭り刀を大きくかざす)。
この刀持って、一年団体を引っ張っていかなアカンというのは、そら苦しいかもしれんけども、でも俺にはそれは凄いやり甲斐やし。3連覇したら、次の目標は当然4連覇。プレッシャーは当然、今からあるよ。4連覇に向けての決勝戦の相手が、初優勝目指してる奴やったら、俺にとってはアウェーのリングになるかもしれん。でも俺はやるからね。
俺がこうして結果見せたことで、俺のパートナーである大谷晋二郎もね、団体背負ってG1闘ってくれると思うよ。でもね、俺はあえて言うよ。G1に出場する火祭りのメンバー…、大谷だけじゃなく、中西でも真壁でもええよ。誰でもええ。優勝してこい! 優勝した奴と、「G1王者vs火祭り王者」として闘いたいね。
火祭り刀は三たび、田中の元へ。熱い闘いを満足げに語る田中
「大谷でも誰でもいい、火祭りメンバーでG1獲ってこい!」 8・3火祭り決勝、田中将斗優勝後のコメント
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