写真:fuck 忌中 20日通夜、21日告別式のTシャツ
関西インディーマニアの聖地、J2K道場での興行は20、21日に忌中・通夜、告別式と銘打たれ終焉を迎えた。FU☆CK!名物の公園バトルが毎度のバカバカしさながらも、特に目に留まったので取り上げてみることにしたい。
恒例の公園へ向かうレスラーにレフェリー、それを映像記録する白鳥オーナーにと、観客達の姿は知らない一般歩行者から見ると、映画の撮影なのか何なのか!? ウルトラマンのようないでたちの全身コスチューム男に、体の相当ごつい覆面男を囲む得体の知れぬ異様な集団と映ってしまうのであろうか。地元の〇〇町の町内会の糾弾議題にあがることがないか心配である。
「プロレスはセンスが8割の競技」という、知る人ぞ知る名言を残した岸和田兄やんは笑いのセンスにも充分過ぎるほど長けているのだ。インディー出身のレスラーでは最も振り幅の広い御仁である。
公園バトルでのウルトラマンロビン対マグニチュード岸和田の知らぬ間柄ではない両雄のバトルは、お祭り感覚のばかばかしくも面白い展開となり、この場限りではなく今後も”迷勝負数え歌”として昇華させていただきたいものだった。
公園より出た後の両雄の国道〇〇線の歩道バトルの内容は、何らかのクレームを呼び込みかねないことから記すのはためらわれるので自主規制とさせていただくとする。
岸和田が購入?したペットボトルのお茶をロビンにぶっかけたが、「メカマミーのようにはメカではないので、さすがショートすることはなかった。」とだけ伝えておこう。とにかく絵図が傑作なのである。後に発売されるDVDを購入するしかない。当日来場した参列者たちは不謹慎ながら!?拍手喝采で笑いころげていたものだ。
なお女性ファンから見ても有難がられる事はない勇気ある?男性のあられもない姿もお目見えされており、タブーに果敢にも挑戦する??FU☆CK!プロレス。そして優良興行師・白鳥翼恐るべしである。
その後さらなる驚愕のシーンを、ごくわずか数名の者だけが目のあたりにした。
それは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。公園に、歩道バトルを終えてJ2K道場に戻ろうとするロビンの姿を、近所の家の放し飼いされた可愛い犬が見とめた瞬間「ビク!」と過剰反応を示してきびすをかえしてすかさず逃げ去ってしまった。ちなみにその時デスティニーポーズを犬に決めていたとしたらどう反応していたのであろうか?
さすがの(名古屋の)英雄も犬の視点ではおっそろしい悪者に映ってしまったのであろうか、もしかするとダダやメフィラス星人やゼットンなら逆に擦り寄ってきたのであろうか、ある種、社会勉強!?となる1シーンであった。
こんな場面満載であるから、FU☆CK!プロレスは映画か叙事詩のようなのだ。
写真は、可愛いワンちゃんの瞳にウルトラマンロビンの姿が映ったであろう瞬間をキャッチ! 着ぐるみショープロレスの第1人者ロビンは、小さい体ながら存在感は『別格』である。彼への声援の高さはFU☆CK!のマットではひときわ高い。今後の南国沖縄でのハ〇ンチ英雄活動もおおいに注目されるところだ。
キラー’トーア’マスター(通称キラマス)今日も健在です。
FU☆CK!プロレスはプロレスラーも関係者もファンも三味一体で楽しめる独特の味のあるプロレスを提供している。そしてパンクラスミッションの富宅飛駈やマグニチュード岸和田のような大物レスラーの違った1面を体感できる稀有(けう)なプロレス空間なのだ。
地元関西での開催はしばし待たれよ!