吉田秀彦対モーリス・スミスが決定!6・8戦極~第三陣~さいたまスーパーアリーナ

 吉田秀彦自らが「おやじ対決」と形容したメインイベントが発表された。
 戦極を主催するWVR(ワールドビクトリーロード)は20日都内ホテルで記者会見、6月8日(日曜)にさいたまスーパーアリーナで開催される『戦極~第三陣~』の対戦4カードと、出場予定選手を発表。
 
 注目の吉田秀彦は、伝説のキック・ボクシング王者にして、第二代UFCヘビー級王者であるモーリス・スミスとの対戦が決定。このカードが決定する前からロシアにて特訓中というスミスは、「感動と興奮でいっぱいで、相手が吉田戦ということで二重の喜び。ロシアより愛を込めて」と、談話を寄せている。
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 吉田はスミスの試合を「見たことない」とし、「これからビデオを見て研究する」としたが、「自分より年上なので負けられない」と決意を述べた。スミスと言えば髙阪剛とのアライアンスで知られるが、「あのおやじ、なかなかやるよ」と聞かされたことを披露。「スネが痛いらしい」と打撃に警戒する。
 すでに近藤有己とのコンビで知られる田代勝久トレーナーをボクシング・コーチとして使っており、「本日もミットで息を上げる練習をしてきた」と発言。当日は道着をつけて戦うことになりそうだという。
 ちなみに道着ということでは、鮮やかな日本デビューを飾ったホジャー・グレイシーについて、「ノゲイラ・タイプかな。彼とやるんだったら道着は脱がないと」と対策を述べた。
 「あとどれだけできるかわからない。来年は40になるんで、ノッてるうちにやりたい」と、近い将来の対戦もほのめかしている。
 
 ”野獣”藤田和之対”鉄人”トラビス・ビューのカードも発表された。藤田は「私はチャレンジャー、ぜひ挑戦したい」と、YAMMA PIT Fightingでリコ・ロドリゲスら強豪を退けてトーナメントに優勝したばかりのトラビス戦を歓迎。トラビスのほうも、「藤田の試合を見てきたがエキサイティングな試合をする。当日もそうなるだろう」と談話を寄せていた。
 なお、第三陣はヘビー級カードが3つ並ぶことになるが、吉田は「体重は気にしてない。自然に落ちればいい」と、前回問題となった増量を意に反さなかった。
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「キャラじゃない」、リング上で頼まれたら「藤田にやってもらう」と抵抗したものの、最後はカメラマンの注文に応じて「戦極ポーズ」をやってみせた吉田。
 三崎和雄の対戦相手は、マイケル・コスタ戦がすでに発表されているニック・トンプソンからの刺客として、ローガン・クラークとの対戦が決定。
 三崎は「最初は知らない選手だったが、調べてみて立ってよし寝て良し。身長が188cmもあるのでやっかいな相手だ」と分析。『第二陣』でGRABAKAの佐々木有己が一本負けしたジョルジュ・サンチアゴ戦を「悔しさが冷めないうちに」と早期対戦を熱望したが、昨晩は『DEEP35 IMPACT』後楽園ホール大会にて横田一則、福田力が敗れている。「GARABAKAの負けを取り戻す、モチベーションになっている」と決意表明していた。
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三崎は『第二陣』を振り返って「お客さんとひとつになりたい。パフォーマンスのできる郷野さんに帰って来て欲しい」と大会の改善点を述べた。
【イベント概要 戦極~第三陣~】
6月8日(日) さいたまスーパーアリーナ 開場16:00 開始17:00
【決定対戦カード】
吉田秀彦(吉田道場)
vs.
モーリス・スミス(米国/Mスミス・キックボクシング・センター)
三崎和雄(GRABAKA)
vs.
ローガン・クラーク(米国/ミネソタ・マーシャルアーツ・アカデミー)
藤田和之(藤田事務所)
vs.
トラビス・ビュー(米国/エリート・パフォーマンス)
チェ・ム・ベ(韓国チーム・タックル)
vs.
マーシオ・“ペジパーノ”・クルーズ(ブラジル/グレイシー・フュージョン)
【発表済対戦カード】
<ウェルター級>
ニック・トンプソン(米国/フリースタイル・アカデミー)
vs.
マイケル・コスタ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
【出場予定選手】
ドゥエイン・ラドウィック(米国/ハイ・アルティチュード)
ファビオ・シウバ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
ホドリゴ・ダム(ブラジル/アライアンスBJJ)