■ FEG “HEIWA DREAM.3 ライト級グランプリ 2008 2nd ROUND” 速報
第8試合 ライト級GP 二回戦 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
○宇野 薫(2R 1分39秒 チョークスリーパー)石田光洋×
静かな立ち上がりから、試合が動いたのは宇野のアッパーが炸裂、そして右を叩き込む。石田、鼻血でドクターチェック、かなり血が出ている。石田が無尽蔵のスタミナで殴られてもひたすらタックル、テイクダウンで勝負を仕掛けてくる。1R終了前にバックを取りチョークを仕掛けるが宇野に逃げられる。しかし2R、壮絶な決着を迎える。タックルからバックにつく石田だが、宇野がじわじわと絡みつく様にバックにまわりそのままチョークスリーパー、石田、たまらずタップアウト。宇野は珍しく喜びをあらわにし、石田は泣き崩れた。メインがしっかり締まった大会だった。
第7試合 ライト級GP 二回戦 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
○エディ・アルバレス(判定 3-0)ヨアキム・ハンセン×
事実上の優勝決定戦。いきなりアルバレスの右ストレートが炸裂しハンセン、ダウン気味に倒れる。その後5分前後にもアルバレスの右フックでぐらつくがハンセン、冷静さを失わない。テイクダウンはアルバレスだが、じわじわ打撃でハンセンが攻めてくる。ベテランの上手さか。2Rはハンセンがペースを握ってくる。ハンセンが変形の三角締めで追い詰める。疲れの見えるアルバレスにラウンド終盤、ハンセンの腕十字。アルバレス、からくも逃れる。ラウンドの最後でアルバレスのハイキックが炸裂するがハンセン倒れず試合終了。あまりの名勝負に観客も立ち上がって歓声が。判定は1Rでリードしたアルバレスだったが、両者、素晴らしかった。
第6試合 ライト級GP 二回戦 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
○川尻達也(判定 3-0)ルイス・ブスカペ×
試合前から予想された展開。ブスカペがテイクダウンを狙い、ダメでもガードに引き込む。川尻は堪えて打撃を入れるが単発、というかブスカペが連打を打たせない。相手の攻撃を殺す上手さですり抜ける。2Rは川尻が上を取り、パウンド。いい打撃が入るが決定打にならず。ラウンド後半にはブスカペがバックをとってチョーク狙い。川尻、脱出した所で試合終了。判定は川尻だが、強さは感じられず、またしてもつまらない試合だと印象付けてしまった。
第5試合 ウェルター級チャンピオンシップ代表者決定戦 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
○ニック・ディアス(1R 6分45秒 TKO)井上克也×
五味をタップさせた事で有名なディアス。スタンド、ボクシングで追い詰め井上は顔面から出血。そのままテイクダウンで上を取るディアス。井上の鼻の出血でドクターチェック。その後もディアスがジャブ、フックとコツコツ当て続け、井上はふらふらで立っているのもやっと。井上陣営からタオルが投入され、ディアスTKO勝利。
第4試合 ライト級 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
○中村大介(2R 1分5秒 TKO)チョン・ブギョン×
再びかなり地味なカード。スタンドからバックをとってからみつき腕十字を狙うチョン。なんとか立ち上がった中村はスタンドで優位に立ち、再びグランド。両者、腕十字を狙い続ける展開に。1R後半にはお互いに足関節を狙うがそのままで終了。2R開始早々に中村が腕十字を狙うがチョンがかわす。しかし直後、スタンドで中村の右ストレートがチョンを打ち抜いてダウンを奪い、そのままパウンドを入れてレフリーがストップした。
第3試合 ミドル級GP リザーブマッチ 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
○メルヴィン・マヌーフ(1R 4分8秒 TKO)キム・デウォン×
派手な試合で人気のマヌーフに対し、ガルシアに逆転勝ちしたキム。キムが組み付くがテイクダウンを許さないマヌーフ。しかし離れた所でキムが打ち合いに挑む。この展開にマヌーフが面食らい後ろに下がるとそこを捕まえてテイクダウンするキム。しかし体勢を入れ替えてグランドで強烈な膝蹴りを叩き込むマヌーフ。これで勝負あり。あとはマヌーフがグランドでパンチラッシュ、レフリーが止めた。
第2試合 ミドル級GP 一回戦 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
○ジェイソン・ミラー(1R 6分57秒 TKO)柴田勝頼×
その狂人ぶりが話題になってるミラー。1R、首相撲から膝、テイクダウンでマウントを取ってピースサイン。ミラーの腕十字はなんとか逃れた柴田だったが、その後も一方的に子供扱い。ミラーのグランドでの強烈な膝蹴りで柴田は完全に虫の息。その後、マウントからバウンドでレフリーがストップ。
第1試合 67kg契約 1R10分・2R5分(インターバル90秒)
○山崎 剛(判定 3-0)昇侍×
何故か地味なカードを第一試合にもってきた。山崎がテイクダウンして上に。鉄槌を落として攻めるが昇侍も返し打撃を叩き込む。ポジションでは山崎、ダメージでは昇侍という感じか。1R終了直前に山崎の腕十字が極まるが昇侍が耐える。2Rも最初に上を取るのは山崎だがそこから展開が無い。返してどこからでも飛んでくる膝など打撃で攻めるのは昇侍。顔面を腫らしてるのは山崎だが、ポジションを取った山崎の判定勝ち。