これぞFU☆CK!プロモーションの真骨頂 和歌山大会速報

 インディー好きにはたまらない、はちゃめちゃなイベントがFU☆CK!プロモーションである。噂の「アンビリーバブル・タッグトーナメント」参加選手は、既報とは異なりタッグチームの組み合わせが一部で変更になってしまった。
吹本賢児、ネクロ・ブッチャー
キラー’トーア’マスター、244(つよし)
ウルトラマン・ロビン、マンモス半田
スタンガン高村、安倍健治
ザ・ニンジャ、グレート・カイザー
マッドマン・ポンド、富宅飛駈
マンボ慎太郎、死二神酋長
MASADA、内田祥一によって争われた。
 往年の全日本プロレスの最強タッグリーグの開会式で流された曲「オリンピア」で開始を告げたタッグトーナメント。近年においては遊び心のあるDDTのKODタッグトーナメントでもおなじみの曲である。
 すさまじく楽しめて、笑えて、迫力や恐怖を味わえたうえで約3時間の幕が下りた。
 数々の夢の対決が、かつ愉迷(笑!)の対決や、異次元対決が続々実現。これぞまさしくFU☆CK!プロモーションの真骨頂である。
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開会式では吹本賢児が早速かき回して一波乱(上)、いまやFU☆CK!の重鎮といえるマンボ慎太郎。本当は素人で普通の素敵なおとっつあんである。ハンサムな凶暴大型外人選手MASADAにイスを顔面にぶつけられて非常にトホホで気の毒な事ではある。(おい明日の仕事は大丈夫なんか!)2人が対峙したときには、違った意味での恐怖が幾ばくかの観客によぎったのは言うまでもない。(中)
 レフェリーもがおもくそ蛍光灯でしばかれ、リングアナも襲撃され、U系戦士も蛍光灯でついでに頭をしばかれ、トイレの乱闘劇もあり、凄絶な仲間割れもありの、ぶっ跳んだスペクタル絵巻と化した見どころの多い(突っ込みどころも含む)大会であった。
 どのレスラーの暴挙であったか、どんだけ面白かったかは必要以上にあえて詳細しないでおく。プロレスマニア特有の想像力をぜひ働かしてほしい。なお確認したい方は後々発売されるDVDをぜひ購入してみてはいかがだろうか。当日感染、もとい観戦した方も2次体感を、関心があったが会場に行くことができなかった方にとっても見所満載のお宝映像。これぞ保存価値ありであろう。
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244とネクロ・ブッチャーの奇妙な一幕。 「DVDもこうていや、損はさせまへんで~」
 スペッシャルタッグマッチでの人気者、塩ちゃんこと塩田英樹とキラー’トーア’マスターとの試合終了後の熱い激情(劇場)や、マッドマン・ポンドについていた美人(強調!!)女性マネージャーさくらの、なかなかタイミングのよい動きやコスチュームにも要注目だ。百聞は一見にしかずである。
 なんといっても今大会最もインパクトを感じたのがW☆INGの申し子、吹本賢児であろうか。おおいに、入場式に試合にと見事なほど、かき回してみせ盛り上げてくれた。今年こそは浮上の年となるであろうこの男には目が離せない!
 何度も痛い目にあいながらも最後まで見事に務めを果たしたレフェリーのミスターMKをはじめとするスタッフの貢献も見逃せないところである。そしてなにより自分が観たいものをお客様に提供し、乗りのよいファンとのより良い相乗効果によって理想的独自の空間を築き上げている代表の白鳥翼は恐るべし!である。
 大会を観戦して思ったのはこれもある種のプロレスLOVEなのであるということ。観客すべてが満足して帰路についたであろう喜怒哀楽に満ち溢れたFU☆CK!プロレスは、ほんまに幸せ万々歳なのである。
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巨乳マネージャーさくら、狂える高村、ポンドとネグロの二階での乱闘
突然ですが関西の誇る?FU☆CK!プロモーション大会決定のお知らせです
FU☆CK!プロモーション恒例のタッグトーナメントはユニークな面子が多数集合