かつてヒゲ議員こと馳先生が、「女子プロのあの技は危険すぎる。受け身がとれない」と非難していた北斗晶の必殺技、ノーザンライトボム。現在の使い手は北斗のダンナにしてヒゲ議員の元相方の佐々木健介だったりするわけだが、この技の起源について面白い仮説を思いついたのでここに披露する。
かつてボディスラムが下手だったスタン・ハンセンは、ボディスラムに失敗してブルーノ・サンマルチノの首を折ってしまった。ハンセンはその事故を逆にギミックとしてウエスタン・ラリアートを編み出し、のし上がっていくわけだが、注目すべきはこの事故である。
ボディスラムで首を折るというのは、ボディスラムの体勢から首から落としてしまったということであり、それを故意に技として決めれば、ノーザンライトボムそのものではなかろうか。
北斗がこの技をこういった経緯で思いついたのか、偶然発見したのかまではわからないが、いずれにせよ史上初のノーザンライトボムの使い手はスタン・ハンセンということになるのであった。
すぎたとおる 山口敏太郎事務所