コナンがTNAを人種偏見と差別で提訴 WCW訴訟の再現か

 メキシカン・レスラー間では親分的存在であり、ブッカーもこなせるコナンが、ついに人種偏見と差別を根拠にTNAを訴えた。
 この日、インディアナ州エバンズビルではTNAのハウスショーが行われ、観客は大満足していたという。元全女のアメージング・コングことオーサム・コングが、巨乳王者のODBをアッサム(オーサム)ボムで下し、メインではカート・アングルがクリスチャン・ケージと熱戦を繰り広げたが、舞台裏ではコナンが、WCW末期にサニー小野がメキシカン・レスラーを巻き込んで起こした人種差別訴訟を繰り返していた。
 訴訟には人種偏見の根拠として、スコット・スタイナーの手術代は支払われたのに、コナンやロン・キリングスの治療費は約束にも関わらず未払いだったことも記されているとのこと。
 被告としてジェフ・ジャレット、ダッチ・マンテル、ビンス・ルッソー、テリー・テイラーらの名前が明記されており、特にルッソーは、WCW時代も「日本人嫌い」などと訴訟でも指摘された過去があるだけに、対応が注目される。ちなみに、TNAマネージメントでいかに薬物汚染がまん延しているかも訴訟に大書されているとのこと。
 コナンはついにタブーに挑む決意のようだ。