アントニオ猪木ちょっといい話にこういうのがある。
「新人時代の猪木はリキパレスに住み込みの練習生だったが、リキパレスの隣は連れ込み宿(今で言うラブホテル)。のぞきをしているうちにガマンできなくなった猪木は給料を握りしめてリキトルコに走り、童貞を喪失した」
自分で払った給料を自分のトルコで巻き上げる、力道山のビジネスセンスがキラリと光るエピソードであるが、実話ではない。
リキパレスの中にリキトルコという施設は確かに存在した。しかしそれは現在言うところのソープランドなどではなく、トルコ風本格スチームバスであったのだ。
この誤解を晴らさぬことには、童貞喪失のエピソードを捏造された猪木はもちろん、先日もタイガー・天龍戦を見事に裁いたユセフ・トルコ(78才、おヘソの下は40才)の怒りが爆発しそうなのであえて真実を暴いておく。
写真はリキパレス跡地の現在の姿。
すぎたとおる 山口敏太郎事務所
力道山のリキトルコ伝説と猪木の童貞喪失
国内プロレス
アントニオ猪木, 力道山