大阪プロレスにダンカン乱入!20年前のTPGプロレスを語り出す・・・

 大阪プロレス東京物語<ストーリー>・第8弾の第二試合、スペル・デルフィン、えべっさん、松山勘十郎の3WAYルール試合後、阪神タイガースファンということで来場していたダンカンを松山勘十郎が挑発。
 「TPG(たけしプロレス軍団)の真相が知りたい」と迫ったところ、マイクを握ったダンカンの独演会が始まった。
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「社長、悪いのはアッチです!」 元お笑い芸人の吉田レフェリーが蝶になったり謝ったり
 両国国技館が暴動になったビッグ・バン・ベイダーのデビュー戦。
 マスクのサイズが合わず、結局は素顔のまま闘ったこと。リングに上がろうとする際、ダンカンはギャグで躓こうとしただけなのに、でっかい新日の若手につかまれて「大丈夫ですか」と言われてしまったこと。当初東スポに載った謎の怪人ベイダーのシルエットには、相撲力士が使われたことなど、聞かれてないことまでしゃべり出した。
 松山勘十郎が、「それで(スペル・デルフィン社長の出身とされる)TPGはどうなったんだ?」と突っ込むも、「最初は猪木対長州だったんだけど・・・」と、なぜか20年前の暴動事件を客席に留まったまま延々と話す映画監督のダンカン。
 
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 ガチでプロレスファンのダチョウ倶楽部・上島竜兵が 怒って投げつけたコーラ缶がダンカンに当たったエピソードを嬉々として語るのはよいが、ここは後楽園ホールではなく子供づれの多い大阪プロレスの会場だ。客筋がどこまで内容を理解したのか、はなはだ疑問が残ったハプニングであった。
 プロレス会場での「たけし軍団」は、20年の歳月を経てもKYだったのである。

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 第1試合では「大阪ハリケーン」大会で素顔になったブラックバファローこと山田圭介が、IWAジャパンとゆかりの深い新宿の地に凱旋。タコヤキーダーに快勝している。

 第4試合は「大阪名物世界一選手権試合」。王者のくいしんぼう仮面にミラクルマンが挑んだが、執拗なミラクルストレッチ950号に、ついにくいしんぼう仮面が堕ちてしまうという衝撃のエンディング。なんと東京の地で、かの名物ベルトが移動してしまった!

 メインイベントはタイガースマスク、ゼウス、原田大輔と、悪の軍団BFのゼロ、GAINA、小峠篤司の大熱戦。残念ながら正規軍は負けてしまったが、東京初登場のゼウスがマイクを握って雪辱を誓い、新宿での定期興行をアピールして興行を締めている。

 次回の大阪プロレス、新宿FACE大会は5月11日(日曜)だ。
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