SENGOKUの侍 集う! 日本人必勝祈願と決起表明

 本日、3月5日に代々木競技場で行われる戦極-SENGOKU-に出場する日本人選手6名の決起会見が都内で行われた。
 最初に登場したのは、株式会社ワールドビクトリーロードの木下直哉社長。そして、今回審判長を勤めることになった、梅木審判長。
 社長は、「今回、こんなにすごい選手達が集まってくれた。この選手達であれば、自分の理想とする、リアルな試合をファンに見せてくれるだろう」と、ファンだけでなく自分も楽しみにしているという様子であった。
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川村亮、三崎和雄 協賛は木下工務店 CWEなど
真っ黒に日焼けした藤田和之、梅木審判部長
 引き続いて、選手が裏から現れた。
「試合が楽しみで仕方がない。またこの楽しみな気持ちが見ている人にも伝わるような試合がしたい」と述べたのは、今回の日本選手人の中では一番若手の川村亮選手。相手の選手は、アントニオ・ブラガ・ネトというこれまた新人の選手。しかし今までの試合では負けなしと言う経歴を残している選手。その傷無しの選手に大きな傷をつけることが出来るのであろうか。
 そして次は、今回の試合の3番手を勤める瀧本誠選手。彼は川村選手と同じく、「試合が楽しみだ。ファンの皆さんが熱くなるような試合を見せたい」とのコメント。
 三崎和雄選手は、「本物の試合を見せたい」と言葉は少なめだが、自信とやる気を漲らせていた。今回も「日本人は強いんです」の一言が聞けるのか。期待したい。
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ドンキホーテ提供「戦極」 國保尊弘広報(右)はサプライズ予告
 この6人の中でも注目度が高めだと思われる、長らく活動を休止おり、今回の試合がプロ復活戦となる、五味隆典選手。体調はかなり良いらしく、「1番の試合を見せたい。そして、インパクトのある試合にしたい」と期待の持てる発言をしてくれた。彼にとって重要になるであろうこの試合。またあの“スカ勝ち”を見せてくれるのであろうか。
「たった一度の人生なんだから、面白い試合にしなくてどうするんだ」と自信満々な様子を見せてくれたのは、藤田和之選手。前回のK-1 PREMIUM 2007 Dynamite!!では実現できなかったvsピーター・グラハム戦。いわゆるドタキャンをされたピーターはきっとおかんむりのはず。怒りを力にして挑んでくるであろう。彼をどう返り討ちにするのか。熱い試合になりそうである。
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 最後は、この戦(いくさ)の大将である吉田秀彦選手。
 彼は「他の選手に負けない試合がしたい」「このメンバーで面白い試合にしたい」とコメント。言葉は謙虚であったが、表情は必ず「する」と言わんばかりのものであった。
 大将となると、相手の選手ももの凄い。青い目のケンシロウと称されるジョシュ・バーネット。基本スタイルはレスリング、柔道、ムエタイというさまざまな格闘技を身につけているという、この選手。どんな手でかかってくるかわからない選手を相手に、いかなる試合を繰り広げてくれるのか。
 不死鳥とケンシロウ、強いのはどちらであるのか。雌雄を決するのに、このSENGOKUという舞台は格好の場所であろう。
 そして、6選手全員の決起表明が終わった後、彼らは木下社長を中心に円陣を組む姿を我々に見せてくれた。
 彼らが力を合わせて作り上げる、この「戦極―SENGOKU―」。何かしらサプライズイベントもあるという話も小耳に挟んだ。大会まで、後6日。今から3月5日がとても楽しみである。