初心者の書くプロレスコラム『プロレス編 其の八』

 見てまいりました。グレート・ムタ vs 蝶野正洋。
 今回は、1997年4月、グレート・ムタがnWoに入るか否かの試合を取り上げることにする。

 前回にも述べた例の、グレート・ムタの姿にまず目を引かれたのだが、それと同じくらい蝶野にも興味を引かれた。
 今流行のちょいわる親父っぽい雰囲気の彼。ムタとは違うかっこよさで魅せ、さらにかっこいい入場曲で観客を酔わせにくる。

 あの曲は本当にめちゃめちゃかっこよくて、この曲が入っているCDが欲しいと思ったのだが、あれは複数の曲をミックスしアレンジしたものらしく、手に入れることは叶わなかった。
 ・・・話を元に戻そう。
 で、彼らの試合だが・・・私の予想通りの結果となってくれた。
 技がとても綺麗に決まる上、受ける方の動きも嫌味なものではなく、十分なほど試合に白熱させてもらった。
 技の点で言うなれば、一番目を引いたのは、グレート・ムタのムーンサルトプレスであったが、蝶野のカウンター攻撃も見物であった。

 二人とも入場の花道に出、グレート・ムタがおもいっきり助走をつけてラリアットをかまそうとしたところ、蝶野はそれを軽く避けて、華麗にケンカキックを繰り出していたのは、本当にかっこよかった。ただ、この花道でのは、必ず返されるというお約束的なものであるらしいが、そんなことは置いておこうではないか。

 あと、グレート・ムタの必殺技である毒霧は何度も出せるということが判明。口に含んでいるものを一発だけ吐くのだとおもっていたのだが、そうではなかったようだ。あれは一体どうなっているのだろうか。

 まぁ、そんな感じで、今回の試合を見て、改めてこのヒール二人のことが好きになってしまった。
 この試合以外にも、本当に沢山の試合映像がある上、グレート・ムタ、いや武藤敬司と蝶野正洋がタッグを組んだ試合もあるらしい。それらも是非見てみようと思う。
 それでは今日はこの辺で。また次回。


梅季颯 山口敏太郎事務所