プロレスにトドメを刺した?読売新聞

 小橋建太の復帰戦、プロレスを愛する者にとっては涙なしには見られない、まさに「人生をこえたもの」(カクトウログさんより引用)でした。ただもうひと言、「小橋選手、ありがとう」
 小橋復帰戦が行われたまさにその日の午後4時、1週間前の11月25日に行われた「ハッスルマニア2007」の模様がテレビ東京系で放送されました。世の中にはノアが好きな人、IGFが好きな人、ドラゲーが好きな人、いろんな嗜好の人が存在するので、「ハッスルマニア」が面白くなかったとは敢えて言いません。横浜アリーナが”満員”になったんだから、きっと好きな人はいるんでしょう。
 その「ハッスルマニア」を紹介する読売新聞のラ・テ欄紹介文がこちら。
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読売新聞12月2日ラジオ・テレビ欄
 曰く、「素人がプロレスラーに勝つという虚構の究極の形」。
 曰く、「彼らの見せ場はプライドを捨ていかに笑い者になれるかという一点」。
 曰く、「この見事な開き直りの前には低俗だという非難もおそらくむなしいだろう」
 力道山が導入し、アントニオ猪木が育て、前田日明とUWFの仲間たちが完成させた「真剣勝負としてのプロレス」は、全国に1000万人の読者がいる読売新聞に掲載されたこの「レスラーたちが迫真の演技」という記事によってトドメを刺された、と言っていいのではないでしょうか。