松本幸代のミルブロ!

12月17日
以前から、コラムなどで「女子キックの一大トーナメントが開催されないだろうか」とちょこちょこ書いていたのだが、いよいよ来年、実現しそうだ。
J-NETWORKがミニフライ&フライの2階級でベルトを新設。3大会にわたるトーナメントが行われることになったのだ。嬉しいのは、J-NETはもちろん、全日本キックやNJKF、また新日本キック主催の「ANGEL‘S」、「天空」など、他団体や様々な女子キックイベントで活躍する女子キックボクサーたちが一堂に会することだ。
激戦必至なのがミニフライ級。“J-NETのアネキ”大島椿を筆頭に、その大島を苦しめた美形ファイター・岡田敦子、全日本が誇る“世界一「押忍(おす)!」が似合う女子キックボクサー”星野久子、さらにスマックガールなどで活躍する女子総合格闘家・吉田正子…。私からしたら、誰がどう絡んでも「一度は見たかったカード」になる。本当に楽しみでしょうがない。
トーナメント絡みではないが、J-NET女子のエース・グレイシャア亜紀や、“最強ママさんファイター”NORIKOも参戦の予定。最近、新鋭の選手が続々と出てきている女子キック界だけに、グレイシャアやNORIKOには、どんどん“新鋭潰し”をしてほしい。潰されて這い上がってきた者こそ、近未来のエースとなる。
開幕戦の2月4日、続く二回戦の3月31日とも新宿FACEで開催され、5月20日の決勝ラウンドはディファ有明。こんなにいい舞台をもらったからには、「参加することに意義がある」的試合など観たくない。女子キックボクサーの皆さんには、全身全霊でベルトを狙っていく姿勢をぜひぜひ、見せつけてほしい。
国内で女子キックのベルトが制定されるのは、実は史上初。だからこそ、だからこそ一人ひとりが全力で闘い、このベルトの価値を高めてもらいたいのだ。
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