松本幸代のミルブロ!

【賀状問題】
毎日自転車操業なので師走という感じがまるでしないのだが、事務所FUSEのBOSSであるスポーツライター布施鋼治さんから「今回はどうする? どうするの?」と焦ったような業務連絡が来ると、さすがに「なるほど師走か」と実感する。
「どうする?」とは、もちろん年賀状のことだ。
 いつも格闘技に関わる写真と、煙に巻くような格言をセットにしてデザイナーさんにレイアウトしてもらっていて、2007年の年賀状で4枚目になる。「煙に巻くような格言」が私の担当だ。
 2004年… 今日の涙は明日流せ
 2005年… 極めることの難しさ 極めた先の果てしなさ
 2006年… あの頃かいた汗と同じか
 すべて、街をゆらゆらと歩いている時や電車に揺られている時にポンと思いついたもので、「もしかしたら、物凄く深いのかも?」と思わせつつ、実はたいしたことない、でもでもひょっとして本当は深いの? というほどの煙に巻き方だ。
 格言を作ったからには、今年1年これをモットーに頑張ろうと思うのだが、覚えているのは1月いっぱいぐらいのもので、実はこのブログを書く時にも「2006年はなんだったっけ?」と取っておいたはずの年賀状を探し回った。さすがはケムに巻くような格言だけに、ケムリのようにあっさり記憶から消えていく。
 夢に向かってまっしぐらに、何を疑うこともなく、汗を流した時代がある。
 今年1年、私はあの時代と同じピュアな汗を流せただろうか…。
 と、今になって今年の格言を思い出し、この1年間を振り返ったりなんかして。遅いね。
 さて2007年の年賀状だが、ついこの間、駅のホームでポンと思いつき布施さんにすぐさまメールで送ったので、格言のほうは心配ない。自分ではすでに忘れてしまっているのだが、とりあえず布施さんさえ覚えていれば心配ないし、問題ない。と思う。
 あとは写真。そしてデザイナーさんへの発注。そして宛名印刷。そして投函。年末までワチャワチャと忙しくて、やっているヒマがなさそうなので、これも例年通り三が日に粛々と作業することになりそうだ。
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