河野真幸vs.征矢学は王座戦へ!タッグはカズ&​鼓太郎vs.稲葉&児玉!1・8W1後楽園ホール​大会

 都内GSPメディアセンターにて、2017年1月8日の後楽園ホール大会にてシングルマッチが決定していた河野真幸選手と征矢学選手の一戦がWRESTLE-1チャンピオンシップに変更となったことを受け、改めて両選手が記者会見を行った。果たして両選手の現在の心境とはどのようなものなのか。

▼以下、選手コメント

河野真幸選手
「まぁ彼が最強タッグ優勝したとのことなので。プロレス界では素晴らしい実績だと思うのでチャンピオンシップ、このベルトを賭けてね。本人が実績、実績と言っていたので、これで問題ないと僕は思っています。2017年一発目はこのベルトを賭けて思いっきり戦って勝ちたいと思います」

征矢学選手
「昨日の最強タッグ、決勝戦で。大森さんとGET WILD再結成しまして優勝することができました。WRESTLE-1の実績ではないですけどプロレス界を通して大きな実績だと思っておりますので。これを実績として私は1月8日の後楽園ホール、2017年の一発目、河野さんと勝負します。以上です」

▼以下、質疑応答
―昨日の千葉大会で河野選手は征矢選手が世界最強タッグリーグを優勝したという事について疑いの言葉を投げかけていましたが、なんらかの方法でその情報を得たのでしょうか?

河野真幸選手
「そうですね。一応帰りに。僕の二つ折りのケータイで調べて。そしたら優勝したっぽい写真、大森さんと映っているのがあったので。一応そうなんだな、と」

―シングルマッチが王座戦に変更になりましたが、改めて征矢選手についてどのように感じていますか?

河野真幸選手
「まぁ彼も実績実績言っていましたけど、もともと過去のチャンピオンで歴代チャンピオンの中にいるのでもうすでに実績はあると思っています。だから手間がなくなってよかったです。少なくとも2回やることはなくなったので」

征矢学選手
「ちょっと待ってください。実績って…じゃあ私が挑戦表明した時にすぐに受託してくださいよ」

河野真幸選手
「いやお前が自分で言ったんでしょ?実績を積んでWRESTLE-1のチャンピオンシップに挑戦したいって。自分でハードル上げて」

征矢学選手
「いや言ってないでしょ?勝手にハードル上げたんでしょ?」

河野真幸選手
「いや上げたのお前だよ。自分でずーっと実績実績言ってたんじゃん。俺はお前の実績が足りないなんて言ってるわけじゃないもん」

征矢学選手
「そんな事言ったら、じゃあ私は最強タッグ出なくてよかったって事ですか!?」

河野真幸選手
「いや勝手に出たのお前だろ?」

征矢学選手
「いや…これはこれで置いといていいです!とりあえず、実績関係なしに挑戦できたならオッケーって言ってくださいよ!どういうことですか!?」

河野真幸選手
「いや実績って言ってたのお前でしょ?自分で持ってくるって言ったから、じゃあガンバレって。見守ってたよ、俺は」

征矢学選手「…くそぉ」

―今のようなお話がありましたが、征矢選手は王座戦が正式に決定した現在はどのような心境でしょうか?

征矢学選手
「いやでも実績、実績と言っている中で、それとは別でまた最強タッグに出て大森さんと優勝したことに関してはやはり自信というか。今年欠場して復帰したばかりだったので。試合に関しての自信という部分では出る前より出た後の征矢学の方が多少、いや30倍、30ワイルド倍、そのくらいは自身がついたのかなと。ただもう一つ俺に必要なものがあるとすれば百八つの煩悩があるこの世の中。もう時期的には百八つの煩悩を全て洗い流したときに真の勝者に私はなるのではないかと思っております。だから百八つの欲望とか…そこのあなたいろんな欲がありそうですけど。でも人間の欲があるでしょ?性欲にしても食欲、睡眠欲、いろんな欲を洗いざらい流してやりたい。そしたら必ず私はもう一度、もう一段上のワイルドにいけるんではないかと思っております」

―百八の煩悩っていうのは食欲、睡眠欲などの他に征矢選手の中には何があるのでしょうか?

征矢学選手
「…歩きたくないよ欲、とかもあります。買い物欲とか物欲もあるでしょ?そうでしょ?この世の中皆さん今パソコンいじったりカメラいじったりしてるでしょ。これだって原始時代だったら全くないものですよ?これはもともとあるもんじゃないんですから。こういう物に皆さん頼りすぎて、ケータイをいじりすぎて情報を得ている。それが当たり前だと思っているでしょ?原始時代はそんな事当たり前じゃないんですよ。原始時代の生活をしたことあるんですか?」

―ないです。

河野真幸選手
「お前もないだろ」

征矢学選手
「え?何ですか?いやいや気持ちは原始時代みたいな生活ですよ。ようするに108欲があるんです。それを今言ったようなパソコンを使って調べればいいでしょ?」

―河野選手は、現在のWRESTLE-1では若手世代との戦いが中心になっている中で征矢選手が挑戦者となることについてはどうお考えですか?

河野真幸選手
「別に特に下ばっかりに限定していたわけじゃないので。このベルトが欲しいという選手がいればその選手とやるのがスジだと思うし。基本的にこのベルトは全選手が目指してWRESTLE-1のリングで戦っていなきゃいけないと思うので、別に連合軍だからとかNEW ERAだからとかは関係なく挑戦表明があれば受けるというスタンスですね」

―ちなみにですが、征矢選手は連合軍なんでしょうか?

河野真幸選手
「この間の王者がみんな集まった会見では保留という形でしたね。どうなんでしょ?」

征矢学選手
「まぁ我々は連合軍という扱いになってますけど、これは若手が決起をしたのに対してアイツら生意気だと。そういう同じ意思の基、今連合軍というチームになっていますけど、この間の会見俺みましたよ。みさせてもらいましたけど、私とNOSAWA論外選手、この二人は明らかにはぐれ連合軍という扱いではないかと。我々二人だけはぐれた感じになっていませんでしたか?見ました?」

河野真幸選手
「いや見たというかいたよ、俺。俺がみんなに聞いたんだもん、征矢はどうします?って。そしたらみんなハッキリ言わないし、最終的にはチームメイトの葛西さんが、いやぁ~」なんでアイツ横にいたんだろ?って言ったんだよ」

征矢学選手
「…本当ですか?」

河野真幸選手
「本当だよ?葛西さんが言ってたよ」

征矢学選手
「人がいないところで言いたい放題言いやがって。純ちゃんのヤロー。もういいですよ!征矢学、NOSAWA論外ははぐれ連合軍としてやっていきますから!このベルトを賭けてやってやりますよ!はぐれ連合軍として!」

―河野選手はベルトを獲ってから武藤敬司選手の名前を出し続けていますが、やはりこの試合を突破したらというお考えですか?

河野真幸選手
「いや本当はイケメンを突破したらって話だったんですけど、ちょっと武藤敬司の目線が全然ベルトに向かないんで。マスターズの方に向いちゃってるんで。まだこのベルトに魅力が足りないようなのでこのベルトに目線が行くように防衛戦頑張りますよ。で、やっぱり武藤敬司、やらないといけないと思っています」

―河野選手は征矢選手に戦績では分が悪いという事実がありますが、苦手意識という物はあるのでしょうか?

河野真幸選手
「そうですね…まぁ去年も12月に僕挑戦して負けているんで。得意ではないですね。レスラーとしても、人としても苦手なタイプです」

―具体的にここが苦手、みたいなものはありますか?

河野真幸選手
「全部」

征矢学選手
「ちょっと待て。質問がおかしいだろ。聞き方がおかしいだろ!どこが苦手とか、苦手前提で聞くんじゃないよ!そうじゃないですか!?あなた失格ですよ!いい加減にしろコノヤロー」

 征矢学の全日本プロレス・世界最強タッグリーグ全勝優勝という実績がWRESTLE-1王者である河野真幸の首を縦に振らせた。確かに王者である河野から実績を要求したことはなく、よくよく考えると征矢が一人で勝手に実績作りに奔走し空回りしていたようにも思える。だがそこはこのワイルドな男。全勝優勝というこの上ない実績を引っ提げてきたのだ。これは王者としても申し分ないはず。そもそも河野は征矢が王者時代に挑戦し敗れており、リベンジの機会はうかがっていたはず。それが最高の機会で訪れた。実績・実力ともに拮抗した2017年のWRESTLE-1を占う一戦、見逃せない。

続いて、同じく2017年1月8日の後楽園ホール大会にて、カズ・ハヤシ選手&鈴木鼓太郎選手の保持するWRESTLE-1タッグチャンピオンシップに挑戦が決定した稲葉大樹選手、児玉裕輔選手が記者会見を行いその意気込みを語った。

▼以下、選手コメント

稲葉大樹選手
「まぁ河野さんに負けて、UWAも前回獲られて。一気にベルトをなくしてちょっと自分の中で目標という物がなくなって。なにか目標みたいなものが欲しいなって時に僕がタッグに挑戦したことがなくて。なにか新しいことに挑戦したいと思っていたので、タッグ王座に挑戦したいと思いました。で、その時はパートナーが自分の中ではあまり考えてなかったんですけどちょっとですね…児玉さんと僕、あまり組んだりした機会が無くて。児玉さんは海外とかにも行ってましたし。あんまりかかわったこともなかったんで、一回組んでみたいなと思いまして僕からアプローチさせて頂きました。で今回挑戦することが決まりました」

児玉裕輔選手
「そうですね、この度稲葉さんからパートナー、ラブコールを頂きまして。2017年一発目からタッグに挑戦することになりました。まぁ僕も一緒で、先日の後楽園でタイトルを失ったのでもう一度仕切り直しという事で。2017年一発目からぶっ飛ばしていこうということで決まりました。よろしくお願いいたします」

▼以下、質疑応答

―稲葉選手は児玉選手と組んでみたいとおっしゃっていましたが、児玉選手から見て稲葉選手はどうでしょうか?

児玉裕輔選手
「そうですね、あまりガッチリタッグを組むっていうのはあんまりなかったんですけど、結構普段は仲がいいというか。よくいろんなところに行ったりするんですけど、なんならこのスーツも一緒につくりに行ったぐらいですし。まぁ一緒の時期にベルトを獲って、団体の興行としてチャンピオンとして試合をしていくっていう同じような立場で、同じような、共通の悩みを持つことが多かったんですね。稲葉さんは毎大会メインを任されるようになってチャンピオンとしてのプレッシャーに押しつぶされそうな、試合前に裏で凄い顔になっている所を見ていて。僕もそんなようになることもあって本当に共通している部分が多くて。そこから最近は特に親密になっていったというか。とにかくNEW ERA発足してすぐ全員獲られちゃったんで、まだ大阪も残っていますけどここは2017年一発目、NEW ERAとしてバッと行くために二人でガッチリ獲りに行こうと思います」

―稲葉選手はお互いにもっていない部分を持っているとおっしゃっていましたが、具体的にどのような所だと思っていますか?

稲葉大樹選手
「やっぱり僕の方が力があるとは僕の中では思っています。で、児玉さんはやっぱり頭で凄く考えてプロレスをやってるなって。それは僕にはないなって思っていて。そういうのみてて、児玉さんと組んだら僕をうまくコントロールしてくれるんじゃないかと」

児玉裕輔選手
「なるほど(笑)じゃあ僕は稲葉大樹を掌で転がす、と?(笑)」

稲葉大樹選手
「そうですね、転がしてもらって(笑)」

―お二人は今回組んで挑戦するっていう事を決めた決定的な理由というのはどういった理由だからでしょうか?

稲葉大樹選手
「そうですね、まぁいろいろ…ベルトを獲った時期も一緒とかもありますし…まぁ好きなんですよね、児玉さんの事、たぶん僕。だから組みたいっていう。すみません、なんか」

児玉裕輔選手
「僕も好きです、大樹の事(笑)なんか公開告白みたいですね。まぁ普段から行動を共にすることが多いので、タッグ初結成?まぁガッチリ組むのは初めてなんですけど、なんかこうチームワーク的なことは問題ないかと。相思相愛なんで。チームワークの方は問題ないと思います」

―ちなみにお互いのどこが好きなんでしょうか?

稲葉大樹選手
「どこが?」

児玉裕輔選手
「体つきですね」

稲葉大樹選手
「どこが…?なんか、私生活がだらしない所です」

―児玉選手はカズ選手、鼓太郎選手にはクルーザーの王座戦で勝利していますが、そのあたりについてどう考えていますか?

児玉裕輔選手
「そうですね。稲葉さんと比べたら経験している分、どういうことをしてくるのかっていうのはわかるんですけど、タッグマッチとして、タッグのチームとしてどういう事をしてくるのかっていうのは経験がないのでそこは警戒するポイントではあると思います。でも各々の感じはわかっているので。こっちのタッグワーク見たらビビると思いますよ?こいつらただのタッグチームじゃないなって」

稲葉大樹選手
「もう一段階上の」

児玉裕輔選手
「ただの仲いい二人じゃねぇなって。これなんかあるなって」

 NEW ERAを結成した直後にすべてのベルトを連合軍に奪われてしまったWRESTLE-1の若手軍。その筆頭でもあった稲葉は2冠王だったにもかかわらず、現在は無冠となってしまった。一方の児玉もクルーザー王者として難敵を退く続けるもMAZADAの前に敗北。両選手とも目標を見失っていた。しかし身軽になった今でこそ新しい挑戦ができる。気持ちを入れ替えた稲葉は早速児玉にタッグ結成を要請。児玉も呼応し、王座挑戦にこぎ着けた。WRESTLE-1の無差別級前王者とクルーザー級の前王者のタッグ。言ってみればNEW ERAの最強タッグといっても過言ではない。2017年一発目、NEW ERAの逆襲が始まる。

■「WRESTLE-1 TOUR 2017 SUNRISE」
日時:2017年1月8日(日)12時開始/11時開場
会場:東京・後楽園ホール大会 

<WRESTLE-1チャンピオンシップ 60分1本勝負>
【第10代王者】河野真幸vs.【挑戦者】征矢学
※第10代王者・河野真幸、2度目の防衛戦。

<WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ 60分1本勝負>
【第7代王者組】カズ・ハヤシ、鈴木鼓太郎vs.【挑戦者組】稲葉大樹、児玉裕輔
※※第7代王者組・カズ・ハヤシ&鈴木鼓太郎組、3度目の防衛戦。

<WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ 60分1本勝負>
【第6第王者】MAZADAvs.【挑戦者】アンディ・ウー
※第6第王者・MAZADA、初の防衛戦。

【チケット情報】
・特別リングサイド ¥7,000
・リングサイド ¥5,000
・指定席¥4,000
・レディースシート3,000
・ペアシート¥7,000
※当日各席500円UP、ペアシートは1,000円UP
※当日のみ一般立見¥2,500、小中高ワンコインチケット¥500ならびに試合開始1時間後より、アフターワンアワーチケット¥2,000を販売致します。

【チケット販売所】
・チケットぴあ(Pコード:594-330)TEL:0570-02-9999
・電子チケットぴあ http://pia.jp/t (PC、モバイル共通)
・ローソンチケット(Lコード:33419 TEL:0570-084-003)
・イープラス http://eplus.jp/
・後楽園ホール5階事務所 TEL:03-5800-9999
・書泉グランデ TEL:03-3295-0011
・書泉ブックタワー TEL:03-5296-0051
・チャンピオン TEL:03-3221-6237
・㈱GENスポーツエンターテインメント 03-5937-1515
・WRESTLE-1 Official Web SHOP http://shop.w-1.co.jp/

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