エディ・エドワーズが王座防衛!TNAインパクト・レスリング

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 11月3日(現地時間・放送日)に放送された『Impact Wrestling』は、遂に前王者だったボビー・ラシュリーが現TNA世界ヘビー級王者であるエディ・エドワーズとリマッチを行った。最強王者として君臨していたラシュリーだが、挑戦者を自分で選べる事になると、挑戦を名乗り上げたムース、イーサン・カーター3世、エドワーズの3人の中からもっとも小柄であるエドワーズを指名。一番、簡単な相手だと舐めてかかっていたのだが、これが足元をすくわれ、まさかの王座転落となってしまった。ラシュリーは当然、リマッチを求めていたが、すぐにリマッチは許されず、なんと対戦を避けたムースとの挑戦者決定戦を行う事になってしまったのだった。それでも、怪物ムースを倒し、遂に挑戦権を獲得し、王座奪還に乗り込んできたラシュリー。しかし、エドワーズも遂に初戴冠となったヘビー級王座を簡単に譲り渡すつもりはない。試合はパワーでラシュリーが推すも、エドワーズも肉薄。そしてレフェリーが試合に巻き込まれ倒れてしまったのだった。その時、遂にラシュリー必殺のスピアーが炸裂。完全にフォールしているのだが、レフェリーが倒れておりカウントを数えない。やっと代わりのレフェリーが出てきたが、エドワーズは回復してしまった。ラシュリーは激怒し、レフェリーに自分が明らかに勝っていたから、俺が新王者だとベルトを奪って詰め寄った。しかし、抗議に夢中のラシュリーにエドワーズが飛び蹴りを決めてフォールしてしまったのだった。これでエドワーズが王座防衛。しかし、ラシュリーも当然、納得してないだろうから、今後、団体に抗議する可能性もある。今後のTNAマットから目が離せないだろう。

■ TNA Impact Wrestling
日時:2016年11月3日(現地時間・放送日)
場所:アメリカ・フロリダ州オーランド

<TNA世界ヘビー級王座タイトルマッチ>
○エディ・エドワーズ(王者)
 ピンフォール
●ボビー・ラシュリー(挑戦者)

<TNA世界タッグ王座タイトルマッチ>
‐ハーディーズ(王者)
 ノーコンテンスト
‐ザ・DCC(挑戦者)

<6人タッグ3WAYマッチ>
○DJZ、マンドリュース、ブラントン・サッター
 ピンフォール
●マシュー・ロケット、トレヴァー・リー、アンドリュー
ロックスター・スパッド、ディケイト

<TNAインパクトグランド王座タイトルマッチ>
○アーロン・レックス(王者)
 サブミッション
●ジェシー・ゴッダーズ(挑戦者)

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