(C)James Law, GLORY Sports International
2014年6月21日にカリフォルニア州ロサンゼルスで『GLORY 17 LOS ANGELES- LAST MAN STANDING』が開催された。
今大会はGLORYの北米進出集大成という感じで二部構成の大会となっている。まず第一部に当たる『GLORY 17 LOS ANGELES』は、メインにキックボクシングレジェンドであるミルコ・クロコップを据えスパイクTVで生中継、第二部になる『LAST MAN STANDING』はヘビー級王座決定戦と、ミドル級トーナメントを目玉としてPPV大会として放送した。
注目のミルコ・クロコップは、ジャレル・ミラーを相手に、反則の金的で苦しめられるも、得意の左ハイキックを決めて判定勝利。1年3カ月ぶりのキック勝利を飾った。
ミドル級トーナメントは、桜庭和志らを葬っているMMA戦士メルヴィン・マヌーフやスーパーコンバット王者ボグダン・ストイカなど国際色豊かな8人トーナメントで行なわれ、決勝に勝ちあがってきたのはジョー・シリングとアーテム・レヴィンだった。1日で3試合も行なうというこの過酷なトーナメントだが、決勝に残った2人は、激しく殴り合う。結果は、バックブローでダウンを奪ったレヴィンが判定勝ちでトーナメント優勝を果たした。
ヘビー級王座決定戦はリコ・ヴァーホーベンとダニエル・ギタの間で争われたが、実力拮抗なのか、共に決定的な場面は作れず、やや押していたヴァーホーベンが判定勝利で新王者に輝いた。この王座には、エロール・ジマーマンが挑戦する事が決定している。
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■ GLORY 17 LOS ANGELES- LAST MAN STANDING
日時:2014年6月21日
場所:アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス
<ミドル級8人トーナメント決勝>
○アーテム・レヴィン(ロシア)
判定
●ジョー・シリング(米国)
※レヴィンが優勝
<ヘビー級王座決定戦>
○リコ・ヴァーホーベン
判定
●ダニエル・ギタ
※ヴァーホーベンが新王者
<ミドル級8人トーナメント準決勝>
○ジョー・シリング
判定
●ウェイン・バレット
<ミドル級8人トーナメント準決勝>
○アーテム・レヴィン
判定
●フィリップ・フェルリンデン
<ウェルター級タイトルマッチ>
○ジョセフ・ヴァルテリーニ(挑戦者)
判定
●マーク・デボンテ(王者)
※ヴァルテリーニが新王者
<ミドル級8人トーナメント一回戦>
○ウェイン・バレット
3R 0分58秒KO
●ボグダン・ストイカ
<ミドル級8人トーナメント一回戦>
○ジョー・シリング
延長R 2分40秒KO
●サイモン・マーカス
<ミドル級8人トーナメント一回戦>
○フィリップ・フェルリンデン
判定
●メルヴィン・マヌーフ
<ミドル級8人トーナメント一回戦>
○アーテム・レヴィン
判定
●アレックス・ペレイラ
<ヘビー級>
○ミルコ・クロコップ
判定
●ジャレル・ミラー
<フェザー級トーナメント決勝>
○ガブリエル・バルガ
判定
●シェーン・オボロンスキー
※ガブリエル・バルガが優勝
<ライト級>
○アンディ・リスティ
1R0分35秒KO 左フック
●カイ・ホーレンバック
<フェザー級トーナメント準決勝>
○シェーン・オボロンスキー
判定
●マーカス・ビニシウス
<フェザー級トーナメント準決勝>
○ガブリエル・バルガ
判定
●ヤブンポン・シモンチャイ
GLORY 17 Los Angeles – Miller vs. Cro Cop Pre Fight Press Conference
電子書籍版はマット界舞台裏7月3日号新日Dominion中井UFC安芸戦士Bオートン水色革命GloryPowerPlayに掲載されました。
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