ザ・ミラクルがECⅢに勝利!TNAインパクト・レスリング

(C)TNA

 4月26日(現地時間・放送日)に放送された『Impact Wrestling』は、因縁マッチが次々と行なわれた。メインでは、ベビーフェイスに転向したイーサン・カーターⅢと、鳴り物入りでTNA入りしたザ・ミラクル(マイケル・ベネット)がノーDQマッチで一騎打ちを行なった。当然、ザ・ミラクルのセコンドであるマリア・ケネリスが介入するも、イーサンは相手にせず、ザ・ミラクルを椅子で滅多打ち。そして、必殺のコブラ・クラッチを極めるが、ザ・ミラクルがもがくと、上手く自分が上になってそのままフォール勝ち。不透明な決着となった。

 また、王座移動も連発。まずは、ジェームス・ストームとボビー・ルードのビアマネーが保持するTNA世界タッグ王座にディケイド(アビス、クレイジー・スティーブ)が挑戦。アビスが得意の画鋲をばらまいてルードにチョークスラム。これでルードも悶絶し、アビスがフォール勝ち。見事にディケイドが新王者に輝いた。またKOTM王座戦は、王者エリック・ヤングにブラムが挑戦。この2人は壮絶に仲間割れをしており、因縁マッチとなった。試合は、どこでもフォール可能というフォールズ・カウント・エニウェアマッチだった為、場外のテーブルにヤングを叩きつけて、そのままフォールしたブラムが勝利。見事に新王者に輝いた。

■ TNA Impact Wrestling 
日時:2016年4月26日(現地時間・放送日)
場所:アメリカ・フロリダ州オーランド

<ノーDQマッチ>
○ザ・ミラクル
 ピンフォール
●イーサン・カーターⅢ

<KOTM王座タイトルフォールズ・カウント・エニウェアマッチ>
○ブラム(挑戦者)
 ピンフォール
●エリック・ヤング(王者)

<TNA世界タッグ王座タイトルマッチ>
○ディケイト(挑戦者)
 ピンフォール
●ビアマネー(王者)

<シングルマッチ>
○ローズマリー
 ピンフォール
●ゲイル・キム

<TNA世界ヘビー級王座タイトルマッチ>
○ドリュー・ギャロウェイ(王者)
 ピンフォール
●タイラス(挑戦者)

電子書籍版は金曜29日発売『週刊ファイト5月5日号』に収録されました。
週刊ファイト5月5日号大仁田厚FMW-船木誠勝UWF泉田純2抗議UFCフジK-1日本MAOアイス

【TNA危機情報はマット界舞台裏の巻頭記事が詳しいです】

マット界舞台裏7月2日号W-1船木TNA-GFWジャレット排泄選手列伝FMW高山善廣WING茨城清志
憶測広がるジェフ・ジャレットTNA登場と船木誠勝WRESTLE-1退団
現地時間水曜6月24日夜に放送された『Impact Wrestling』で信じられない事件が起こった。創設者ながらクビにされていた現・新団体GFWの旗揚げツアーに奔走中のジェフ・ジャレットとカレン(元カート・アングル妻)が、犬猿の関係であるTNA番組に復帰、ライバル団体となるGFWの宣伝までしたのだから驚かない方がウソになる。AJスタイルズが断った都合「TNA殿堂入りのため」は資格があるが、どうやら一回限りでなく”ダブルJ”の復帰は続く模様。久しぶりのPPV大会となる6・29『スラミバーサリー』に出陣するのみならず、7・24GFWのラスベガスTV収録大会にはTNAからマグナスが参戦する。
 存続危機にあるTNAを、GFWが買収する噂までも飛び出すが、ダブルJの後ろにはカントリー歌手の大物トビー・キースの財力があるだけに、TNAの行方と併せてなにがどう転ぶのか。

週刊ファイト3月10日号TNA崩壊WWE新日ノア堀辺正史FMW解散回避15周年Deep辰吉丈一郎
▼新日から女子プロ WWEレッスルマニアからTNA完全崩壊まで
 現在のわが国のマット界は、本当に読者が知りたい情報が無料のネットや立ち読み出来る雑誌類にはない問題があり、ひいてはそれが、本当の意味での市民権の拡大だの、世間一般への浸透普及を阻んでいる元凶であること。今号は他媒体では無理なインサイド情報の百花繚乱集でお届けする。

週刊ファイト4月28日号RIZIN遠征TNA陥落UFC引退騒動王道旗揚谷川貞治チャイナ江幡睦
▼RIZIN前進 UFCコナー・マクレガー騒動 TNA陥落 チャイナ訃報
 新企画:タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
 震災のため新日本プロレスの熊本PPV大会が飛んだが、英国のウィル・オスプレイと年間契約した件はオモテに出てないようだ。他では拾えない裏ネタ満載の本誌が業界関係者には必読とされる所以だが、普通に考えるならこの一週間の話題はUFCコナー・マクレガー引退騒動と『RIZIN.1』があり、月曜生TV戦争時代に全米で覚えられた男と戦うチャイナが亡くなったことだろうか。曙の『王道』プロモーション旗揚げ戦は、客入り含めて余り話題にならなかったが、TNAがいよいよ崩壊カウントダウンの報もまた、本誌でしかフォローされてないのは残念だ。さて・・・