ボラドールJr.とルーシュが髪切りマッチ勝利!CMLL「オメナヘ・ア・ドス・レジェンダス」

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 3月18日(現地時間)にメキシコ・アレナメヒコで『CMLL 金曜日定期戦』が開催された。
 今大会は特別な大会「オメナヘ・ア・ドス・レジェンダス」と銘打ったCMLL版殿堂入りが行われ、ドス・レジェンダスの言葉通り、 二人の殿堂入りが発表される。最も、一人は毎年、CMLL創始者であるサルバドール・ルテロ・ゴンザレスが選ばれるのは決まっており、もう一人がその年の殿堂入りという事になる。今年の殿堂入りは、お亡くなりになったリスマルクだった。リスマルクは、アカプルコの青い翼として絶大な人気を誇ったスペル・エストレージャ。そしてリスマルクと言えば、日本のルチャリブレ専門家であり、ミルホンネットの顔でもある寺内1/2兵衛記者が追悼文がミルホンネットでも発表されているので、併せてご覧下さい。大会では、息子のリスマルクJr.が呼ばれ表彰の楯を受け取った。
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 そしてこの記念大会では、なんと二つのカベジェラ戦(敗者、髪切りマッチ)が行われた。メインでは、ボラドールJr.とネグロ・カサスの因縁マッチだ。ボラドールJr.の父親であるスペル・パルカが、カサスとのカベジェラ戦に敗れ、丸坊主にされてしまった為、父の敵打ちとして決意を胸にこの一戦に賭けているボラドールJr.だが、カサスはベテランらしい老獪なテクニックで翻弄し、前哨戦では勝利を重ねていた。試合もカサスが必殺のジャベ、タパティアを繰り出してボラドールJr.を追い詰めるものの、最後はボラドールJr.がフランケン・シュタイナーで遂にカサスを仕留め見事に勝利。試合後、カサスは素直にボラドールJr.の強さを称えて握手し、潔く髪を切る事になった。

 もう一つはルーシュとマキシモの、これまた因縁対決。テクニコでありながら、ルードの様に振舞い好き勝手にやっているルーシュと、同じテクニコであるマキシモはタッグ戦で仲間割れ。その後、抗争を続けている。試合は、ルーシュのセコンドのピエローが試合に介入を繰り返し、最後は、オカマキャラであるマキシモのキス攻撃に耐えたルーシュがルーシュドライバーで勝利。マキシモは髪の毛を刈られてしまった。

 またセミファイナルでは、アトランティスとウルティモ・ゲレーロの長年のライバルが、タッグで激突。しかもゲレーロには、AAAから移籍してきた大物シベルネティコが手を貸す形になったのだ。しかし、試合は、ゲレーロがシベルネティコに誤爆した事で壮絶な仲間割れ。その隙にテクニコ軍が勝利。ゲレーロとシベルネティコは、シングルマッチで決着をつけようという事になり、新たな因縁が勃発したようだ。

 そしてメキシコと日本の対抗戦が組まれ、メキシコ側はミスティコにドラゴン・リーという兄弟コンビに、日本留学から帰国したマスカラ・ドラダ、そしてバリエンテというCMLLテクニコの保守本流メンバーで日本軍を迎え撃った。試合はメキシコ軍の勝利で、会場を沸かせていた。

■ CMLL 金曜日定期戦「オメナヘ・ア・ドス・レジェンダス」
日時:2016年3月18日(現地時間)
場所:メキシコ・アレナメヒコ

<カベジェラ・コントラ・カベジェラ>
○ボラドールJr.
 2-1
●ネグロ・カサス

<6人タッグマッチ>
○アトランティス、スペル・ポルキー、マルコ・コルレオーネ
 2-1
●シベルネティコ、ニエブラ、ウルティモ・ゲレーロ

<カベジェラ・コントラ・カベジェラ>
○ルーシュ
 2-1
●マキシモ

<メキシコ日本対抗戦>
○ミスティコ、ドラゴン・リー、マスカラ・ドラダ、バリエンテ
 2-1
●カマイタチ、フウジン、ライジン、オクムラ

電子書籍版は金曜25日発売『週刊ファイト3月31日号』に収録されました。
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 我がアミーゴのリスマルクが心臓発作で死去!享年66歳

 耳を疑う悲しい悲報が届いた。20日の午後5時過ぎに来日中のアミーゴ、ヘッドハンターズからメッセージが届いていて、返事を送った時間帯に何と思い出多き、スペル・エストレージャー(スーパースター)だった”アカプルコの青い翼”リスマルク氏が死んだ・・との情報をキャッチ。
 信じたくないが、色々とチェックしたが残念ながら真実だった(絶句)。私事ですが、胆石&胆のう炎で、10月9日から11月22日まで入院してました。退院後は術後の状態も良く週3回の通院も12月14日に終わり、28日の外来「2週間に1回」に変更。参ったのは、ベストの体重65kgから8kgも減ってしまったが、昨日測定したら、4kg増えて61kgに戻っていた。食欲旺盛で散歩&自転車等のリハビリも快調、睡眠も多く取れ夢も殆ど見ずに熟睡。激痛&検査他との闘いだった43日間の入院も過ぎゴールも近い昨今だったので、リスマルク氏の若すぎる66歳の死は心から悲しい(涙)。