国内に3つ目のムエタイ組織WMC誕生!世界ムエタイ評議会日本支局設立決定

 WMCは、数あるムエタイの世界王座の中では歴史ある団体とされ、権威高き王座として知られていた。最近では貴・センチャイジム(センチャイムエタイジム)がムエタイ最激戦区であるフライ級にて王座を獲得している。ムエタイの中では認知度が高いWMCだが、日本では馴染みが薄い上に日本人選手が獲得した実績が少ない。しかし、外国人選手の獲得実績は多い。日本でお馴染みのブアカーオ・バンチャメークやボーヴィー・ソーウドムソン、センチャイ・PKセンチャイムエタイジムらがいる。また、K-1の黄金期を支えたアンディ・フグやスタン・ザ・マンも同王座を獲得している(両名は旧称であるWMTCと称した時に獲得している)
160313WMC1契約時(写真中央:WMC日本支局長・中川夏生氏、写真左:WMCシンガポール支局長、写真右:WMC本部長ステファン・フォックス氏)

 代表にはBOMプロモーションの中川夏生(エイワスポーツジム代表)が就任する。中川代表は3月1日付でWMC日本支局長となる。
 これにより国内にWMC、WPMF、WBCの3つの組織が誕生することとなった。既にタイ国バンコクにあるWMC本部にてWMC代表のチジェット・タナジャロー将軍と契約書を交わしている。また、WMC本部長のステファン・フォックス氏が立会人を務め、WMC日本支局の開設が承認された。また、WMC日本支局顧問に、バンコク・ロンポージム代表の神田哲人氏が就任。ステファン氏は1963年ドイツ生まれ、その後オーストラリアで生活し世界チャンピオンとして活躍した。引退後、1995年にWMC設立と同時にIFMA(世界アマチュアムエタイ)も兼任し現在に至る。
160313WMC2左からロンポージム代表の神田氏、WMC日本支局長の中川夏生支局長、チジェット・タナジャロー将軍、ドクタータプスワン氏、ステファン・フォックス氏、WMC中国支局長

 中川代表は「それぞれの組織にはその組織の特色があり垣根が存在する。いわゆる内輪での試合が多く同階級なのにチャンピオンが二人も存在していることがある。ファンもそれぞれの組織を応援するなど閉鎖的な要素もありムエタイの普及がある時点から広がらなくなっている。WMCは第三者と密に打ち合わせをして公平な判定、公平な組み合わせをしながらALL JAPANとして世界に飛び出してもらための組織と思ってもらいたいです。 WMCはトルコ、オーストラリア、シンガポール、ブラジルなどを拠点として世界ムエタイを行ってるので各国選手の招へいも可能であり、今後はタイ人以外のパワフルな選手の試合も観戦することが出来ます。また、WMC加盟のそれぞれの国への渡航も可能です。 コネクションが無い場合などWMC日本支局までお問い合わせくだされば興行日程や選手を渡航させるお手伝いなども出来ます」とコメント。

 また、第三者機関の設立としてムエタイを外部から観る方たちとしてライターの方やジムや組織に加盟しない元選手などに評議してもらい公平なランキング設定をする。ジャッジ、レフリーはルンピニージャパンのセンチャイ・トングライセン代表の協力を得て認定されたムエタイ専門の人が行う。これは日本にはキックボクシングなどムエタイと違うルールや判定基準があり混同を避けるためにムエタイのみをジャッジする専門家を取り入れる。
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 4月3日(日)東京・新宿FACEにて行われるBOMにて、WMC日本支局開設後の記念すべき第1回目のWMC日本支局認定試合が行われる。今までの功績と選手のスケジュール等を考慮しながら第1回目として幾つかの王者決定戦と王者決定トーナメントを行う予定。 2回目は7月3日を予定しており、WMC日本支局では、今後協力ジムや出場選手など、多くの参加を呼び掛ける方向でいる。

WMC日本支局
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電話 : 045-324-3855
FAX : 045-324-3855
メール: web@masc.jp

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