11日、新日本プロレスのビッグマッチ大阪大会。中邑真輔がいない最初のビッグマッチとして注目されたが、退団発表前にかなりのチケットが動いており、新日本の大阪満員伝説は続行となった。ステージ側の観客席の潰し方も最小限であり、素晴らしい入りだったことを伝えたい。
煮え切らない後藤洋央紀がレスラー人生8度目のIWGP挑戦となったメイン。これまで1度も戴冠なしで背水の陣、事前会見で口にした「鬼神」がこれにあたるのか。白使(新崎人生)を思わせる写経ペイントで後藤は登場。
不気味さは漂わせたものの、「変わった」と思わせるには物足りないといったところ。レインメーカーに行かせない点では意地を見せるも、最後はレインメーカーに散った。
中邑がいない大会を締めたオカダの代表的マイクは「一番スゲェのは新日本プロレスなんだよ!!」となる。
なお、セミでは棚橋弘至が脱臼情報のある肩を試合後含めて集中攻撃され、新潟でのインターコンチ王座決定戦に黄信号。NEVER無差別級初防衛戦となった柴田勝頼は、ドーム以上の“技の受け合い”をやり遂げた上で石井智宏を返り討ちにした。
詳細版は金曜12日発売『週刊ファイト2月18日号』に収録に掲載されました。
週刊ファイト2月18日号KランデルマンZERO1ノア裏Never柴田石井後藤オカダW-1中国記2
■2月11日(木・祝)大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
『THE NEW BEGINNING in OSAKA』17:00
観衆5,180人(超満員)
<第1試合>
○ジェイ・ホワイト
(07分01秒、急角度逆エビ固め)
●デビッド・フィンレー
<第2試合>
●外道
YOSHI-HASHI
桜庭和志
(07分25秒、オーマイ&ガーアンクルホールド)
○田口隆祐
タイガーマスク
獣神サンダー・ライガー
<第3試合>
●中西学
永田裕志
(11分05秒、ラリアット→片エビ固め)
○小島聡
天山広吉
<第4試合>
BUSHI
○EVIL
内藤哲也
(08分48秒、EVIL→体固め)
KUSHIDA
●ジュース・ロビンソン
マイケル・エルガン
<第5試合>
▼NEVER無差別級6人タッグ選手権試合
[挑戦者組]
○タマ・トンガ
高橋裕二郎
バッドラック・ファレ
(10分08秒、ヴェレノ→片エビ固め)
マーク・ブリスコ
ジェイ・ブリスコ
●矢野通
[初代王者組]
※矢野&ブリスコ兄弟が防衛に失敗。タマ&ファレ&裕二郎が新王者に。
<第6試合>
▼IWGPジュニアタッグ選手権試合3WAYマッチ(1/60)
[挑戦者組]
○マット・サイダル
リコシェ
(14分59秒、エアサイダル→片エビ固め)
●ニック・ジャクソン
マット・ジャクソン
[第44代王者組]
※ヤングバックスが防衛に失敗。リコシェ&サイダルが新王者に。もう1組は[挑戦者組]ボビー・フィッシュ&カイル・オライリー。
<第7試合>
▼NEVER無差別級選手権試合
[挑戦者]
●石井智宏
(18分47秒、PK→片エビ固め)
○柴田勝頼
[第10代王者]
※柴田が初防衛に成功。
<第8試合>
▼スペシャル6人タッグマッチ
ドク・ギャローズ
カール・アンダーソン
○ケニー・オメガ
(17分11秒、片翼の天使→エビ固め)
●本間朋晃
真壁刀義
棚橋弘至
<第9試合>
▼IWGPヘビー級選手権試合
[挑戦者]
●後藤洋央紀
(25分27秒、レインメーカー→片エビ固め)
○オカダ・カズチカ
[第63代王者]
※オカダが3度目の防衛に成功。