2月3日、池上本門寺で毎年恒例の節分追儺(ついな)式が行われた。芸能人やスポーツ選手と共にプロレス界からは、武藤敬司、丸藤正道、長与千種、赤井沙希が参加。プロレスOBでは、昨年11月に引退した天龍源一郎、小橋建太、キラー・カンも元気な姿を見せた。
豆まき用に設けられた桟敷ステージ上は大勢の人で溢れ、自由に動くことが難しいようで、取材カメラマン席から見えるプロレスラーは武藤と赤井のみ。他のレスラーたちは背中しか見えない状況。すると、天龍がプロレスマスコミに気を使ったのか、武藤の立ち位置へ歩み寄り、ツーショットのチャンスを提供してくれた。
「カメラがあったから、わざとこっち来たのかな。天龍さんなら計算してそうだね」
武藤はそう言うが、カメラマンに向けた天龍なりのサービスなのでは。
豆まきが終了すると、本殿で大勢のゲストによるフォトセッション、そして囲み取材が行われた。
「天龍さんの中にいた鬼がなくなっていた。(引退して)やはり丸くなったと感じた。いつかオレもいつかは引退が来るだろうけど。まだ引退したくないな」(武藤)
「引退してからもこういう場に呼んでいただいて嬉しいですよ。昔の元気な選手を見て心がなごみました。小橋に豆をぶつけてやろうと思ったけど、遠くにいたから投げられなかったのが心残り。ちょっとシャクだったね」(天龍)
「天龍さんには前にも豆を投げられた。そしたらいいことがあったみたいで、今日も投げられるのかと思っていた」(小橋)
また、前日に覚せい剤所持で逮捕された清原和博容疑者についても質問も飛び出した。
「いゃー、オレは……」
言葉なく場を立ち去る天龍。
「(清原容疑者とは)同世代で、みんなの目標にならないといけない人。あれほど(覚せい剤を)やっていないと言っていたのにやっていた。残念ですね」
キャラクター通り、真面目なコメントをする小橋。
「プロレスは5カウントいないなら反則は許されるが、人生の反則は許されない気がするな」
「こういう話題が出る前、引退直後ぐらいに(清原を)リングに上げたいなと思ったことがあったんだけどね。(清原とは)知り合いではないから、プロレスの魅力を伝える方法がなかった。だからうやむやになった。野球辞めてから、スゲーいいカラダになったから、トレーニングはしているんだと思っていたんだけど」
清原をプロレスラーにさせたかったと、あっけらかんと語る武藤。唐突に飛び出したこの衝撃告白に、取材陣の誰もが驚かされた。
2014年:池上本門寺の節分会、丸藤正道-武藤敬司-棚橋弘至-真壁刀義ら豪華揃い踏み!
電子書籍詳細版は金曜5日発売『週刊ファイト2月11日号』に収録されました。
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