マット・ハーディがカート・アングルを倒して王座防衛!TNAインパクト・レスリング

(C)TNA

 2月2日(現地時間・放送日)に放送された『Impact Wrestling』は、番組冒頭で、遂に悲願のTNA世界ヘビー級王座を奪った上、ヒールターンしたマット・ハーディに、カート・アングルが異を唱えた。まもなく1年間の休養に入るアングルだが、ヒールになり、弟のジェフも見殺しにしたマットに対して許す事が出来ない。アングルはマットのせいで王座の価値も地に堕ちたと抗議した。それを受けたマットは、それなら、アングルと王座戦を行うと決めてしまったのだった。

 試合は熱戦となったが、マットがヒールらしく、レフェリーの隙をついてのローブローなどでアングルをいなす。それでもアングルは、スープレックス連発でマットを追い詰め勝利間違いなしとなったが、そこでマットの妻であるレビー・スカイが試合に介入したのだった。スカイは、コーナーに上ったアングルの足を引っ張り邪魔をする。その隙にマットがアングルを捕えて、コーナーから雪崩式のツイスト・オブ・フェイト。これでマットがフォール勝ちして王座防衛となった。TNAの良心であるアングルを悪辣な戦法で勝利したマットを止めるレスラーは現れるのだろうか?今後のTNAマットから目が離せないだろう。

■ TNA Impact Wrestling 
日時:2016年2月2日(現地時間・放送日)
場所:アメリカ・ペンシルベニア州ベスレヘム

<TNA世界ヘビー級王座タイトルマッチ>
○マット・ハーディ(王者)
 ピンフォール
●カート・アングル(挑戦者)

<Xディビジョン王座タイトルマッチ>
○トレバー・リー(挑戦者)
 ピンフォール
●ティグレ・ウノ(王者)

<シングルマッチ>
○ドリュー・ギャロウェイ
 反則
●タイラス

<ハードコア・ウォー>
○ブラム、エリック・ヤング、クレイジー・スティーブ、アビス
 ピンフォール
●ザ・ウルブス、ビアマネー

<シングルマッチ>
○ボビー・ラシュリー
 ピンフォール
●エイデン・オシェイ

電子書籍版は金曜5日発売『週刊ファイト2月11日号』に収録されました。
週刊ファイト2月11日号中邑ラスト世界功夫跨年盛典池上本門寺G小鹿べンヘン巌流島T山本

【TNA危機情報はマット界舞台裏の巻頭記事が詳しいです】
マット界舞台裏5月28日号藤田x諏訪魔TNA高木ceo曙三冠ufc王者堀口巌流島道場紅大月x蘇我
▼高木三四郎が儲かっているからW-1のCEOなのか? テレビ局にとってのプロレス番組と存続が危ういTNA
 今週は引き続き高木三四郎GENスポーツエンターテインメントCEO就任が業界関係者間の最大の会話のみならず、海外からはTNAが放送契約を9月で切られて存続が危ぶまれる衝撃ニュースも飛び込んできた。その深淵は・・・

マット界舞台裏6月4日号TNA消滅報道IGF全日長与大仁田広島大日本WAVE超花火巌流島ROH
▼読まずに書くな!偏見・誤解と闘う記者と『TNA消滅』報道
 『TNA消滅』の報道を巡って面白いことが起きている。WRESTLING OBSERVER主幹のデイブ・メルツアーが「TNAを死に追いやった男」と糾弾されている、というのだ。ロック界で知名度のあるスマッシング・パンプキンズのビリー・コーガン新任TNAディレクターも「嘘を広めた野郎が…」と、影響力を駆使して火消しに努めていた。

マット界舞台裏6月18日号Dローデス追悼新日大阪城鈴木軍リアルジャパン10ZERO1長瀬館長
▼ROH-TNA放送開始~アメプロ勢力分布考えることは日本直結分析
 先週6月11日号にも早速取り上げられているが、現地時間6月3日水曜夜8時からROH、9時からTNA、11時からROH再放送、12時からTNA再放送という、弱小ケーブル局DESTINATION AMERICAによる「水曜夜は4時間プロレス」実験が開始された。「私のフォローしている団体は●●、好きな選手は○○。アメプロはよく知らない」といったライト層が多数派なのではあろうが、世界最大市場で起こっていることは、いずれは我が国を直撃する。わかりやすく解説を試みる。

マット界舞台裏7月2日号W-1船木TNA-GFWジャレット排泄選手列伝FMW高山善廣WING茨城清志
憶測広がるジェフ・ジャレットTNA登場と船木誠勝WRESTLE-1退団
現地時間水曜6月24日夜に放送された『Impact Wrestling』で信じられない事件が起こった。創設者ながらクビにされていた現・新団体GFWの旗揚げツアーに奔走中のジェフ・ジャレットとカレン(元カート・アングル妻)が、犬猿の関係であるTNA番組に復帰、ライバル団体となるGFWの宣伝までしたのだから驚かない方がウソになる。AJスタイルズが断った都合「TNA殿堂入りのため」は資格があるが、どうやら一回限りでなく”ダブルJ”の復帰は続く模様。久しぶりのPPV大会となる6・29『スラミバーサリー』に出陣するのみならず、7・24GFWのラスベガスTV収録大会にはTNAからマグナスが参戦する。
 存続危機にあるTNAを、GFWが買収する噂までも飛び出すが、ダブルJの後ろにはカントリー歌手の大物トビー・キースの財力があるだけに、TNAの行方と併せてなにがどう転ぶのか。