(C) Photo Courtesy of UFC
オクタゴンと呼ばれる金網に囲まれた八角形のリングを舞台に繰り広げられる世界最高峰の総合闘技【UFC】。日本では、WOWOW UFC-究極格闘技-とFOX SPORTS UFCページが放送している。
この大会は6月8日、11時からFOX SPORTSで放送されました。
UFCオフィシャルホームページ
WOWOW UFC-究極格闘技-
FOX SPORTS UFCページ
2014年6月7日、ニューメキシコ州アルバカーキで『UFC Fight Night42 – Henderson vs. Khabilov』が開催された。
メインでは、元ライト級王者であり、王座陥落後もランキング2位とタイトル再挑戦が射程距離にあるベンソン・ヘンダーソンと、コマンドサンボ王者としてUFCに殴り込み連勝しているルスタム・ハビロフという一戦。序盤はハビロフも組みついてバックを奪うなど見せ場を作るも、じわじわとヘンダーソンがペースを握り4Rには、強烈な右アッパーでハビロフがダウン気味に崩れおちる瞬間、バックをとってチョークスリーパー。ヘンダーソンが見事に一本勝ちした。
また、セミファイナルには、人気者ディエゴ・サンチェスが登場。現在、2連敗中だが、このアルバカーキ出身という事で、地元での再起戦となる。しかし、相手は英国軽量級の雄、ロス・ピアソンと強豪だ。地元の大声援サンチェスコールを背にサンチェスが前に出る。しかし、2Rには逆にピアソンの右フックでサンチェス、フラッシュダウンを奪われてしまう。だが、これで勝利を確信した為、3Rは手数が少なくなったピアソンに対し、最後まで積極的に攻め続けたサンチェス。ヒット数でピアソン、積極性でサンチェスという感じだが勝敗は僅差スプリットでサンチェス。どちらがとってもおかしくない接戦だったが、サンチェスがものにした。
■ UFC Fight Night42 – Henderson vs. Khabilov
日時:2014年6月7日
場所:アメリカ・ニューメキシコ州アルバカーキ
<メインイベント ライト級>
○ベンソン・ヘンダーソン
4R 1分16秒 チョークスリーパー
●ルスタム・ハビロフ
<セミファイナル ライト級>
○ディエゴ・サンチェス
判定 2-1
●ロス・ピアソン
<フライ級>
○ジョン・ドッドソン
2R終了 TKO
●ジョン・モラガ
<ライト級>
○ハファエル・ドス・アンジョス
2R 3分36秒 TKO
●ジェイソン・ハイ
<ライト級>
○ピオトル・ホールマン
3R 2分31秒 チョークスリーパー
●イーヴス・エドワーズ
<バンタム級>
○ブライアン・キャラウェイ
2R 1分52秒 チョークスリーパー
●エリック・ペレス
プレミアム・カード
<バンタム級>
○セルジオ・ペティス
判定 3-0
●ヤオツィン・メザ
<ウェルター級>
○ランス・ベノイスト
判定 3-0
●ボビー・ヴォルカー
<フライ級>
○スコット・ヨルゲンセン
判定 3-0
●ダニー・マルティネス
<ライト級>
○ジョン・タック
3R 2分47秒 TKO
●ジェイク・リンジー
<ライトヘビー級>
○パトリック・カミンズ
2R 2分28秒 TKO
●ロジャー・ナヴァエス
電子書籍版はマット界舞台裏6月19日号次IWGP谷川貞治Glory長瀬館長マカオ泰拳CAC武藤船木BJマリガンに掲載されました。
マット界舞台裏12月5日号UFC20周年総括
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UFCが史上最低の不可解判定でせっかくの20周年記念大会にミソをつけてしまった。8カ月ぶりの試合を迎えたGSPが本拠地ラスベガスに降臨。しかし試合はオクラホマ州立大出身のジョニー・ヘンドリックスがMMAの象徴をボコボコにしたにも関わらず、GSPの王座防衛結果に。但し本稿は判定糾弾ではなく、業界の全体像を吟味すると同時に、年末の格闘技事情に踏み込む。