RISE108に出場する8選手インタビュー

■RISE108 麻原将平インタビュー『1回でもダウン取ったらそのまま倒してしまうんで、気抜かずに来いよ』

–まず前回、水町選手とのライト級王座決定トーナメントの準決勝戦でした。そこで敗退してしまいましたが試合を振り返って、いかがですか?
「対戦相手の水町選手の事を全然考えずに先のベルトの事しか考えてなくて、すごいしょっぱい試合してしまったなと。」

–決勝のタイトルマッチを考え過ぎた事が敗因でしたか?
「あぁもう、そうなんですよね。見すぎましたね。
決勝でやる丹羽選手の事を考えてたし、相手が目の前にいるのにそれより先の事ばっかり見てましたね。水町選手とは1回やって勝ってるっていうのも あったんで。」

–試合をしててどうでしたか?
「ずっと焦ってて。ずっと左フック当てなって思ってしまって、もっと蹴ったら良かったのに相手が最初サウスポーで来て、なぜかわからないですけ ど、パンチ当てなっていう焦りみたいのがずっとあって。全然自分の動き出来なかったですね。」

–判定を聞いた時の心境は?
「なんか全てが終わってしまったかのような気持ちでしたね。」

–今回の敗戦で気持ちが切れてしまったりはありましたか?
「そうですね。このトーナメント獲るって気持ちでやってきてたんで、もう選手じゃいられないって気持ちになってたんですけど、時間が経てばもう1 回やりたいって気持ちになりました。」

–その時に引退も考えましたか?
「考えましたね。」

–もう1度やる気を起こしたきっかけになった事などはありましたか?
「試合の事を何回も振り返ってたんですよ。
で、その時に自分が全然納得出来てないこんな状態で引退して良いんかな?って思って。
自分がもっと納得するやってて楽しい試合をしてないで引退したら一生悔いが残るって思ったんで。」

–その状態からモチベーションを上げるのはかなり大変だったのでは?
「今回の試合のポスターとか出来上がったじゃないですか?
あれを見る度に『クッソー、本当は自分がここに居るはずだったのに』って。」

–確かに王座決定戦の水町選手と丹羽選手が大きく載ってますね。同日には王座決定戦もありますが、どのような気持ちで見ますか?
「もう1度戦いたい、自分やったらどうやって戦うかなって気持ちで見ますね。」

–今回は麻原選手としては再起戦となります。相手は不可思選手です。7月の参戦時から麻原選手は彼に対して牙をむいてましたね。
「僕、舐められる事が嫌いなんですよ。彼の発言を聞いてたらRISE自体を舐めてるし、僕も舐められてるなって。
で、ちょっとまぁイラッとしてきましてRISEを舐めるなよと。」

–前回の不可思選手の試合はご覧になりましたか?
「見てないんですよ。でも昔、別のイベントで彼の試合を見た事あるんですけど、上手く戦う選手やと思うんですけど。
まぁ、会見の時に彼が言ってたんですけど、僕も他の選手も居る時に『華も無いし全然強いと思わねぇ』みたいな事を言ってて。
僕からしたら彼の試合を見て、全然華もないし、強いと思わなかったですね。だから自分が負けてるって思う所が1個も無いですね。」

–彼がWPMF日本のタイトル獲って調子を上げている所ですが、RISEはそんなに甘くは無いという所を見せる?
「天狗の鼻をへし折ってやりますよ。」

–どういう試合展開を予想されてますか?
「最近ずっと判定の試合が多かったんで、とにかく思い切り蹴って思い切り殴ってマットに沈めてやりたいですね!今回特に思いますね。」

–彼はBigbangとWPMFのタイトルを持っていて主戦場がREBELSという選手です。麻原選手がトップランカーですし、ずっとRISE のライト級を引っ張ってきた選手として不可思選手を止めなくてはいけない存在ですよね。
「他団体のベルト持ってるかもしれないですけど、他団体のチャンピオンクラスじゃRISEの僕とかトップランカーには絶対勝たれへんぞっていうレ ベルの差を見せて今回勝ちます、絶対。」

–彼には他に何か思う所はありますか?
「しっかり練習して来いよ。こっちはバッチリ練習してきてるから。」

–最近、不可思選手はTASUKU選手の時もそうでしたが、前回の試合の時も相手の攻撃をもらい、ダウンをしてますね。そこから逆転KOでお客 様を沸かせてます。
「僕の時は逆転なんか無いんで、最初から気抜かんで来いよと。RISEでも気抜いて1回ダウンしたりしてるじゃないですか?
面白い試合になってるかもしれないですけど、僕は1回でもダウン取ったらそのまま倒してしまうんで、気抜かずに来いよと。」

–麻原選手がこの試合を勝つ事を目標にしている事は勿論ですが、その先に見据えるものを教えて下さい。
「やっぱりタイトルってのがどうしても欲しいんです、すごく。
でも、自分の納得する試合もしていきたいですね。自分がやってて楽しいと思えるようなそういう試合をやっていきたいなと思ってます。」

–タイトルも大事ですが、さらに自分が納得する試合をする事も大事という事ですね。
「前まではとにかくタイトルが欲しいってそれだけがすごい上に来ててそれまではそんなに考えてなかったんですけど、今はタイトルと同じ位置ぐらい に自分の納得する試合がしたいっていうそういう気持ちが強いですね。」

–最後に彼に対してはどうですか?
「良く倒れるんで、1回ダウンしたらそのまま起き上れへんぐらいに倒してやろうと思ってます。」

■RISE108 不可思インタビュー『負けちゃった麻原選手に興味無い』

–もう試合まで2週間ほどですがコンディションはいかがですか?
「調子は凄い良いっすね、バッチリっす。」

–最近、試合のスパンが約2か月間隔で結果も出てますね。
「今、調子が良いんで、もうドンドン試合がしたいんです。
あんまり間隔を空けず今ぐらいがすごい良いし、これぐらいでやれてるからそれでドンドン勝ってドンドン調子も上がってるかなって。」

–前回のWPMFタイトルマッチはかなり盛り上がりましたね。
「ん~、盛り上がったから良かったんですけど…。実力的に僕の方が強いっていうのも間違い無かったと思うし…。
ただ、いらんダウンしちゃったんでそれで盛り上がったんですけど。
そういう一瞬気をゆるむ癖があるんで、これからそういう所をもっときちっとしてって、もっと完璧な試合が出来るようにしたいですね。」

–そこで日本タイトルを獲得しました。次に何を狙いますか?
「次はやっぱり、RISEのライト級が獲りたいですね。」

–7月のRISEはTASUKU選手と試合でした。あの試合を振り返っていかがでしたか?
「結構、硬かったですね。普通にもっと楽にやれば楽に勝てたはずなのに、もう実力見せてやろうとか1ラウンドでぶっ倒してやろうとか、ちょっと硬 くなっちゃって、それであんまり内容的には良くなかったなって。自分的には。」

–最終的にはKOで倒しましたが、最初にダウンした時は焦りましたか?
「そんなにダメージも無かったし、やられるとか焦りはしなかったですけど、マジか?と思って。
こんなとこでダウンして…。ここで負けるなとかそういうのは無かったんですけど、この試合で負けたら洒落んならないんでそういう意味では焦りまし た。
そっからやっと集中のスイッチが入ったっていうか。」

–先ほどRISEのベルトを狙うとおっしゃってましたが、今回が侵略に向けての第2弾で相手がライト級3位の麻原選手です。麻原選手の印象は?
「7月に僕が出た時にタイトルを獲るって言ってる事に、ムカつくとか言ってるって聞いて、向こうがタイトルマッチのトーナメントに出てるって聞い たんで、それで向こうがタイトル獲ったらやってやるよって言ってくれてたんで、じゃあそれでって。
麻原選手がそう言うなら僕もやってくれたらありがたいし、タイトル獲って最初の挑戦者で向こうが僕が良いとか言ってくれたらそれが良いとおもって たんですけど、負けちゃったじゃないですか?この前。
負けちゃった麻原選手に興味無いっていうか、タイトル持ってたらやりたいなと思ったんですけど。
別に選手としてはそんな麻原選手とやりたいとかそういうのは特に無いです。
まぁ、今回それでも組まれたんでしっかりやって倒すだけです。
同じ日にある水町選手と丹羽選手のどっちとやってもどっちがチャンピオンになっても僕の方が強いと思うんで。そんだけですね。
麻原選手とも今回組まれたんで、普通に倒して次、タイトルマッチどっちが勝っても僕の方が強いんで僕が倒してって感じで。」

–では、タイトルを持ってない麻原選手には興味が無いと?
「そうですね興味が無いですね。」

–前回大会の会見で、水町選手や丹羽選手が居る中、この一番ベルトが似合うのが自分だと言ってました。改めて前回の大会で各選手を見ていてどう 思いましたか?
「他の選手、そんなにしっかり見てないですけど、ちょっと見てそんなに面白い試合してないし、選手としてもハッキリ言ってパッとしないし。
別に弱いとは思わないですけど。ライト級の中で誰かって言ったら僕がチャンピオンになるのが一番良いんじゃないかなって思いますけどね。」

–ちなみに麻原選手は不可思選手の発言にかなり敵意を持ってます。
「いや僕は何にも無いですね。そういうのもどうでも良いですね。
そういう発言をしてくれるのは盛り上がるんで嬉しいんですけど、僕自身は別にただRISEのタイトルを獲りたいだけですし。
麻原選手はRISEでずっとやってきて、来たばっかりの僕がっていうのでそういう風に言ってるんでしょうけど。
結局、強い奴がチャンピオンになるんだし、麻原選手とやっても僕のが強いわけだし、今回チャンピオンがどっちになっても僕のが強いし、別にそれだ けじゃないですか?
別にそんな後から来たからって、じゃあ、ずっとやってたから俺より弱いのがチャンピオンだったらそれで良いのかって言ったらそういう訳でも無い し、別にぶっ倒せばそれで良いんじゃないのって。」

–では、今回は麻原選手を倒すと?
「普通に勝ちます。ハッキリわかりやすく倒したいと思います。判定とかは微妙なんで。KOだったら誰にも文句言われないんで、ハッキリ倒して勝ち たいです。」

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■RISE108 SHIGERUインタビュー『イマイチ盛り上がりに欠けてるから僕が入る事によって盛り上げてやろうかなと』
–今のコンディションはいかがですか?
「コンディションはバッチリなんで、早く試合がしたいです。」

–RISE初参戦ですが、RISEの印象は?
「RISEは僕がデビューする前から知ってたし、昔のK-1の登竜門ていう感じで伝統あるリングだなと思ってて、そこに出られる事は嬉しく思って ます。
初めてRISEに出るって事で僕の事知らない人達も多いと思うんで、その人達に印象付けられる試合が出来ればなと思います。」

–前回、10月12日ディファ大会のリングに上がった時『RISE、パッとしない』とおっしゃってましたが。
「正直に言うと、伝統ある団体なんですけど正直パッとしないというかどこで誰がやってんのかわかんないっていうか。
最近出てきた天心君はやっぱりすごいインパクトがあってデビューから今までの快進撃凄いと思うんですけど、他が誰がやってんの?誰がいんの?って いう。
イマイチ盛り上がりに欠けてるから、そこに僕が入る事によって盛り上げてやろうかなと。」

–インパクトを残す試合をする自信は?
「インパクトを残す試合しかした事無いんで。」

–今回がスーパーフェザー級王座決定トーナメントの準決勝戦で、相手が花田元誓選手です。花田選手の印象は?
「レイジングブル…、ガンガン前に来て、パンチとヒザっていう選手で、まぁめんどくさそうな相手かなという印象ですね。」

–その花田選手の攻略方法は見つかりましたか?
「ある程度はもう。やっぱイメージはしやすいんで。どの試合見てもいつも同じ戦略なんで。
僕の時に変えてくるかもわからないんですけど、そこまで急に変える事は無いと思うんで。
大体のイメージは掴んでるんでそれに合わして同期して調整してやってく感じですね。
郷州君よりもさらに来るみたいな。郷州君には勝ったんですけど、あぁいうイメージでいくかいかないかは…秘密です。」

–SHIGERU選手の予想される試合展開はどのようなものでしょうか?
「2ラウンドか3ラウンドでKOかなと。」

–元々、この試合は8月のBLADEで行う予定でした。SHIGERU選手の怪我で試合が流れてしまいました。
「あれは本当に申し訳なかったです。
周りの人からも楽しみにしてたのに残念だって言葉をもらっていたし、花田選手からも何回もアピールされて、BLADEの後もリングでアピールされ たんでこれはやるしかねーなって。」

–このトーナメントの反対側ではすでに野辺選手が郷州選手を下して決勝に進みました。野辺選手の印象は?
「広大…。僕、彼の事を広大って呼んでるんですけど、あいつは中学生の時から知ってるんですよね。
元々いたジムが一緒で、一緒に練習した仲でもあるので昔から知ってるんですけど、、まさか戦う事になるかもしれないとは思わなくて。まだわからな いですけど。
次勝てば戦う事になるかもしれないんですけど…、まぁリング上で僕の事、あの野郎、呼び捨てしやがって!まだ20歳のクソガキが!もう30歳っす からね!次、31歳っすよ!リング上で僕が次勝って広大と戦う事になったらリング上でお説教してやろうかなと!」

–31歳になる大人が20歳に呼び捨てにされるとは…。
「いやいや、ムカッてきましたよね!リング乗り込んでやろうかなって!」

–来年の早々には小宮山工介が復帰する予定です。BLADEでの借りを返したい所ですし、チャンピオンになれば防衛戦の相手にもなってくると思 います。
「僕がチャンピオンになったら第1指名でお願いしたいと思います。
BLADEの時には結果的にKO負けだったんですけど、彼も怪我しながら出場したっていう形なんで本調子じゃなかったと思いますけど僕の中では1 ラウンドでイケるなって手応えがあったんで。もう1回やったら勝てると思うんで。」

–あの大会を1番盛上げたのがSHIGERU選手で、悔しい負けだったと思います。
「大会の中で1番面白い試合したの僕だと思ってます。」

–試合をしたのは怪我もあったので久しぶりですね。ブランクを感じたりはしますか?
「そうですね。3月にムエタイで試合をして8月も流れちゃったので。ただ、練習も続けてたんで特にブランクは感じてないです。」

–SHIGERU選手のニックネーム『泥死合』、そう呼ばれる理由を教えていただけますか?
「まず、泥死合っていう漢字は、泥に死に合って漢字で、普通の泥試合とは違うぞっていう意味があるんですけど。
元々、僕は判定勝ちが多くてKOがあんま出来なかったんですけど、その中でもみんなに面白い試合だったとか熱い試合だったとかよく言われる事が あって。
死ぬつもりで、相手も殺すつもりでいってるんで普通の泥試合じゃねーぞと。
ただの判定勝ちじゃねーしと。めちゃめちゃ面白い判定勝ちだぞっていう意味で『泥死合』っていうのがつきました。」

–今回も泥死合でいきますか?
「泥々にしてやろうかなと。泥々にした上で最終的にはKOまでもっていきたいなと。」

–花田選手に向けて一言お願いします。
「お互いファイトスタイルが噛み合うと思うんで、二人で最高の試合を作り上げましょう!で、俺が勝つ!」

■RISE108 花田元誓インタビュー『ベルトなんていっぱい持ってる選手いるけど僕は裕樹さんに追いつきたい』
–試合までもう少しですがコンディションはいかがですか?
「しっかり練習出来てるんで良いですね。
最近の試合が61、62㎏ばっかりだったんで、減量の停滞期入った時キツかったけど、もう停滞期抜けて、あとは最後の追い込みを食べながら出来る かなって感じですね。
まぁスケジュール的にはしっかり出来てますね。」

–前回の試合が8月BLADEでチャンヒョン・リーとの国際戦でした。初めての外国人でしたよね?
「いや~強かったですね。態勢崩れた状態でも強いパンチ打ってくるし、一発もらっちゃうと連打につなげてくるんで、やりながら凄いなと。
また外国人とやりたいなと思いましたね。」

–その時にチャンヒョン選手の前に対戦を予定していたSHIGERU選手が今回の相手となります。
しかもスーパーフェザー級王座決定トーナメントの準決勝です。
「勿論60㎏のタイトルも大事なんですけど、今はSHIGERU選手に勝つ事だけしか考えてなくて。
その後の事は勝ってからじゃないと考えてもキリがないんで、今は勝つ事しか考えてないです。」

–SHIGERU選手にはどういう印象を持ってますか?
「圧力と手数で来るタイプだと思うんで、こっちはクールに。
熱くなっちゃうと相手のペースになっちゃうんで、とりあえずそんな感じでプランを立ててますね。」

–圧力では花田選手も負けてないと思いますが。
「そこでも負けちゃいけないと思いますけど、それだけじゃこれからは勝てないと思うから、色んな事練習してポイントを取る事は自分の得意な圧力で 前に出てって、あとは刺し合いで色んな所でも勝てたらなと考えながら練習してます。」

–では、今までとスタイルチェンジをしているという事ですか?
「前はとにかく前に行って相手がバテた所を捕まえに行ってたけど、最近は日本トップ選手とやらしてもらって自分も一つ二つ違う武器を増やさないと 対抗できないかなって。」

–先にSHIGERU選手にインタビューをしてましたが、何か考えてるかもしれないが基本スタイルは変わらないと思うから大丈夫と言ってまし た。
「ハハハ(笑)。いやいや間違いなくそうでしょうね(笑)。
結局、自分の得意な事をやる事が一番強いと思うんで。そこに持っていくのがプランだし、逆にそれが出来てなかったら僕の強い所が出せてないって事 だから。
まぁお互いそうだと思います。」

–では、いつもの強みを見せながら一味違う所も見せると?
「まぁ出せたらいいなって。練習してないと出す事も出来ないから。
それは試合の中で出せたら出す。自分の得意なプランでイケるんだったらそれに越した事は無いですね。」

–前回のRISE107のリング上で、SHIGERU選手は『RISE、パッとしない』と言ってました。
インタビューでは前ほどインパクトのある選手がいなくなったと。それを聞いて花田選手はどう思いますか?
「それを言われたからって僕は…、ね。難しいっすね(笑)。
僕は僕が出来るベストな戦いをしてるんで、自分の戦い方が消極的だと思ってないし、好きな人は好きだと思うし僕はそれでいいかなって思ってるんで 特にそれを言われたからって自分のキャラ変えてみたりする事は無いですね。」

–ではトーナメントの反対側では野辺広大選手が郷州選手に勝って決勝進出しております。この試合は何か予想はされてましたか?
「僕、野辺選手見た事無いんで。郷州君しか見たことないから郷州君が勝つのかなって思ってたら負けちゃったんで、どんな選手だろうとは思ったけ ど、とりあえず勝たないとそんな事も考えられないんで。
とりあえずSHIGERU選手に勝って考えようかなって思うんで。全く気にしては無いですね。」

–元々、選手を見るタイプでは無かったですよね。
「ですね。こっち(福岡)に住んでるんで、見に行く事も無いからですね。」

–現在、フェザー級のタイトルも保持している花田選手は2階級制覇も懸かってますね。過去、同時に2階級のベルトを保持していた選手はいませ ん。
花田選手がスーパーフェザー級のタイトルを獲れば史上初の快挙です。
「RISE初なんで、獲ったら嬉しい事ですけど、僕には裕樹さんていう大きな先輩もいたんで。
裕樹さん、3階級制覇してて裕樹さんも2階級同時には獲れなかったんで、ちょっとでも裕樹さんに並びたいなって気持ちが大きいですよね。
獲れたらちょっとは近づけたかなって思うかもしれないですよね。
ベルトなんていっぱい持ってる選手いるけど僕は裕樹さんに追いつきたいっていうので始めた部分もあったから、やっぱり。」

–現在、持っているフェザー級のタイトル戦線ですが、相変わらず一刀選手は好調でさらにBigbang王者の小山泰明選手が小宮山夕介をKOし ました。
久しくフェザー級をやってないですが。
「ですね。今回、1年ぶりに60㎏ですしね。60㎏ですら無かったですからね。」

–フェザー級で意識している選手はいますか?
「いないですね。ってか見ないんで。誰がいるとかは知らないから、試合が決まってから相手の事を調べたり見たりするんで。今は一刀さんしか知らな いかな。」

–挑戦者が決まってから考える?
「変に見てピリピリするのも嫌なんで。
自分のベストな戦い方やったり、強くなる戦い方は自分の中でしっかりあるんで、基本はそこに向かって頑張って練習して、試合が決まって相手に合わ して動きを考えたり、どうやって自分の得意な展開に持っていくのかっていうのを考えるタイプなんで周りを見て調べたりとかしないですね。」

–相変わらずマイペースですね。
「ハハハ(笑)。見たらピリピリするんで。格闘技番組とかも見てなかったですもん。」

–ちなみにピリピリとはどういう感じなのでしょうか?
「自分に置き換えちゃうから。対戦するかもしれないってなるとどうしよっかなってそういう目線で見ちゃうんで。
練習終わったら格闘技から離れちゃうんで。オフはオフ。練習する時は練習するって感じで。」

–試合の話に戻りますが、今回の試合展開はどうイメージされてますか?
「SHIGERU選手はアグレッシブな選手だし、手数も圧力もあるんで激しい打ち合いになると思うんですけど、しっかりその中でも自分の得意な圧 力かけてパンチ、ヒザでしっかり倒してタイトルマッチにつなげられたら良いなと思います。」

–階級は違いますが、フェザー級のタイトルを持っている者として負けられない戦いでもあります。
「勿論そこも大事なんですけど、こんなこと言うのも失礼かもしれないんですけど自分の為にやってるんでRISEのベルト持ってるから勝つんじゃな くて自分が勝ちたいから勝つんであって、特にRISE王者だから2階級制覇だからっていう気負いは無くて、ただ単にSHIGERU選手に勝ちた いっていう思いです。」

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■RISE108 一刀 インタビュー『バンタムも参戦可能ですね。チャンスがあればやりたい』

–今回、10月3日のシュートボクシングから短いスパンでの試合ですね。
「怪我も無いですし、減量も順調なんで。前回SBさんでの相手もサウスポーだったんで、それは逆に良かったかなと。」

–サウスポーの村越選手対策につながっているという事ですね。
「そうですね。出来るだけサウスポーの方とやってる方が良いんで。」

–その10月は初のシュートボクシングルールでKO勝利でした。
「一番心配してたのが投げだったんですけど、それも練習してる事が出せて切れたんで。
あと昔はサウスポーに苦手意識があったんですけど、しっかり対策したら自分の動きが出来たんで別にサウスポーだからといって心配は無いですね。」

–地元兵庫に近い大阪での試合でした。東京で試合をするのとは感覚が違いますか?
「初めてだったんでどうなるかと思ったんですけど、やっぱり地元の応援が多いんで、出て良かったなと思います。」

–そして今回の相手が前バンタム級王者の村越優汰選手です。階級は違えど前王者対決となりました。この試合の話を初めて聞いた時の気持ちはいか がでしたか?
「率直に面白いカードだなと。村越選手もテクニシャンでチャンピオンを獲るだけの経験を積んできただけあるんで相手に不足は全然無いです。
面白い戦いだなって率直に思いました。」

–この試合はどういった展開になると思いますか?
「村越君を倒す為だけの練習をしてきてるんでそれをぶつけるだけですね。」

–どういうイメージをしてますか?
「相手はパンチを警戒してくると思うんで、僕の中でポイントは逆に蹴りになるんじゃないかなと。
いかに僕がどれだけ蹴りを出せて散らしてパンチを当てられるかがポイントになってくるんじゃないかなと。」

–相手の蹴りにはどういうイメージを持ってますか?村越選手は“三日月蹴り”を得意としてます。
「特にそこは気にしてないですね。蹴りはいつも反応出来るんで。いつも通り距離感を大事にして、自分の戦い方を大事にしてたら蹴りはそんなに怖く ないかなと。」

–彼の三日月蹴りは数々の選手を悶絶させてきましたが、一刀選手からすれば怖いものでは無い。
「いや、警戒はしてますけどしっかり自分の動きが出来たら反応出来ると思うんで。用心はしてますけど、怖いっていうのは無いですね。」

–一刀選手は小宮山兄弟と戦ってきて、彼らの蹴りを捌いてました。今回もそういうイメージですか?
「蹴りにはしっかり反応して、自分のをコツコツ当てて最後にパンチで仕留めたいなって。」

–今回、最後はどういう形になりますか?
「KO出来たら良いなと思ってます。そこだけを狙う練習してるんで。しっかりKO狙っていきたいです。」

–今回は-56㎏契約で普段RISEではフェザー級(-57.5㎏)、ルンピニーではスーパーバンタム級(-55.3㎏)です。もしかしたら -55㎏級にも参戦可能なのでしょうか?
「そうですねバンタムも参戦可能ですね。」

–となると、フェザー級もバンタム級も獲りに行く事が出来ますよね?
「チャンスがあればやりたいですね。」

–両階級の王者、花田元誓選手、那須川天心選手についてお聞かせいただけますか?
「どっちも化け物ですね。けど、ファイターとして強い相手とやりたいというのがあるんで強い相手としないと意味がないです。チャンスがあれば挑み たいと思います。」

–花田選手には防衛戦で敗れてタイトルを失う事になった因縁がありますね。
「リベンジしたいですね。一個一個きっちり勝って、チャンスを手にしたいですし、花田選手といったら突進力なんで、今度はいかにあの突進力を殺し て自分の攻撃を当てていくか。常にそういうイメージをしているので。」

–あの試合は悔しい敗戦でしたね。最終ラウンドにヒザ蹴りで額を切られてのTKO負けになってしまいましたよね。
「やっぱり、試合中に花田選手の獲りたいって気持ちが僕を上回ったんだと思います。
それは自分が一番分かってます。自分の戦いを貫いた花田選手の見事な勝利だと思います。でもそのままで終わりたくないんで。リベンジ考えてるん で。」

–あの時、防衛失敗した経験はどうやって次に生かしていきたいですか?
「あの突進力を殺す、キック界でピカイチの突進力を持ってると思うんで、それを殺して自分の攻撃をぶち当てて倒したいです。そればっかり考えてま す。」

–では、バンタム級王者の那須川選手についてはどういう印象をお持ちですか?
「もう天心君はスピード、技術、精神力、凄い天才的なものがあるんで、一ファイターとして尊敬に値しますよね。
やっぱり強い人と戦いたいっていうのがあるんで、肌で感じてそれを乗り越えたいっていうのがあるんで、もしチャンスがあればやってみたいです。」

–一刀選手は小宮山工介から勝利を収めるなど、何を起こすかわからない期待感のある選手です。
一刀選手と那須川選手が戦うのを見てみたいファンもいると思います。那須川選手は今回対戦する村越選手を圧倒して2RでKOしました。それを超え るような試合をすれば対戦する可能性も出てくるかもしれません。
「やっぱり、倒して勝ちたいですね。KOという格闘技の華で締めくくりたいですね。天心選手が2ラウンドで倒したから僕はそれ以上早く倒したいと かじゃ無しに村越選手を倒す事だけに集中して練習してるんで。KO出来るように自分の戦いを貫きたいと思います。」

–他にも日本人のファイターで興味のある選手はいますか?
「前回のRISE107で見たフェザー級の小山選手は気になってますね。いつか当たるだろうなというのはあるんで。
RISEに進出してきてるんでそれをきっちり倒したいなと。で、バンタムなら村越選手をきっちり倒して、それぞれのチャンピオンに挑めたら良いな と思います。」

–今回の試合で一刀選手のどこをファンに見せたいですか?
「技術もあるし、精神力もある一刀を見ていただきたいです!」

■RISE108 村越優汰 インタビュー『フェザーとバンタム二つはちょっと生意気なんでそれは自分が阻止します』

–前回の試合は8月1日のBLADE.2でした。感覚は3か月ほど空いてますがその辺は問題無いですか?
「問題は特に無いですね。」

–その大会では-55㎏トーナメントに出場しました。トーナメントを振り返っていかがでしたか?
「ダメージ的な問題も少しはあったんですけど、結局は最後に気持ちとかの問題だったのかなって。
全然勝てない相手じゃ無かったって戦ってみて思ったんで。で、やっぱ反対側は那須川選手が上がってきたんで、自分は何としても決勝に上がって、決 勝でRISE対決させたかったんですけどこういう結果になっちゃって…。
でも内藤選手とは普通にワンマッチで、ノーダメージの状態でやれば自分は普通に勝てると思ってるんで。」

–内藤選手との試合は接戦でしたね。1ラウンドの最後の三日月蹴りはご自身でも手応えあったのでは?
「ありましたね。効いたんで。それでイケると思ったんですけど、ちょっと良いタイミングでゴング鳴っちゃって(笑)。」

–相手が1ラウンドKO勝利で勝ち上がり、村越選手はフルラウンド戦い抜いての勝ち上がりでした。スタミナはかなり消耗していましたか?
「若干疲れてた部分もあったんですけど、やっぱりそんな事は言ってられないんで。そこで自分が落ちちゃったのが悪かった所だったんで。」

–1回戦のユウ・ウォーワンチャイ選手のお父さんがかなり強烈なキャラクターでしたね(笑)。
「いやー、すごい言われてたんで(笑)。なんかもう自分なんか相手にされてないような言い方だったんでこんな舐められてたら負けられないなって思 いましたね。
ちょっと1回戦は何としても勝たないとって。勝ててとりあえずは良かったかなぁ。」

–村越選手の事にあまり触れてなかったですが、何か言われてましたよね。
「なんか、全然トーナメント出る資格無いって言ってましたよね。ちょっとイラッとしましたね(笑)。」

–あの1回戦が5月のタイトルマッチで敗戦してからの復帰戦でした。緊張はありましたか?
「負けた後の試合だったんで、しかもKO負けの後で、自信的な部分も気分だったり調子だったり、負けからの部分だったんで心配もあったんですけ ど、戦ってみたら割といつも通りの戦いが出来たんで、あぁ大丈夫だって。」

–トーナメントで最低限やりたかった事は出来ましたか?
「(ユウ選手は)名前もある選手でしたし、試合もすごいしてるじゃないですか?
なので自分的にそのトーナメントの中じゃ強い選手だと思ってたんで、その選手に勝てたのは自分の中で大きかったですね。」

–ユウ選手はムエタイスタイルでしたが、そこまで巧さは感じなかったですか?
「そこまで上手くなかったですね。全然、戦ってみてイケるって思いましたね。」

–その1回戦を突破し、準決勝で村越選手に勝った内藤選手は決勝で敗れてはしまいましたが、日本トップクラスの選手だと思います。ワンマッチで 再戦したいですか?
「やってみたい気持ちはありますね。やっぱ、これ言っちゃうとアレなんですけど、あっちは1ラウンドKOで上がってきて、こっちは判定で感じだっ たんで、ノーダメージでやったらどうなるのかなっていう気持ちもありますし、普通にやったら負けないと思いますね。」

–今回、そのトーナメントが終わってからの最初の試合です。相手は意外かもしれませんが、前フェザー級王者の一刀選手です。お話を聞いた時はど う思いましたか?
「いや、まさかって思いましたね(笑)。上の階級の人なんで普通に無いかなって思ってたんでそんな意識もしてなかったんですけど、本当にまさかっ て感じですよね。」

–一刀選手の印象はどうですか?
「普通に上手いって思いますよ。パンチの選手ですよね。普通に技術もあるし倒せるパワーもあるし、普通に尊敬している選手です。」

–一刀選手は階級を超えて小宮山工介選手から勝利を上げたり、ルンピニーには村越選手の階級に近いスーパーバンタム級で挑戦したりしてます。
階級を超えて強い選手です。何か警戒している事はありますか?
「ルンピニーだったり、上の階級とやってたりっていうのは経験が豊富だと思うんで、そこら辺の経験では自分よりは上だと思うんですけど、普通にい つも通りの動きが出来れば勝てると思います。」

–一刀選手は、村越選手の必殺技である三日月蹴りに対して気を付けなければいけないが怖くは無いと言ってました。
「いや、一発当たれば普通に倒れますね。」

–最近も三日月蹴りの精度を上げる練習はされてますか?
「いつも通りいつもの練習をしてるって感じですかね。いつでもチャンスがあれば出します。」

–三日月蹴りで倒す自信はありますか?
「自信はありますね。結構、試合の映像とかも見て勉強して研究してるんですけど、入りそうだなって感じの印象ですね。」

–まず、そこをチェックされるんですね(笑)。ただ、一刀選手は小宮山工介の顔面前蹴りを避けたり、鉄壁のディフェンス能力を誇る選手です。そ んな一刀選手をどうやって倒しますか?
「それ見てて自分も思ったんですけど、ダウンだったりKO負けがあんまり無いんで。試合見ててもディフェンスが上手いし、そういう選手を倒せた ら、また村越凄いってなると思うんで、ここで一気に倒したいですね。」

–今回はタイトルマッチなど好カードが多いですが、この一戦は裏メインとして見ている方も多いです。どういう所に注目してほしいですか?
「一般のお客さんもこの二人がやるっていうのは思ってなかったと思うんで、一刀選手は上手さもあって、パンチだと思うんですけど自分は蹴りでパン チvs蹴りの戦いになる。結構、技術戦になると思うんで。だからと言って判定では無くてKO決着になったら盛り上がるんじゃないかな。」

–一刀選手は普段はフェザー級に出場してますが、バンタム級のタイトル戦線にも興味があり村越選手や那須川選手と戦いたいし、フェザー級のベル トも取り返したいと言っ

ていました。村越選手も那須川選手からバンタム級のベルトを獲り返したい身であると思いますし、その辺はどう思われますか?
「フェザーとバンタム二つはちょっと生意気なんでそれは自分が阻止します!で、自分がまたベルトを獲ります!」

–では、またベルトを巻く上で避けては通れない那須川選手について、改めて彼がトーナメントを3連続KOで制した今の印象をお聞かせ下さい。
「やっぱり上手いですよね。速いし、目も良いし。」

–これから村越選手がタイトルを奪還する為にしていく事は何でしょうか?
「圧倒的に今回も勝っていかないとやっぱ那須川選手とやっても負けるだけなんで、自分の強さをどんどん見せていって、また挑戦したいです。」

–那須川選手と次やったらどうなりますか?
「もう、1回戦ってるんで、那須川選手の戦い方もわかってるんで、次やったら勝ちます。」

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■RISE108 那須川天心 インタビュー『プレッシャー無いですね。自信があるんで』
–練習お疲れ様でした。今日(10/31)で追い込みは終了ですか?
「今日でもう最後ですね。」

–手応えはどうですか?
「かなりあると思います!」

–今日のチームTEPPENの練習は大人の参加者も多く、かなり熱が入ってましたね。
「すごい良い練習が出来たと思います。色んな所から練習来てくれたんで、おかげ様で良い試合が出来そうな感じです。」

–最近はチームTEPPENの練習も大人の参加者が増えてきましたか?
「増えてきましたね!結構色んなジムから。5~6個ぐらい。今日初めて一緒に練習した人とかも多かったですし、TARGETのジムの人も来てくれ たんで。」

–今、相当疲れてますね…。
「疲れてますね(笑)。でもあと1週間。」

–聞く所によるとだいぶ体重も増えてきたらしいですね。減量は1週間で落とし予定?
「減量は今日からですね。体重もだいぶ。減量は、前までが3~4kgだったんですけど、5kgぐらいですね。まぁでも楽な方だと思いますけど ね。」

–RISEに出るのが5月のタイトルマッチ以来です。その間にBLADEのトーナメントを制しました。RISEのチャンピオンになってから何か 変化はありますか?
「結構、声かけられるようになったとか、なんか見られ方とかが違う感じがあって、それがあるからこそ負けられないなと思いますね。」

–タイトルを持つと刺激になりますか?
「そうですね。これ以上ベルト獲ったりとかそういうのは無いんで、しっかりこのベルトを守って、あとは強い相手と戦って勝つだけですね。」

–強い相手という事で、今回は世界の強豪です。相手はマイク・アラモス。那須川選手から見てどうですか?
「すごい強い選手だと思いますね。日本に来てすごい強い選手もボッコボコにしてたんで。
まぁ僕もさらに気合いが入って。1回決まった選手が無くなっちゃったんですけどそれより2~3倍強い選手なんで。負けられないですよね。」

–最初に決まった選手も強豪でしたが、代打の選手の方が逆に強くなってしまいましたね。
「いや、それはもう嬉しい事ですよね。レベルアップ出来ると思うので。僕の挑戦ですよね。」

–現在、那須川選手はチャンピオンです。今回の試合はチャンピオンとしてどうやって相手を迎え撃ちますか?
「そういうのはあまり気にせずに、いつも通り戦っていこうと思いますね。最終的にはKOします。」

–今回の試合、自分の頭の中でどんな展開を描いてますか?
「何で倒すとまでは言わないですけど、それは試合を見たらわかると思います。」

–自信は?
「ありますね。」

–先ほどの話に戻りますが、いつも通り戦うというのは具体的には?
「倒しに行くスタイルで、誰が見ても凄いなと思わせるような試合をしたいと思います。」

–今回はBLADEのトーナメントを優勝してからの第1戦でもありますが、あのトーナメントから戦い方に変化はありますか?
「全試合KO出来たんで、形的には良かったんですけど、試合とか見てみるとまだまだ足りない部分が沢山あるんで、そこをしっかり今回練習してきた んで。
それが…何ですかね…、完璧になれるような感じになっていきたいですよね。」

–足りない部分とは何でしょうか?
「まぁ色々ですよね。パンチはそこまでもらってないですけど、危ない場面とかもありましたし、そういう危ない場面を最小限にしていく。
欲を言えば無くしていこうという事ですね。」

–初めて欧州の選手と戦うわけですが、何か気にしてる点はありますか?
「まぁフィジカルが強いのかなと思いますけど、まぁビデオを見た感じでは右の蹴り、右の前蹴り、ストレート。
いきなり強い相手を当ててきてくれたなと思いますね。負ける気は一切無いんで、これを倒して次のステージに上がりたいと思いますね。」

–誰が見ても那須川天心が世界で一番強いと?
「そう思われたいですよね?僕が一番強いと。そう言われるまでにはまだまだ長いと思いますけど、1戦1戦インパクトのある試合をして、倒してって いうのを続けてけばみんな認めてくれるかなと。」

–先月タイのAKA(アメリカンキックボクシングアカデミー)で練習されてましたが、何か世界最強のヒントは掴めましたか?
「手応えはあったんですけど、タイ人凄く強くて。やっぱ技術が僕より全然上だったんで。
通用する所もあったんで、そこを伸ばして、あとは通用しなかった所を相手の技しっかり盗んで、やっていきたいですね。」

–前回のBLADEのトーナメントでは周りから神懸っていたと言われてました。今回の試合に対する期待も大きいと思います。自分の中であれを上 回る戦いは出来ますか?
「3試合であんだけのインパクトだったんで、それを1試合で出せるような。
大技で倒すっていう考えもありますけど、僕は技術でコツコツ当てて倒してやろうかなと今回は思ってます。」

–技術の競り合いでも負けない?
「そうですね。負ける気は無いです。」

–倒せるチャンスがあった時に倒すつもりは?
「ありますね。最初から狙ってって、ここがチャンスだと思ったらたたみかけていきたいと思います。」

–日本でも1戦しかしてませんが実力は知られている選手なので、那須川選手がどれだけ強いのか計る相手でもあります。気合いは入りますか?
「入ってますね!かなり今楽しみです!」

–デビューして1年と少し経ちます。もうタイトルを2つ獲り、今年のRISE最後のナンバーシリーズです。堂々とメインを張る程に成長しまし た。ここまでの事はデビュー前に想定してましたか?
「いやー、そういうのは考えてませんでしたね。早めにチャンピオンになるっていう目標がまずはあって、そこからトーナメントもやるとは思ってな かったんで、1年ぐらいでトーナメントを経験できたんで。
今後は僕が迎え撃つ形でメインて感じなんできっちりと締めたいなと思います。」

–2015年はかなり良い年でしたが、最終戦はかなり重要ですね。
「これで有終の美というか、終わり良ければ総て良しって感じですね。これ、終わりダメだったらちょっと嫌ですよね(笑)。」

–いつも試合前にプレッシャーは無いとおっしゃってますが、チャンピオンとしてのプレッシャーなどもありませんか?
「プレッシャー無いですね。自信があるんで。皆にこう色々言われるんですけど。『ヤバいんじゃないか?』とか。それも力に変えて、やってやるよっ て。」

–やはり相手が強い方が楽しみですか?
「相手が強ければ強いほど燃えますね。」

–全く後ろ向きな事は考えない?
「無いですね。考えた事も無いです。」

■RISE108 マイク・アラモス インタビュー『今後はRISEのタイトルも狙いたいね』

–久しぶりの日本での試合ですね。コンデションは如何でしょうか?
「確かに日本での試合は本当に久しぶり、凄くいい感じさ!練習を沢山していてベリーグッド!!疲労を取り除いたら完璧。早く試合がしたいよ。」

–前回の日本の試合はどうでしたか?
「予想通りの相手の動きと、私のいい動きができたね。ワンサイドだったと思う。ここ最近は試合はしてなかったけどいつも練習しているから問題無 い。」

–対戦相手の那須川天心についてどう思いますか?
「彼の試合ビデオを見たよ!とてもスピードがあり攻撃も強い。若くて勢いもある、凄く良い選手。日本では人気者らしいね!試合が楽しみだよ!」

–今回どのような戦い方をしますか?
「その場その場で戦い方は変わるけどおそらく足技、キック、膝、前蹴りで戦うだろう。ムエタイとキックの動きを合わせて戦う。」

–ズバリ試合内容は
「KO決着を望む。那須川天心もKO狙ってくるだろうし、足技で決着をつける!かなりテクニカルな試合になるから瞬き出来ないからね。とても激し く良い試合になると思う。」

–日本のファンに一言
「今回のオファーをありがとう。ずっと日本で試合がとてもしたかった。試合が出来る事を感謝している。
僕のベストを尽くして那須川天心に勝つところをみんなに見て欲しい。そしてマイク・アラモスを覚えて欲しい。そして今後はRISEのタイトルも狙 いたいね。」

大会概要・対戦カード
11・8「RISE 108」全カード決定!メインは那須川天心×マイク・アラモス

140712riseマット界舞台裏7月24日号全日W1ノアZ1広島BattleAid小笠原和彦RiseBladeプロ空手達人
▼7・12『RISE100~BLADE 0~』東京・大田区総合体育大会
141014wb066coverBladeK1マット界舞台裏10月9日号天龍船木柴田KH噂の真相K-1BLADE桜庭ヘンゾ佐野魂Reina修斗RISE
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