3タイトル戦!ISKA日本ムエタイ NJKFスーパーフェザー級&フェザー級新王者!NJKF west 4th

 10月18日(日)大阪府・堺市産業振興センター イベントホールで開催された「NJKF(ニュージャパンキックボクシング連盟)west 4th」。世界ベースで権威のあるISKAタイトル戦を含む3 つのベルトを賭けた大会であった。
 メインイベントは 世界ベースで権威のあるISKAムエタイルールの日本バンタム級王座決定戦でJyosei(NJKF誠至会)が王座獲得(トップ写真)、ダブルセミファイナルIでは、空位のフェザー級王座を賭けて、2位 森田陸斗(NJKF 誠至会)が王座獲得。ダブルセミファイナルIIは、NJKFスーパーフェザー級タイトルマッチで同級1位 豪(NJKF 大和ジム)が勝利して新王者となった。

■ NJKF 2026 west 4th
日時:2026年10月18日(日)開場 12:45 開始 13:00
会場:堺市産業振興センター イベントホール(大阪府堺市北区長曾根町 183-5)
主催:NJKF 誠至会/誠至会プロフェッショナル
認定:ニュージャパンキックボクシング連盟
お問い合わせ:NJKF 誠至会 TEL(06)6536-7379
       mail:seishikai@lime.ocn.ne.jp

<メインイベント ISKA ムエタイ バンタム級 ISKA 日本王者決定戦 3分5R ex.1 ※ヒジあり>
○Jyosei(NJKF誠至会/元 NJKF スーパーバンタム級王者/前 WBC ムエタイ日本統一スーパーバンタム級王者)
 判定 3-0 (48-45、48-45、49-44)
●繁那 (NJKF R.S-GYM) 前 NJKF スーパーバンタム級王者

 NJKF スーパーバンタム級のベルトを巻いた経験を持つ者同士が、ISKA ムエタイ日本バンタム級の初代王座をかけて激突した。赤コーナーは地元・誠至会の JYOSEI、青コーナーはピンクの髪で入場したR.S-GYM の繁那。ヒジありの 5R、組み、ヒザ、パンチが交錯する一戦となった。
■1R
JYOSEI がオーソドックス、繁那はサウスポーで構える。1R、繁那が右ミドル、踏み込んで左フック。JYOSEI は右ロー、右ミドルを返す。早々に組み合い、ロープ際でもつれる場面が続いてレフェリーが何度もブレイクをかける。JYOSEI は右ミドルから右フックを大きく振り、繁那をコーナーに詰めると右、左フックと連打。繁那も長いジャブ、右ストレートで応じ、組めばヒザを突き上げる。左フックと右の相打ちもあり、互いに譲らない立ち上がり。終盤にはレフェリーが試合を止めて JYOSEI に何かを伝える場面もあった。再開後は繁那が左の蹴りから組みにいき、右ヒザ、左ハイ、左ミドルと手数を増やす。JYOSEI も右ストレート、右フックで打ち返し、最後は右ボディを突き刺してラウンドを終えた。蹴りとパンチの数はほぼ互角で、組みの時間の長さが目立つ 1R となった。
■2R
2R、JYOSEI が右ミドルから右ハイを放つと、繁那はスウェーでかわす。JYOSEI の右ストレートに繁那が左フックを合わせる打ち合いも。首相撲の攻防では、JYOSEI が繁那の体を担ぎ上げてマットに落とし、レフェリーから注意を受ける。その後も JYOSEI がコーナーで繁那を抱え込む時間が長く、繁那は右ストレート、左フックの連打、ヒザで反撃。ラウンド終了間際、JYOSEI が再び繁那を投げ倒してゴングを聞いた。このラウンド、JYOSEI は右ミドル、右ロー、左の前蹴りと蹴りを散らし、繁那はジャブと左ハイで距離を測る。ブレイク後にレフェリーが両者の間に入って注意を与える場面もあり、クリンチの攻防が試合の焦点になっていく。
■3R
3R、右ミドルとヒザの交換から試合が動く。1 分過ぎ、繁那が左を伸ばしたところへ JYOSEI が右をかぶせる電光石火のカウンター。さらに左フック、右フックとまとめると、繁那は尻もちをつくダウン。ダウン直後、JYOSEI は右ボディ、右ミドルで追撃し、コーナーへ繁那を追い込んで右、左フックを打ち込む。しかし繁那は右ストレート、左フックで打ち返し、テンカオ気味の右ヒザも突き上げた。ダウンを喫した側とは思えない反撃に、場内がどよめいた。

■4R
4R、JYOSEI がジャブ、右ミドル、右フックで前進。繁那は組んでヒザを突き刺し、右の蹴りで応戦する。誠至会コーナー前で JYOSEI がプレッシャーをかけ続ける。2 分半近く、打ち合いの中で JYOSEI が右ストレートから左フックを返し、さらに顔面に連打を集めると、繁那は後方へ崩れ落ちて仰向けに倒れる 2 度目のダウン。JYOSEI は両手を突き上げて勝利を確信したかのよう。それでも繁那は立ち上がってファイティングポーズ。JYOSEI が詰めにかかるが、繁那はガードを固め、ゴングまで耐え抜いた。
■5R
5R、後がない繁那が前に出て右ミドル、右フック。JYOSEI は右ミドルと組みで対応し、首相撲から繁那を抱え上げてまたも注意を受ける。中盤には繁那をロープに押し付け、繁那の上体がロープの外に出る場面もあった。繁那は右フックで JYOSEI の顔を跳ね上げるなど最後まで反撃。終盤、頭を下げて組みに来た繁那にJYOSEI が右ヒザを合わせ、繁那がマットに崩れたが、これはダウンではなく、すぐに試合が再開された。最後は組み合ったまま両者がもつれて倒れる場面もあり、そのまま試合終了のゴングを迎えた。
判定は 3-0 で JYOSEI。ISKA ムエタイ日本バンタム級の新王者が誕生した。
 リング上でマイクを握った JYOSEI は、2 本目のベルトを獲得した喜びを応援してくれたファンと分かち合った。そして、ファイターとしての最終章に入ったことを告げ、より高いレベルで戦っていく決意を表明した。

<セミファイナルII NJKF スーパーフェザー級タイトルマッチ 3分5R ※ヒジあり>
●坂本直樹 (NJKF 道場 373/王者)
 判定 0-3 (三者とも 47-50)
○豪 (NJKF 大和ジム) NJKF スーパーフェザー級1位

 昨年、同じ会場で坂本直樹に敗れた豪が、大和ジムへの移籍を経てリベンジの舞台に立った。赤コーナーは道場 373 の坂本、青コーナーは大和ジムの豪。ヒジありの 5R、首相撲とヒザ、パンチが交錯する一戦となった。
■1R
1R、坂本が前に出て、左ジャブ、右ロー、右ミドルで圧力をかける。豪は前蹴りで距離を取り、30 秒過ぎに左ヒザから右を打ち込んで坂本の上体をのけぞらせた。坂本もすぐに右ミドルを蹴り返し、豪をロープ際へ押し込んで首相撲の攻防に持ち込む。1 分過ぎからはコーナーでの組み合いが続き、体を入れ替えながらヒザを交換。坂本の右ストレート、右フックを、豪は上体を沈めてかわし、回り込んでコーナーを脱出する。2 分過ぎには豪が左から右ストレートを伸ばして坂本を下がらせ、右ミドルから左右フックの連打でコーナーへ押し返した。前に出たのは坂本、
クリーンヒットは豪という形でゴングを迎えた。
■2R
2R、坂本が右ロー、右ミドルから左フックとつなぎ、豪をコーナーへ詰めて右ボディとヒザを集める。中盤には左ジャブを立て続けに突き、合間に右ローを差し込んだ。前に出る時間は坂本の方が長い。一方の豪は 1 分過ぎに右ハイキックを放ち、続く首相撲では右ヒザを突き刺す。2 分近くには左右のボディから右ストレート、左の蹴りとまとめ、坂本も左フックとヒザで応戦した。終盤、潜り込んだ豪に坂本が上から覆いかぶさり、両者もつれてマットに倒れる場面も(スリップ)。最後は坂本が左右のパンチで豪をコーナーへ詰めてラウンドを終えた。
■3R
3R、首相撲の時間がさらに長くなる。坂本は右ハイ、左前蹴りから右ロー2 発と蹴りで攻め、豪をコーナーに詰めて組み付く。豪も右ボディ、右アッパーを返し、コーナーで坂本を押し込んでヒザを打つ。両者がコーナーで体を入れ替えながら、ヒザの応酬が続いた。2 分過ぎ、ブレイクの直後に坂本が右を振ったとしてレフェリーが試合を止め、坂本に注意を与えて再開。その後は豪が右ヒザ、右ハイキックで攻勢に出る。坂本も右ストレートで打ち合いに応じ、最後は首相撲のまま両者がもつれてゴングを聞いた。
■4R
4R、首相撲の主導権が豪に移り始める。坂本はコーナーに押し込まれながらも右ヒザを返し、右ストレートで飛び込み、組み際には右ヒジを上から振り下ろすが、はっきりとは当たらない。1 分過ぎには組み付いた坂本を豪が振り回し、もつれた坂本がコーナー下に崩れる場面も見られた。豪は右ハイキック、右ローでも坂本を攻め、近い距離では右ヒジを振る。そして終盤、首相撲で坂本の首を上から押さえ込み、坂本の上体をロープへ覆いかぶさる形にさせる。坂本も起き上がって右を振り、左フックとの相打ちでゴング。豪が首相撲の攻防で上回ったことが、はっきり分かるラウンドとなった。
■5R
5R、豪が首相撲で先手を取る。開始 20 秒過ぎ、コーナーでの組み合いから右ヒザを腹に突き刺すと、坂本の体が崩れかける。その直後、坂本の蹴りに豪が合わせ、坂本がロープ下でマットに倒れる場面も(スリップ)。1 分前後には坂本が豪を抱えて崩しにいったところで再びレフェリーが試合を止め、坂本に注意を与えた。再開後、打ち合いで豪が左フック、右ストレート、右フックと連打する。そして 1 分半過ぎ、首相撲から離れる瞬間に、豪がショートの右を坂本のアゴへ打ち込み、坂本は後方へ崩れ落ちてダウン。すぐに立ち上がった坂本だったが、豪は再開と同時に坂本を青コーナーへ押し込み、左右のフックで追撃した。坂本も最後まで右フック、右ヒジを振って逆転を狙う。しかし豪は首相撲で坂本の頭を押さえ込み続け、残り 10 秒余りには再び坂本の上体をロープへ覆いかぶさる形にさせる。最後は首相撲で坂本の頭を下げさせたまま、試合終了のゴングを聞いた。
■試合結果

 判定は豪。NJKF スーパーフェザー級のベルトは豪の腰に巻かれた。前半は前に出る坂本と、打ち返す豪の互角の攻防だった。流れを変えたのは首相撲だ。1〜3R は坂本に抱え込まれ、コーナーへ押し込まれる場面が多かった豪だが、4R からは上から首を押さえ込み、崩し、ヒザを突き刺す側に回った。そして 5R、首相撲から離れる一瞬に打ったショートの右でダウンを奪い、勝負
を決定づけた。1 年前に敗れた相手に、組みの攻防で上回っての雪辱だった。

<セミファイナルI NJKF フェザー級王座決定戦 3分5R ex.1 ※ヒジあり>
●庄司理玖斗 (NJKF 拳之会) NJKF フェザー級1位
 判定 0-3(48-49、48-49、47-49)
○森田 陸斗 (NJKF 誠至会) NJKF フェザー級2位

■1R
序盤、庄司は前足へのティープとローで距離を探り、森田は左ロー、左ミドルで応じる。森田は鋭いキレのある左ジャブを早くから突き、庄司のアゴを跳ね上げていく。50 秒過ぎには森田の左フックで庄司の顔が流れるが、庄司もすぐに打ち返して前に出て、首相撲の攻防へ移る。1分半過ぎには庄司が森田をコーナーへ押し込んで連打、左ボディもまとめる。このラウンド、庄司のヒジが森田の額を捉え、森田は出血を強いられた。それでも森田は慌てない。2 分前後には逆に庄司をコーナーへ詰め、右ストレート、左右のフック、ボディと畳みかけた。終盤は青コーナー前での首相撲となり、互いにヒザを交換してゴング。手数はほぼ互角ながら、前に出て相手を下がらせた時間は森田が長かった。
■2R
開始直後、1R に庄司のヒジで負った森田の額の出血を見たレフェリーが試合を止める。森田をコーナーへ下げて傷の状態を確認し、30 秒余りで再開された。流血のハンデを背負いながらも、森田は左ジャブで距離を作り直す。近い距離では右アッパーから右ストレートを打ち込んで庄司の顔を跳ね上げ、右ローで庄司のバランスを崩す場面も作った。一方の庄司も右フックを森田の頭部に当て、ラウンド後半には森田をコーナーへ押し込んでヒザとボディを集める。森田の右ストレートがクリーンに入れば、庄司は首を取ってヒザを返す。どちらにも振れる拮抗したラウンドとなった。
■3R
森田のパンチが冴え始める。開始早々、左ジャブ 2 発で庄司のアゴを続けざまに跳ね上げ、右ストレートにつなぐ。40 秒近くには右アッパーで顔を跳ね上げ、首相撲では庄司の体勢を崩して頭を下げさせ、ヒザを突き上げた。1 分過ぎにも左ジャブが庄司の顔面を捉え、1 分半過ぎには踏み込んだ右ストレートがクリーンヒット。庄司も低い姿勢から右アッパーを突き上げ、コーナーへ押し返して近距離から連打を返すが、ヒットの質では森田が上回る。終盤も森田は右ストレート、右フックで庄司をコーナーまで下げ、ラウンドを締めくくった。
■4R
勝負を分けたのはこのラウンドだ。森田は左ジャブ 2 発で庄司のアゴを上げてから右ストレートで入り、首相撲でも庄司の頭を下げさせてヒザを入れる。30 秒過ぎにも左ジャブが庄司の顔面を捉えた。1 分過ぎ、右フックで庄司が前屈みになると、森田は一気にギアを上げる。庄司を青コーナーへ追い詰め、右ストレート、左フック、右フックと連打。庄司は体を丸めてコーナーで耐えるしかない。レフェリーが両者を分けても森田の圧力は止まらず、右ストレートで再三庄司の顔を後ろへ弾く。庄司も打ち合いの中で拳を森田の顔面に届かせ、反撃の意地を見せる。それでも森田は終盤も庄司をコーナーへ押し込んでボディとアッパーを集め、この試合で最も一方的なラウンドとした。
■5R
最終ラウンド、後がない庄司が反撃に出る。中盤、右ストレートを森田の顔面に打ち込むと、左ジャブから右ストレートで前進し、青コーナー前で連打をまとめた。それでも森田は左ジャブで庄司の前進を止め、その都度右ストレートを返す。打ち合いは最後まで途切れない。そして残り 20 秒、森田が勝負を決めにいく。庄司をコーナーに釘付けにすると、右ボディ、左右のボディ
連打から右フックで顔を跳ね上げ、右アッパー、左フックとさらにたたみかける。庄司は首を抱えて凌ぐのが精一杯。終了のゴングが鳴ると、森田は右拳を高々と突き上げた。
■試合結果
 判定は 3-0 で森田を支持。レフェリーに右手を上げられた森田が、NJKF フェザー級の新王者となった。1R から流血しながらも、要所要所で鋭いキレのある左ジャブを当て、何度も庄司のアゴを跳ね上げたことが勝敗を分けた。敗れた庄司も最後まで勝負をあきらめず、5R には森田をコーナーへ押し込んで連打をまとめるなど、死力を尽くして王座を争った。判定を聞き終えた庄司は潔く森田の勝利を称え、王座決定戦にふさわしい好勝負を締めくくった。

<第5試合 バンタム級 3分3R ※ヒジあり>
〇越野廉成 (NJKF 誠至会) NJKF バンタム級5位
 判定 3-0(30-28、30-28、30-27)
●井原駿平 (ワイルドシーサーコザ)

<第4試合 65kg 契約 3分3R>
●光井泰地 (NJKF 理心塾) NJKF スーパーライト級10位
 判定 0-3(28-30、28-30、29-30)
○武田峻登 (OISHI GYM)

<第3試合 フライ級 3分3R>
○マグナムカンタ (直心会)
 判定 2-0(30-29、29-28、29-29)
●煌 (KANALOA-GYN)

<第2試合 スーパーフェザー級 3分3R>
△野村亮之 (NJKF TOP GUN GYM)
 判定 1-1 (三者とも 29-29)
△藤内理人 (NJKF 誠至会)

<第1試合 スーパーバンタム級 3分3R>
○西川佳汰 (NJKF 誠至会)
 判定 3-0 (30-27、30-27、30-28)
●村田吟 (大原道場)

<オープニングファイト 60kg 契約2分3R>
○大坪晴太郎 (NJKF 誠至会)
 判定 3-0 (30-27、30-27、30-28)
●岡田来駕 (NJKF TOP GUN GYM)