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10月8日放送の「TNA Thursday Night iMPACT!」は、テキサス州サンアントニオのボーイング・センター・アット・テック・ポートから放送された。年間最大級の大会「Bound for Glory」を3日後に控え、王座戦や大会へ向けた因縁が一気に動き出した。
番組冒頭ではマット・ハーディーとジェフ・ハーディーがリングに登場。メインイベントでTNA世界タッグ王座を奪還し、通算6度目の戴冠を果たすと宣言した。さらに、王座を取り戻した場合は「Bound for Glory」でsyXを相手にタイトルを懸けて戦う構えを見せた。
そこへ現れたのは、王者のニック・ネメスとライアン・ネメス。ネメス兄弟は王座を守り抜く自信を示し、ニックは「Bound for Glory」でTNA世界王座と世界タッグ王座の2冠を維持したまま大会を終えると意気込んだ。
続いてレオン・スレーターも登場。メインイベントを実況席から見届けることになったスレーターは、ニック・ネメスを破り、史上最年少のTNA世界王者になるという目標を改めて強調した。
また、ノックアウト世界タッグ王者のアリーとキエラ・ホーガンがバックステージでゾーイ・セラーノと衝突。警備スタッフが割って入り、騒動を引き離した。
ムースは「フランチャイズの顔」と対戦するオープンチャレンジを「Bound for Glory」で行うと発表。対戦相手はまだ明らかになっておらず、誰が名乗りを上げるのか注目される。

アリー&キエラ・ホーガンが王座防衛!ゾーイ・セラーノに挑戦を要求。ノックアウト世界タッグ王座戦では、王者のアリー&キエラ・ホーガンがキ・ヴァイブス&アレックス・グラシアと対戦した。キエラはグラシアのドロップキックを受けながらも反撃し、レッグドロップを繰り出す。アリーもニー・ストライクやフォアアームで攻め込み、ヴァイブスを追い詰めた。終盤にはグラシアとヴァイブスが連係を狙ったものの、グラシアの攻撃が味方に誤爆。アリーがヴァイブスにコードブレイカーを決めると、キエラがフェイス・ザ・ミュージックで追撃し、3カウントを奪った。王座を守ったアリーとキエラは、試合後にゾーイ・セラーノを呼び出し、「Bound for Glory」でタイトルを懸けて戦うよう要求。セラーノが誰をパートナーに選ぶのかが焦点となったが、後に元WWEのシェイナ・ベイズラーと組むことが明らかになった。
ガントレット出場順を懸けた8人タッグ戦!ジョー・アロンゾが20番目を獲得。「コール・ユア・ショット・ガントレット」の出場順を懸けた8人タッグマッチでは、フランキー・カザリアン、イライジャ、ベア・ブロンソン、トレイ・ミゲル組と、ホームタウンマン、AJフランシス、ブライアン・マイヤーズ、ジョー・アロンゾ組が激突した。カザリアン組にはエイブリー・スタイルズも同行。試合前にはカザリアンがスタイルズを激励した。試合は序盤から場外戦を含む混戦となり、トレイ・ミゲルがハリカラナや場外へのダイブで攻め込む。イライジャもマイヤーズを相手に反撃し、カザリアンはアロンゾにスープレックスやレッグドロップを浴びせた。アロンゾが場外でスタイルズと対峙すると、カザリアンがカッターで叩きつける場面もあった。さらにスタイルズがリング上の混乱に乗じて介入し、スパイラルタップを披露。TNAのリングでスタイルズがこの技を見せるのは13年ぶりと紹介された。終盤は選手たちが入り乱れる乱戦に発展。フランシスがカザリアンにダウンペイメントを決め、ミゲルにもTFLを浴びせると、アロンゾが交代してカバーに入り、勝利を確定させた。この結果、アロンゾは「コール・ユア・ショット・ガントレット」で20番目の出場権を獲得。一方、ミゲルは1番目から勝ち抜かなければならなくなった。また、ザ・ライチャスは「Bound for Glory」のガントレット戦に出場するハーレー・ハドソンに接近。ハドソンが彼らの誘いに応じるのかも注目される。
オーダー4が決裂寸前!ムスタファ・アリが宣戦布告。TNAインターナショナル王者ムスタファ・アリは、オーダー4のメンバーと接触禁止条項の下で最後の話し合いを行った。アリはメンバーに対し、最後のチャンスとして自分に従うよう要求。しかし、ジェイソン・ホッチはアリの家族への接し方を問題視し、ジョン・スカイラーもかつてオーダー4を家族だと考えていたものの、今は新しい家族がいると語った。タシャ・スティールズは、アリの王座防衛を支えるために自分とスペシャル・エージェント・ゼロが多くの犠牲を払ってきたと主張。メンバーそれぞれの不満が噴出する中、アリは「Bound for Glory」でオーダー4を破壊する構えを示した。大会ではアリが王座を懸け、ホッチ、スカイラー、スペシャル・エージェント・ゼロを相手に4WAY戦を行う。ユニット内の対立は、いよいよ決着の時を迎える。
エレイナ・ブラックが王座奪取に迫るも時間切れ!M・バイ・エレガンスが防衛。ノックアウトTV王座戦では、王者M・バイ・エレガンスがエレイナ・ブラックを迎え撃った。Mは序盤からブラックをコーナーに叩きつけ、場外では鉄階段を利用した攻撃を仕掛ける。ブラックも反撃し、エルボーやニー・ストライクを連続で叩き込んだ。ブラックがブラックアウトを狙うと、Mはスーパーキックで切り返す。互いにスーパーキックを打ち合った後、Mはコーナーでのパンプキックからミチノクドライバーにつなげたが、ブラックはカウント2で返した。Mがムーンサルトを狙うとブラックが回避。ニー・ストライクを叩き込み、Mをマットに沈めてカバーに入ったものの、ここでもMはカウント2でキックアウトした。残り時間が少なくなる中、Mはブラックアウトを決める。しかし、両者がダメージを負って倒れ込んだところで試合時間が終了。10分間の時間切れ引き分けとなり、Mが王座を守った。ブラックは王座奪取まであと一歩に迫ったが、最後まで3カウントを奪うことはできなかった。
ファビアン・アイヒナーがKCナバーロを撃破。シングルマッチでは、ファビアン・アイヒナーとKCナバーロが対戦。両者は「Bound for Glory」で行われるTNA Xディビジョン王座決定戦を前に、勢いをつけるべく激突した。ナバーロは305を決め、トップロープからのスプラッシュも繰り出すが、アイヒナーはカウント2で返す。ナバーロがコーデ・レッドを狙うと、アイヒナーはこれを回避。バックブリーカーでダメージを与え、最後はハスタ・ラ・ビスタで叩きつけてピンフォール勝ちを収めた。
「Bound for Glory」へ向けて新たな発表続々。番組では大会に向けた発表も相次いだ。インディ・ハートウェルは前週に複数の負傷を負ったため、この日の試合を欠場。ただし、医療スタッフから出場許可が下りれば、「Bound for Glory」でTNAノックアウト世界王座に挑戦できる見込みとされた。ミラ・ムーアもスペシャル・エージェント・ゼロのチョークボムを受けた影響で欠場となった。インディは昨年、同王座を獲得できなかった経験を振り返り、再び巡ってきたチャンスで夢をかなえると宣言。王者ザイヤ・ブルックサイドは自信を見せ、王座防衛を誓った。
また、TNA殿堂入りに関する発表も行われ、ODB、アメイジング・レッド、コナンの殿堂入りが明らかになった。ゾーイ・セラーノは、ノックアウト世界タッグ王座に挑戦するパートナーとしてシェイナ・ベイズラーを指名。ベイズラーは「Bound for Glory」でTNAデビューを果たすことになる。

メインイベントはネメス兄弟が防衛!試合後にsyXがハーディー兄弟を襲撃。メインイベントでは、TNA世界タッグ王者ニック・ネメス&ライアン・ネメスが、マット・ハーディー&ジェフ・ハーディーの挑戦を受けた。レオン・スレーターは実況席から試合を見守った。序盤はハーディー兄弟が連係攻撃で優勢に立つ。ジェフはドロップキックやダブル・エルボードロップで攻め込み、マットもライアンにサイド・エフェクトを決めるなど、王座奪還へ向けて勢いを見せた。しかし、ネメス兄弟も反撃。ニックはマットの目を狙い、レフェリーの死角を突いてライアンが攻撃するなど、王者らしいしたたかさを見せる。ライアンはネックブリーカーを決め、マットをチョークホールドで捕らえた。ジェフがリングに入ると流れが変わる。ニックにツイスト・オブ・フェイトを決め、マットとの連係でポエトリー・イン・モーションを狙う。マットのサイド・エフェクトに続いてジェフがスプラッシュを浴びせたが、ライアンがカットに入り、勝利を阻止した。ネメス兄弟はマットをコーナーに叩きつけ、ライアンがジェフにハリウッド・エンディング、ニックがデンジャー・ゾーンを決める。ニックのカバーをジェフがカウント2で返すと、マットがニックにツイスト・オブ・フェイトを決め、ライアンにも同じ技を浴びせた。ジェフはトップロープに上がり、スワントンボムを狙う。しかし、その瞬間に会場の照明が消え、syXの襲撃を警戒したマットは周囲を気にする。ジェフが飛び込むと、ニックは両膝を立てて迎撃。そのままカバーに入り、3カウントを奪った。ネメス兄弟がTNA世界タッグ王座を防衛し、ハーディー兄弟の王座奪還は失敗に終わった。
ところが、番組はこれで終わらなかった。再び照明が消え、点灯すると、実況席付近でレオン・スレーターが倒れている姿が確認された。ニックは困惑した様子を見せる。そして再び照明が落ち、明るくなると、リング上ではジョセフ・ソーヤーとサミュエル・ショウがハーディー兄弟を襲撃していた。syXがハーディー兄弟を襲い、番組は大混乱のまま終了。ネメス兄弟は王座を守ったものの、ハーディー兄弟とsyXの因縁は「Bound for Glory」へ持ち越されることになった。
TNA世界王座を懸けたニック・ネメス対レオン・スレーター、ノックアウト世界王座戦、そしてハーディー兄弟とsyXのノーDQ・フォールズ・カウント・エニウェア戦。大会直前のiMPACT!は、複数の抗争が一気に加速する結末となった。
■ TNA iMPACT!
日時:2026年10月08日(現地時間・放送日)
会場:アメリカ合衆国テキサス州サンアントニオ・ボーイングセンター
<ノックアウト世界タッグ王座戦>
[王者]○アリー キエラ・ホーガン
フェイス・ザ・ミュージック⇒ピンフォール
[挑戦者]●キ・ヴァイブス アレックス・グラシア
※アリー&キエラ・ホーガンが王座防衛
<コール・ユア・ショット・ガントレット・ランダムドロー・アドバンテージ・タッグマッチ>
○ホームタウンマン AJフランシス ブライアン・マイヤーズ ジョー・アロンゾ
ピンフォール
●フランキー・カザリアン イライジャ ベア・ブロンソン トレイ・ミゲル
※ジョー・アロンゾが「コール・ユア・ショット・ガントレット」で20番目の出場権を獲得。トレイ・ミゲルは1番目からの出場となる。
<ノックアウトTV王座戦>
△M・バイ・エレガンス
時間切れ引き分け
△エレイナ・ブラック
※M・バイ・エレガンスが王座防衛
<シングルマッチ>
○ファビアン・アイヒナー
ハスタ・ラ・ビスタ⇒ピンフォール
●KCナバーロ
<TNA世界タッグ王座戦>
[王者]○ニック・ネメス ライアン・ネメス
スワントンボムを迎撃してピンフォール
[挑戦者]●マット・ハーディー ジェフ・ハーディー
※ニック・ネメス&ライアン・ネメスが王座防衛