(C)BRAVE CF
2026年9月5日、クロアチア・プーラ――世界で最も急成長し、国際色豊かな総合格闘技団体BRAVE Combat Federation(BRAVE CF)が、歴史あるプーラ・アリーナで「BRAVE CF 108」を開催し、クロアチア初進出を果たした。
今回の大会によって、クロアチアはBRAVE CFを開催したヨーロッパ18カ国目、世界39カ国目となった。全9試合が行われ、BRAVE CFを代表するファイターたちが歴史的な会場で激闘を繰り広げた。

メインイベント
「BRAVE CF 108」のメインイベントでは、クロアチアのアンディ“ハイライト・マシーン”・ヴルタチッチが地元ファンを熱狂させ、フランスのミドル級ファイター、ソフィアン・ブアフィアをTKOで下した。ヴルタチッチは開始から試合の主導権を握り、距離を巧みに出入りしながらボディへの回転系キックと、鋭い左ジャブから右ストレートのコンビネーションを織り交ぜ、第1ラウンドから攻勢を構築。そして“ハイライト・マシーン”の異名通り、第2ラウンドに決定的な場面を作った。左フックをブアフィアのアゴにクリーンヒットさせてダウンを奪うと、すかさず強烈なグラウンド打撃を連打。レフェリーが試合を止め、TKO勝利を飾った。

コ・メインイベント
ラシャ・アブラミシビリがキャリア最大の勝利を挙げ、元BRAVE CFバンタム級世界王者のスティーブン“ザ・スナイパー”・ローマンを破った。ジョージアのアブラミシビリは、ローマンの強烈な打撃に対応するまでに時間を要したものの、徐々に自分のリズムをつかんで試合をコントロール。終盤2ラウンドでは、優れた打撃の選択と正確な攻撃を披露して差を広げ、フィリピンのスターから3-0の判定勝利を収めた。この大きな勝利によって、アブラミシビリは空位となっているBRAVE CFバンタム級世界王座への挑戦をアピールする上で、大きく前進した。
ウェルター級
イタリアのワルテル“ザ・スナッチ”・コリアンドロは、オーストリアのフェザー級ファイター、マティアス“サン・オブ・マーズ”・プレホーファーとの激闘を制し、3-0の判定勝利を収めた。プレホーファーは開始直後からベテランのコリアンドロに激しくプレッシャーをかけ、左右のフックを次々と叩き込んだ。しかしコリアンドロは冷静さを失わず、経験を生かしてタイミングの良い打撃と繰り返しのテイクダウンを仕掛け、相手の攻撃を封じていった。15分間にわたる攻防の末、3人のジャッジはコリアンドロを支持した。
ライト級
スロベニアのドメン“アームバー・ハルク”・ドルノヴシェクが、クロアチアのエリク・プレティコスを逆転で破った。プレティコスは打撃とテイクダウンディフェンスを武器に序盤5分間をコントロール。しかしドルノヴシェクは戦い方を修正し、スタンドで打ち合った後にテイクダウンを仕掛け、トップから執拗にプレッシャーをかけた。最終的にプレティコスのバックを奪うと、リアネイキッドチョークを極め、トロイアン・フリー・ファイターズ所属のプレティコスからタップを奪取。逆転の一本勝ちを決めた。
77kg契約
ボスニアの新鋭アミル・トゥティッチが、クロアチアのイバン“カーネイジ”・キシュを衝撃的なKOで破った。両者は開始直後から激しく攻め合ったが、トゥティッチが絶好のタイミングを見極め、突進してきたキシュに強烈なヒザ蹴りを合わせる。キシュは顔面からキャンバスへ崩れ落ち、トゥティッチが鮮烈なフィニッシュを決めた。
女子フライ級
スロベニアのマヤ・ドルノヴシェクと、ポーランドのデビュー戦となったアレクサンドラ・ソコウォフスカの一戦は、第3ラウンドに不運な形で決着した。ドルノヴシェクがグラウンド状態のソコウォフスカに対して、意図せず反則となるヒザ蹴りをヒット。ソコウォフスカは試合続行不能と判断され、勝敗はジャッジの判定に委ねられた。ドルノヴシェクは試合の大部分で優れたグラップリングを披露。繰り返しテイクダウンを奪い、マット上で主導権を握ったことが評価され、テクニカル判定で勝利となった。
ミドル級
クロアチアのルカ・ヴルタチッチが、ドイツのアリ“ザ・ジェントルマン”・ホデイブの序盤の猛攻を耐え抜き、第1ラウンド中盤から試合の流れを変えた。第2ラウンドにはさらに攻勢を強め、試合をグラウンドへ持ち込むと、継続的なグラウンド&パウンドを浴びせてレフェリーストップによる勝利を収めた。
73kg契約
フィリップ・ヴィダクは、キャリアで最も経験豊富な対戦相手の一人となった同じクロアチアのパトリック・ペレシャを破り、大きな勝利を挙げた。レガシー・コンバット・クラブ所属のヴィダクは、洗練されたグラウンドゲームで試合をコントロール。第2ラウンドにはリアネイキッドチョークを極め、一本勝ちを決めた。
アマチュア77kg契約
「BRAVE CF 108」は、アマチュア77kg契約で行われた一戦からスタート。2026年IMMAF欧州王者のクロアチア人ロニ・パブロビッチが、国際舞台でその実力と将来性を披露した。パブロビッチは開始からほとんど時間を置かず、スロベニアのネイツ・ルプレフトをグラウンドへ持ち込むと、第1ラウンドにリアネイキッドチョークを完成。見事な一本勝ちで大会の幕を開けた。