2026年8月20日、英国・ニューカッスル――世界最大のプロ・ベアナックルボクシング団体BKB Bare Knuckle Boxingは、10月10日(土)に初めてタイン地方へ進出し、ニューカッスルのユーティリタ・アリーナから「BKB 60」をライブ開催すると発表した。
北東部への初進出を飾るメインイベントでは、複数団体で世界王者となった地元の人気選手ミック・テリルと、トップコンテンダーのカミル・ソコロフスキーがヘビー級で対戦する。
コ・メインイベントでは、BKBを代表する実績豊富な2人が激突。BKBスーパーウェルター級世界王者ロランド“ダイ・インクレディブル”・ダイが、スコット“ザ・ミュート”・マクヒューを迎えて2度目の防衛戦に臨む。
BKBのデビッド・テトローCEOは次のようにコメントした。
「ニューカッスルは常に国内で最も熱狂的な格闘技の街の一つであり、BKB 60はまさにこの観客にふさわしい大会です。
ミック・テリルが地元でカミル・ソコロフスキーという危険な相手を迎え、ロランド・ダイがスコット・マクヒューを相手に王座を防衛する。この2試合が同じ夜に行われることで、ファンにとって絶対に見逃せない大会になります。
BKBにとっても、北東部のベアナックルボクシングにとっても、大きな夜になります」
地元の英雄ミック・テリル
ノース・シールズ出身のテリル(11勝2敗、10KO)は、複数団体で世界王座を獲得している正真正銘のヘビー級スター。
今回はBKBのファイターとして地元へ凱旋し、北東部のファンが待ち望むビッグファイトを繰り広げる。
テリルは次のように語った。
「自分の地元の人たちの前で戦うことほど素晴らしいものはありません。
ニューカッスルでは、まさにこのアリーナで一度世界王者になった姿を見てもらいました。そして今度はBKBのカラーを身にまとい、再び世界タイトル挑戦へ近づくために戦うことができます。
カミルはタフで耐久力のある選手ですが、この観客が何年も語り続けるようなKOを見せます。
彼をKOしたら、次はグスタボとのタイトル戦を要求します」
対するソコロフスキー(BKB3勝1敗)は、ポーランド生まれでデボンを拠点とするヘビー級ファイター。これまでBKBでは、タイトル挑戦者マーク・オニールとの激闘など、トップレベルの選手たちと対戦してきた。
ベアナックルの世界に入る以前から、グローブを着用したボクシングで非常にタフな対戦相手として知られ、ディリアン・ホワイト、マーティン・バコレ、デビッド・プライス、元世界王者ルーカス・ブラウン、デビッド・アデレイ、オットー・ワリン、オリンピック金メダリストのバホディル・ジャロロフ、オリンピックメダリストのフレイザー・クラークらとプロボクシングで拳を交えている。
前進を続けながら手数を出す好戦的なスタイルを武器に、これまでも実績で上回る選手たちを苦しめてきたソコロフスキー。今回はキャリア最大の一戦として、地元の英雄テリルを相手に番狂わせを狙う。
ソコロフスキーはこう語った。
「ミックは地元の人気選手ですが、これは私にとって観客を黙らせ、自分がこの階級のトップにふさわしいことを証明するチャンスです。
私はすでにBKBの最高レベルのヘビー級選手たちと戦ってきました。人数合わせのためにニューカッスルへ来るわけではありません。勝つために来ます」
ロランド・ダイが2度目の王座防衛戦
コ・メインイベントでは、フィリピンのスター、ロランド・ダイがBKBスーパーウェルター級世界王座の2度目の防衛戦に臨む。
ダイはフィリピン人として初めてBKB世界王座を獲得した選手。元WBC世界王者ロランド・ナバレテの息子でもある。
6勝1敗、5KOのダイは、王者リアム・リースを破ってタイトルを獲得すると、初防衛戦ではマンチェスターのAOアリーナで、ボクシング2階級制覇王者ポーリー・マリナッジを2ラウンドTKOで撃破した。
ダイは次のように語った。
「どこであろうと、誰が目の前にいようと、自分のタイトルを守ることが常に目標です。
スコットは自分自身が本物の王者であり、その実績がそれを証明しています。でも、このベルトのためにあまりにも懸命に努力してきたので、誰にも渡すつもりはありません」
対戦相手のスコット・マクヒューはリーズ出身。3度の世界王者であり、ベアナックル・ボクシング殿堂入りも果たしている、この競技を代表する経験豊富なファイターだ。
20戦以上のプロ・ベアナックル戦を経験するベテランで、今回は自身の輝かしいキャリアにPolice Gazette Diamond Beltを加えるチャンスとなる。
マクヒューは、
「世界中で戦い、行く先々でタイトルを獲得してきました。今回もコレクションにもう一つタイトルを加えるために来ました。
ロランドは素晴らしい王者ですが、すべての王者にはいつか敗れる時が来ます。そして私はニューカッスルで、それを実現するつもりです」
と語った。
国際的スターも出場
このほか、世界的に知られる2人のファイターも大会に出場する。
無敗のウェルター級ファイター、アデル・アルタミミは、イラク・バグダッド出身でロサンゼルスを拠点に活動。ロサンゼルスで開催されたBKB 57では「ファイト・オブ・ザ・ナイト」を演じており、その前には2月にロンドンで行われたBKBデビュー戦で衝撃的なKO勝利を挙げている。
さらに英国のベアナックルファンは、オリンピック出場経験を持ち、元IBF世界王者でもあるジョセフ“ジョジョ”・ディアス・ジュニアの試合を、初めて生で観戦する機会を得ることになる。
BKB 60は、BKBにとってニューカッスル初開催となる記念すべき大会。
これによって英国全土におけるBKBの活動範囲はさらに広がり、北東部のファンにとっては、世界トップクラスのベアナックルボクシングを生で体感する初めての機会となる。

BKB、無敗ボクサーのシャリフ・ラーマンと複数試合契約
2026年8月12日、米国カリフォルニア州ロサンゼルス――世界最大のプロ・ベアナックル団体BKB Bare Knuckle Boxingは、無敗ボクサーのシャリフ・ラーマンと複数試合契約を締結したと発表した。
現役の全盛期にBKBへ転向するラーマンは、ボクシングの技術と家系に受け継がれてきた実績を、最も純粋かつ過酷な形態のボクシングで試すことを決断。トライゴンの中で、ラーマン家に新たな歴史を刻むことを目指す。
今回の大型契約によって、BKBはトップレベルのグローブボクサーが、より過酷な戦いを求めて集まる舞台としての存在感をさらに高めた。
近年BKBには、ビクター・オルティス、ジョジョ・ディアス、アルフレド・アングロ、リー・セルビー、ジョシュ・ワリントンらも加わっている。
ラーマンは、2001年にレノックス・ルイスをストップして世界ヘビー級王座を獲得した2度の世界ヘビー級王者ハシム・ラーマンの息子であり、プロボクサーとして活動するハシム・ラーマン・ジュニアの弟でもある。
世界的なボクシング一家の血統に加え、無敗の戦績を引っ提げてBKBに参戦する。
ラーマンは次のようにコメントした。
「私はキャリアを通じて、この家名を背負ってきました。そして一度も負けていません。
ベアナックルは新たな挑戦です。グローブも言い訳もなく、純粋な技術とハートだけで戦う。
私は無敗の戦績をBKBに持ち込み、トライゴンで最高のファイターたちの中に自分がふさわしいことを証明します」
“C3”の愛称を持つ30歳のラーマンは、ボルチモア出身で現在はラスベガスを拠点に活動している。
プロボクシングでは9勝0敗、4KOという無敗の戦績を残している。
無敗街道を突き進んできたラーマンは、規律と技術を重視するスタイルを持ち、ラーマン家から登場した無敗の有望株として大きな注目を集めてきた。
また、グローブボクシングからベアナックルへ転向した先例として、伝説的なフェルナンド・バルガス・シニアの息子であるアマドとフェルナンド・ジュニアのバルガス兄弟に続く存在となる。
BKB創設者のマイク・バスケス氏は、次のように語った。
「シャリフ・ラーマンは、ヘビー級ボクシング史における偉大な一家の出身であり、自身も規律と技術によって完璧な戦績を築いてきました。
まさに、そういうファイターこそトライゴンで成功する選手です。彼と無敗の戦績をBKBに迎えられることを楽しみにしています」
BKBのデビッド・テトローCEOも、
「シャリフにはボクシングの血が流れており、それを裏付ける9勝0敗という戦績があります。
ラーマンという名前を持つ才能ある無敗ファイターと契約したことは、BKBにとってまた一つ大きな声明となります。
彼がトライゴンの中で完璧な戦績を試す姿を見るのが待ちきれません」
とコメントした。
ラーマンは、30カ国以上から200人を超えるファイターが所属する、急速に拡大しているBKBのエリートロースターに加わる。
ボクシング界のビッグネームが、最も原始的な格闘技で究極の試練を求めてBKBへ集まっており、今後もさらなる大型発表が予定されているという。
BKBは2015年にBYB Extreme Fighting Seriesとしてスタート。その後、戦略的な買収と、選手の福利厚生や機会を重視する「ファイター・ファースト」の理念によって、ベアナックルボクシングを規制された世界的な競技へと発展させてきた。
現在は、英国・アイルランドのtalkSPORT、米国・カナダのVICE、そして米国のスペイン語放送を行うTelemundoといった大手放送局とも提携し、世界中の数百万人にライブイベントを届けている。