■ Marvelous後楽園ホール大会
日時:8月8日
会場:後楽園ホール
<第6試合 20分1本勝負>
◯Sareee
17分39秒 リストクラッチ式裏投げ⇒片エビ固め
●桃野美桜
8・8マーベラス後楽園から8・9マリーゴールド大田区へ続いたSareeeの真夏の二日間

8月8日のマーベラス後楽園から、8月9日のマリーゴールド大田区総合体育館へ。
この二日間を一本の線で見ると、Sareeeというレスラーが現在の女子プロレス界でどれだけ異質な存在感を放っているのかが、より鮮明に浮かび上がる。
8・8は桃野美桜との17分39秒。8・9は約2年4カ月ぶりとなる岩谷麻優との再会。
しかも、その間にはスパーク・ラッシュの「負けたら解散」という極限の条件まで存在した。
そして最後には、マゼンダが乱入。
船橋から始まった「解散」の物語
すべての発端は7月26日の船橋大会。
Sareee&彩羽匠のスパーク・ラッシュが桃野美桜&暁千華を破ったことで、桃野と暁がそれぞれSareee、彩羽とのシングル戦を要求。
8月8日の後楽園で「Sareee vs. 桃野美桜」、「彩羽匠 vs. 暁千華」が決定した。
ところが、彩羽の「負けたら……」という発言をきっかけに、Sareeeがさらに勝負をエスカレートさせた。
「どっちかが負けたらスパーク・ラッシュ解散」
彩羽もこれを受諾。
どちらか一人でも負ければ、タッグは消滅する。この時点で8・8は単なるシングル2試合ではなくなった。Sareeeと彩羽、2人の絆そのものを懸けた勝負となったのである。


Sareeeと桃野は真正面からぶつかった。桃野はスピード、飛び技、場外への攻撃を駆使してSareeeを追い込む。Sareeeは打撃と投げで応戦。試合が進むにつれて、技術戦は意地の張り合いへ変わっていった。
桃野にとっては、「マーベラスのエース」という言葉を自分自身の力で証明する試合。Sareeeにとっては、翌日の大田区を前にして絶対に落とせない一戦。
17分39秒。Sareeeがリストクラッチ式裏投げで3カウント。
Sareeeが勝利した。
セミファイナルでは彩羽も暁千華を撃破。これでスパーク・ラッシュは解散を免れた。
2人はそれぞれのシングル戦に勝ち、「タッグだから強いのではない。個々でも強い」ことを証明した。
そして最後にはマゼンダによって新たな火種まで生まれた。
8・9大田区―岩谷麻優、復帰
マリーゴールド大田区総合体育館。
ここで約4カ月ぶりにリングへ帰ってきたのが岩谷麻優だった。
岩谷&ビクトリア弓月の復帰戦の相手は、彩羽匠&Sareee。Sareeeにとって岩谷は、2024年4月以来、約2年4カ月ぶりに向き合う相手。
Sareee「岩谷麻優、あんたがいるからマリーゴールドに来た」
彩羽匠「あのカードだったら断る理由はない。無理してでも出る」