■ 鶴橋つきいち千円劇場inイズムスタジオ
日時:7月31日(金) 19:00スタート
会場:イズムスタジオ(大阪市東成区玉津2丁目21−18 階段上がった2F)
近鉄・JR鶴橋駅
新大阪からMetro御堂筋線なかもず行 なんば下車
なんばでMetro千日前線・南巽行に乗車 鶴橋下車 徒歩6分
京阪京橋からJR大阪環状線外回り鶴橋・天王寺行 鶴橋下車 徒歩6分

7月最終日の31日、大阪は鶴橋で開催された千円劇場に行って来た。会場の階段に怪談(映画)のポスターが貼ってあるのにまず笑ってしまう。
まずは、劇団左岸族こと左官の一座、関西シェイクスピア・フェスティバル参加作品「真夏の『夏の夜の夢のまた夢』」

軽快な漫才の始まるのだが、実は二人は世界に名をはせる「すみやしげこ」劇作家先生率いる労働者劇団「左官乃一座」の劇団員。
「すみや」先生 いわく、漫才の出の「間」こそ、芝居の極意だそうで……それもこれも、関西シェイクスピアフェスティバルの企画の稽古のためです。題して『夏の夜の世の夢のまた夢』
ここからは団扇を使って、『真夏の夜の夢』の夢に翻弄される4人の若者たちの解説から団扇芝居に……
虚実ないまぜで「はーちゃん」「らいちゃん」「みとちゃん」「れなちゃん」の修羅場を熱演。
さらに、関西シェイクスピアフェスティバルのサマーイベントの紹介。8月16日のワークショップ&トークセッション。 シェイクスピア研究家であり演出家である神澤先生と、トレモロの演出家早坂氏のワークショップ。その後で交流会もあるとのこと。

続いて、ご存知死神おじさんの“いきなり怪談”「鍵」
祖母逝去の知らせを受けて夜道を急いでいた時、雨の中で謎の少女と出会う。彼女の正体が次第に明らかになり……
いつものような脱力オチを期待していたが、今回はガッツリとウェルメイドなお話で仕上がっている。以前、カナダのリングで反則をやらず、正統派レスリングで勝負するタイガー・ジェット・シンを見た時の驚きを思い出した。

ラストはザ・レジデンス横山のエチュード芝居「絶対に負けられない横山がそこにはいる」
ギター漫談でお馴染みの太田浩司率いる3人ユニット ザ・レジデンス横山が、死神おじさんの暗転を利用して登場。
皆で寝ている子を取り巻いてる。一人は守護霊。奈良時代から代々この家の人を守ってきたらしい。一人はその子のおじいちゃん(死んでいる)、そしてもう一人は守護霊界隈の役所の人間。守護霊案件を出したら一人のところ、二人来たという。そこでお題を出してうまくできたほうに任せるということになった。
お題1「ピクニックデート。手作りのお弁当を食べたら彼が凄い食中毒になり彼と別れてしまう。それを阻止して」
お題2「ピクニックデート。乗った電車が事故にあう!阻止して!」
おじいちゃんの熱い思いが伝わって、祖父が守護霊になることに。「ずっと一緒にいる約束、守るからな…」
ところが、そこから思わぬ展開が……
「たらちっとんたらたらたん~♪」という不思議な歌が繰り返されるが、これは某地方に古くから伝わる謎の童謡だという。
結局、7月31日の夜観たのは芝居だったのか、漫才だったのか、怪談だったのか……
すべては夏の夜の夢だったのかも知れない。
文責:せんげき探偵 マーシャル・マツダ