「新宿FACE閉館」という衝撃的なニュースに、飯伏幸太が“自分が動く”という形で反応した――。AEW所属の飯伏幸太が5月21日、自身44歳の誕生日に突如打ち出した“新プロレス会場構想”が、プロレス界で大きな話題となっている。
きっかけとなったのは、新宿FACEが2026年9月30日をもって閉館するという発表だった。2005年のオープン以来、インディー団体や格闘技イベントを支え続けてきた会場だけに、ファンや関係者への衝撃は大きい。DDT時代から数え切れないほど新宿FACEのリングに立ってきた飯伏にとっても、特別な場所だった。
そんな中、飯伏は自身の配信やSNSを通じて「プロレス界は大変な危機に直面している」と危機感を表明。そして、「飯伏幸太、体を張ります。体を張ってお金を稼いで、プロレス会場を作ります」と宣言した。
現在の飯伏は大腿骨骨折など大きな怪我からの回復途中。それでも「試合はまだ難しくても、他のことは気合でなんとかする」と前を向き、出演依頼や仕事案件を積極的に受け、その収益を新会場建設へ回す考えを明かした。

「どんなに時間がかかってもいい。最後にプロレス界へ恩返しがしたい」
土下座ポーズまで見せながら協力を呼びかけた姿に、SNSでは大きな反響が広がっている。
Xでは「飯伏さん本気でカッコいい」「こういう時に夢を語れる人がいるのがプロレス界」「新宿FACEなくなるの本当に寂しかったから希望が見えた」といった声が続出。「仕事回したい」「グッズ買う」「クラファン始まったら支援する」など、具体的な応援コメントも目立っている。
また、「新宿FACEで初めてプロレスを見た」「DDT時代の飯伏をFACEで見てた」という“思い出共有”も多く、単なる会場閉館ニュースではなく、“インディー文化の喪失”として受け止められていることがわかる。
もちろん、「怪我中なのに無理しないでほしい」「会場建設は簡単じゃない」という現実的な声もある。しかし、それすらも否定的というより、「飯伏だからこそ応援したい」という空気に包まれているのが印象的だ。
近年は大会会場不足がインディー界の大きな課題となっている。特に都内で数百人規模を収容できる“使いやすい常設会場”は限られており、新宿FACE閉館の影響は極めて大きい。だからこそ、飯伏の発言は単なる理想論ではなく、“誰かが本気で動かなければいけない問題”として、多くのファンの心を動かした。
詳細な場所や規模、資金計画などはまだ明かされていない。それでも、“プロレス界への恩返し”という飯伏らしい真っ直ぐな言葉に、多くのファンが胸を打たれている。
“リングの天才”は、今度はリングそのものを守ろうとしているのかもしれない。
