平本蓮vs.皇治がRIZIN.53で決定:神戸でボクシング特別ルールによる一戦実現

 RIZINは4月21日、都内で「RIZIN.53」の追加対戦カード発表記者会見を行い、5月10日に兵庫・GLION ARENA KOBEで開催される同大会で、平本蓮(剛毅會)と皇治(TEAM ONE)が対戦すると発表した。

 ルールはRIZINスタンディングバウト特別ルールで、ボクシングに準じた3分3R。両者は10オンスグローブを着用し、体重制限は設けられない。試合は非公式戦として実施され、KO決着以外はドロー扱いとなる。

 このカードは急きょ決定した。もともと今大会では皇治の出場のみが発表され、対戦相手は未定だったが、4月18日の会見で9月開催の「超RIZIN.5」出場が発表された平本が、復帰前に1試合挟む可能性に言及。そこから榊原信行CEOと平本、さらに皇治側とのやり取りが進み、今回のマッチアップ実現に至った。

 平本にとっては、2024年7月の朝倉未来戦以来、約1年9カ月ぶりの実戦復帰となる。今回はMMAではなくスタンディング形式での出場となるが、9月の本格復帰を見据えた一戦として注目を集める。

 記者会見の場では両者の舌戦が炸裂し、会見そのものがカオスな雰囲気に包まれた。皇治、平本は共に白衣に身を包んだ人物を引き連れて登場し、皇治は「次の試合はドーピング・ステロイド撲滅キャンペーン」と宣言するという演出で会場を沸かせ、平本はそれに対してフェラーリと街路樹の絵が描かれた「ストップ飲酒運転」Tシャツを皇治へのプレゼントとして持参するなど、互いのスキャンダルをネタにした張り合いが展開された。

 皇治は「去年5月にあのステロイド野郎とやったんですけど、2戦連続ステロイドかって感じで。まあ頑張ります」と語り、平本もひるまず応酬した。

 そして両者の共通の話題として朝倉未来への毒舌が飛び出したことで、ある種の「意気投合」が生まれた。平本は「ちらっと噂で聞いたけど、朝倉未来が『MMAルールじゃないと、皇治とやりたくない』と。朝倉未来、やっぱり死ぬほどだせえな。というか、あいつが一番、間抜けっす」と吐き捨て、皇治は朝倉を「ハゲチャビン」と呼んで「平本が朝倉に直近の試合で勝っていることを踏まえて、かわいそうやなと。だから、今回はハゲチャビンの心を救うためにも、頑張ろうかなと思ってます」と語った。

 皇治はSNS等を通じて朝倉との対戦を長らく熱望してきた一方、朝倉本人も「RIZINで対戦してもいい」と応じている経緯があるだけに、皇治が今回の平本戦でどのような結果を出すかは、今後のRIZINフェザー級戦線においても大きな意味を持つことになるだろう。

 大会は5月10日、GLION ARENA KOBEで開催される。追加カードとして発表されたこの一戦は、公式戦ではない形式ながら、大会の大きな注目点となりそうだ。