3・28RISE ELDORADO見どころコラム 原口健飛、YURAインタビュー

■原口健飛 インタビュー

–試合まであと数日ですが、今の心境はいかがでしょうか?

原口 良い意味でいつも通りって感じですね。ここから練習も終えて早く計量したいなっていう気持ちが最近はあります。

–体調的にはコンディションもバッチリですか?

原口 昨日も今日もコンディションチェックで動きに行って、まあ絶好調ではありますね。

–次戦で36戦目になりますが、コンディション作りは慣れてきていますか?

原口 体のコンディションを作るのは経験でできるけど、メンタルの方はきついですよね。結局試合は嫌いじゃないけど怖いし。逆に言えば“慣れたら終わり”かなと思っているので、まだまだファイターの気持ちを忘れていないなと思うんですよね。

–その怖さがあるという事が、自分自身がファイターでのメーターにもなっていますか?

原口 負けてもいい試合なんてないし、今回は負けてもいいんじゃないかという気持ちが出てきたらもう終わり時だと思いますし。やっぱり未だにそれがないし、段々責任感とかが強くなってきているからまだまだできるなとは思いますね。

–前回の試合で勝った後に「色々なものを背負っている事があった」という事を仰っていましたが、実際に重圧や責任感的なものなどを背負ってきて、辛いなと感じる時期もありましたか?

原口 一時期はありましたね。勝ち方にこだわったりとか、世界チャンピオンは倒してなんぼとか勝手に思っちゃっている部分もあったりして、それがようやくなくなりました。昔みたいに自分らしい戦い方を最近はできていなかったから、前回ようやくそれが一皮剥けたというか、ちょっと昔に戻ったような感じの気持ちで戦えたから楽にはなりましたね。だから今回も勝つことに関しては“絶対に勝て”と言われているけど、それが“プレッシャー”ではなくて、自分的にも自分の動きができれば全然勝てると思っているから、それぐらいのノリでやってやろうと思っています。

–前回のペトル戦はその辺りの気持ちの部分が吹っ切れた試合だったわけですね。

原口 そうですね。しかもペトルと戦っている選手って結構いたけど、ダウンを奪ったりKOしたのも未だに俺だけだし、そういう所を自信持ってやっていきたいなと思いました。あとヴィダレスに関してもKO勝ちしているのは未だに俺だけだし、自分を褒めてあげるってことが中々できなかったので、そういう自分の良さを自分自身に見つけてあげて、自分が強い部分とかをしっかり探しながらやっていくとちょっと楽になりましたね。

–その心境の変化もあってか、前回の試合を見ていてすごく動きが良くなっているなと思いました。インローや三日月蹴りなども有効的な所にピンポイントで刺さっていたようなイメージだったんですけど、心境の変化が動きに比例していることは自分でも感じていましたか?

原口 動きって本当にメンタル面から来るものだと思っているので、それがようやくメンタルを上手いように調整できたので、本来持っている動きができました。

–パンチ重視ではなくて、ステップワークを使ったり脚技も出しつつパンチも有効に使ってというのが本来の原口健飛のスタイルの印象ですけど、それが少しずつできるようになってきている感じですか?

原口 倒しにいく姿勢っていうのも大事ですけど、僕は自分の動きをして勝手に倒しているというのが原口健飛かなと思うので、悪い意味で勝ちにいった試合とか倒しにいこうって決めた試合って本当に動きが悪かったんですよ。自分はそういう気持ちではなくて、本来のやりたい事をやれば自ずと結果が付いてくるっていうスタンスが1番向いているなって感じたので、ペトルの時とかも倒す気はなかったけど結果的に倒したっていうのはそういう所なんですよね。

–試合後にお話をさせていただいた時に、「三日月蹴りの感触があまりなかった」と言っていたのをすごく覚えているのですが、力が蹴れた感触だったんですか?

原口 練習通りだったんですよね。倒しに行かない三日月蹴りをずっと練習していて、効かしにいかなくても絶対に痛いので、“当たれば痛いだろう”っていう気持ちでやっていたんですけど、それが練習通りにスッといった感じがしましたね。

–今回日本人の選手と対戦するのが白鳥選手との対戦以来で5年ぶりになるんですよね。

原口 RISEだとそうですね。

–笠原選手についてはどんな印象を持っていますか?

原口 印象は昔から変わらないですね。俺が笠原くんを知った時代からファイトスタイルも変わってないし、気持ちも立ち位置も変わってないし。向こう側からしたら“俺に勝ったらデカい”と思ってると思うんですけど、僕自身も“笠原くんに勝ったらデカい”と思っているので、もちろんRISEでやるから立場としては俺の方が上なんですけど、そんなことないぐらい強い選手だから俺も笠原くんがトップにいてくれるからこそ勝てばデカいし、受けて立つけど俺もしっかり胸借りるつもりでぶっ潰したいと思っています。熱い試合する男だなって昔から変わらない印象です。

–インタビューとかでも「ローとボディーでは倒れない」と言っているようなタフな選手ですけど、逆にあえてそこで挑んでいきたいという思いはありませんか?

原口 全くないですね笑。

–そこは自分のスタイルでいきますか?

原口 悪い意味ではないんですけど笠原くんの言動に全く興味がなくて、何をどうしてくるとかもどうでもよくて、自分がどうしたいかで戦いたいんですよ。それが今回のテーマです。


–どんな状況でも自分のスタイルを貫くということですね。

原口 そうですね。

–今までもずっとそうだったように、RISEのエースとして他団体や世界の強豪を迎え撃つ立ち位置にいると思うんですけど、何年もそこの立ち位置で戦ってこれた理由として、自分の中でエネルギーやメンタル的な源みたいなものはあったんですか?

原口 やっぱり勝手に責任を背負っていたと思うんですよね。何も考えずにやってきましたけど、この階級は俺しかいないなと自然に思っていました。当初は白鳥くんがトップだったわけですし、DEAD OR ALIVEもやってTHE MATCHで秀さん(山崎秀晃)にも勝って、そうなって来ると自然と俺しか生き残っていない状態だったから、俺が死んでしまったらまずいなという気持ちでやっていました。

–その気持ちは今も持ち続けているんですか?

原口 ありますね。でもその時に自分が1人で責任を背負っていたから辛かった部分もあったんですよ。その代わり今はYURAくんとか韓国人だけどソンヒョンもRISEファイターだから、RISEで戦えているなという気持ちがあります。今回に関してもRISE vs GLORYっていう構図だし、“俺だけじゃないな”って思えているからちょっと気が楽ですね。

–今名前が出ましたが、YURA vs ソンヒョンの反対側のカードについてはどのように見ていますか?

原口 ありきたりな答えですけど1ラウンドの動きで決まると思うんですよね。1ラウンドでYURAくんがダウンを奪れなかったらほぼ負け確定みたいな感じだと思います。

–ラウンド毎にソンヒョン選手のペースになっていく感じですね。

原口 YURAくん自身もそこは分かっていると思うので、2,3ラウンドいったらソンヒョンは上がってくるし、ましてや延長にいった時にはもう無理なんで。本当に1ラウンドの1分半までに決まると思います。

–妥当な4人が揃っているGLORY側についてはどのように見ていますか?

原口 やっぱりペッチはペッチで確実だと思います。ただミゲールとペポシは予想ができないですね。

–ペポシ選手もタフですし、ミゲール選手に1回勝っていますもんね。

原口 そうなんですよ。実際に勝ってますからね。ミゲールは未だにボディが弱いので、だから分からないですね。

–それこそペッチとやった去年の試合もボディーストレートでダウンを奪られて、ハイキックでもダウンを奪られていた部分で防御的な甘さもあると思うんですけど、あの試合を見てミゲールと戦うとしたらこういうスタイルで戦うみたいなものはある程度見えてきましたか?

原口 自分だったらというか、ペッチの真似をしていきたいなと思いましたね笑。「ペッチってこう動くんだ。俺もこうしよ」みたいな。前回戦った時にもっとこうすれば勝てたんじゃないかみたいなのは思ったけど、ミゲールも天才だから同じことはできないし、だから心理戦ですよね。

–ペッチやミゲールやチャドなど、最近負けてしまった選手たちに対してはリベンジする事を見据えていますか?

原口 そうですね。その3人は負かさないとダメなので。だから1個ずつですよね。今回優勝しても結局できるのってその中の1人だから、ペッチだろうがミゲールだろうが勝ったとしても完全な世界一とは言えないし。だから優勝するのが通過点にならないといけないですよね。優勝ってすごいことなんですけど、自分の中ではスッキリしないだろうなと思っています。

–決して今回のトーナメントで優勝しても、やり残していることがあるからこその“通過点”なんですね。

原口 やっぱりベルトは取りたいなって思いますしトーナメント優勝もかっこいいけど、『世界チャンピオン』っていう肩書きもかっこいいので両方欲しいですね。ペッチみたいに。

–今回のELDORADOは年間で1番大きい大会に相応しいカードが揃っていますけど、他のラインナップを見て注目しているカードはありますか?

原口 やっぱり志朗くんと大﨑くんは個人的に楽しみですね。あと海翔くんと龍心くんも楽しみですし、その2つが楽しみですね。

–それぞれの試合はどう見ていますか?

原口 志朗くんと大﨑くんはどっちも良い選手ですけど、勝機があるのは志朗くんの方かなと思うんですよね。

–そこは難攻不落の絶対王者の堅さがありますか?

原口 そうですね。しかも5ラウンドあったら余計に志朗くんかなと思いますね。ダウンを奪られたとしても逆転できるから、トータルを見てやっぱり志朗くんかなと思うんですよね。

–那須川龍心選手と長谷川海翔選手の試合についてはいかがですか?

原口 龍心くんと海翔くんの試合に関してはもう分からないですね。もうドラゴンボールの世界だと思います笑。

–ハイレベルでスピーディーな感じですね。

原口 どっちも当て勘があるし目が良いし、もしかしたらめちゃくちゃ面白くないかもしれないしね笑。

–お互いにハイレベルで倒されないような試合になっちゃう感じですね。

原口 技術が高すぎてめちゃくちゃ面白くないかもしれないので、そういうのも逆に楽しみだなと思います。

–その辺りの試合は自分の試合を無事に終えてゆっくり見たいですね。

原口 ほんまにそうです。

–最後にいつも応援してくれているファンの皆様にメッセージをお願いします。

原口 今回は大きい会場でやりますし、5年ぶりのvs日本人なので僕自身も日本人とどういう戦いができるのか正直分からないですけど、やっぱり日本人には負けないぞっていう原口健飛を見てもらえたらと思っています。その自分を作り上げているので、それを見て感じてもらえたら嬉しいなと思うし、そこが1番の楽しみにしておいてほしいポイントです。やっぱり俺が1番強いって思わせる試合にします。

■YURA インタビュー

–今の心境を教えていただけますか?

YURA 今まで戦ってきた選手の中でもトップレベルの選手なので、自分の実力が今どれくらいなのか見れるかなと思います。

–YURA選手が参戦する大会は、様々なメディアやファンも注目していると思うのですが、ご自身で反響を実感していますか?

YURA そうですね。やっぱり感じますね。

–街を歩いていると声をかけられたり、知名度などを感じる瞬間はありますか?

YURA 今は全国どこを歩いていても声をかけられますね。最初の頃は宮崎だけだったんですけど、今は全国どこへ行っても若い人とかに声をかけられたりします。

–影響力が段々とついてきている状況なんですね。

YURA そうですね。自分でもびっくりしています。

–RISEに参戦してからも快進撃が続いている状況ですが、ここまでプロでやってきて、デビューから想像してきた通りのキャリアにはなっていますか?

YURA 正直言うとめちゃくちゃ自信があるわけではないので、ここまで来るためにやってはきたんですけど、ここまで来れるとは思っていなかったです。

–RISEだったりプロでやっていける手応えみたいなものはいつぐらいに感じ始めましたか?

YURA ずっと負けなしでやってきたので、やっぱり2年前の年末に負けてから“もっと強くならないと”という気持ちが増えて、そこからだいぶ気持ちも上がって実感始めたかなと思います。

–その負けから具体的に変えたことや強化した部分はありますか?

YURA 練習量が増えましたね。

–今回は約10年くらいRISEのトップ戦線で活躍しているイ・ソンヒョン選手との対戦になりますが、ご自身ではこの試合がどんな試合になると想定していますか?

YURA 塩試合にはならないだろうなと思っています。絶対面白い試合になるのは間違いないです。

–結構タフな選手になりますが、YURA選手は変わらず前に出るようなファイトスタイルでいきますか?

YURA 逆に前に出てくる選手なので、僕が前にいくとぶつかっちゃうので、そこも考えながら戦います。

–普段の試合を見ていると熱くなるような感じではなくて、飄々としているように見えるのですが、熱くなったりする事はありますか?

YURA それはもちろんあります。

–実際は試合の時にリングに立てば、燃えている状態になっているんですか?

YURA 燃えているというよりは緊張で死にそうなんですよね笑。

–緊張が勝っているんですね。

YURA 1ラウンド目はずっと緊張しています。2ラウンド辺りからだいぶ落ち着いてきますね。最初にフェイスオフしている時とかは緊張で本当に死にそうです。

–フェイスオフとかでグッと出てくる選手もいると思いますが、その時ってどういう心境なんですか?

YURA まだそういう選手に会ったことがないんですけど、ただただ緊張がすごいです。ポーカーフェイスで隠してます笑。

–Breaking Downで試合をしていた時もずっと緊張したままだったんですか?

YURA 緊張したまま終わってるって感じです笑。

–RISEルールだと3ラウンドや延長があるので、少しずつ気持ちの切り替えができているような感じですか?

YURA 焦らなくていいのでだいぶ落ち着いていけるようになりました。

–焦らなくて自分のベースで組み立てられる方が合っていますか?

YURA その方が絶対的に良いですね。

–プライベートな事があまり表に出ていない印象なのですが、普段ハマっていることや趣味などはありますか?

YURA 趣味はテレビゲームやアニメが好きです。

–試合前とかリラックスしなきゃいけない時はそういう時間を作るんですか?

YURA そうですね。色々練習が終わってちょっとゲームをしたりします。

–今回は同じ大会で弟のAIRA選手がデビューしますが、まだAIRA選手は世に出ていない状態ですけどYURA選手から見てAIRA選手はどんな選手ですか?

YURA 見た目は結構可愛いって言われるんですけど、試合はめっちゃ倒しにいくので見た目に合わない試合をするかなと思います。

–パワフルで攻撃的な選手なんですか?

YURA 僕より体重も10kgくらい軽いんですけど、「こいつ階級下か?」っていうくらいパンチが重い時がありますね。

–幼い時から一緒に格闘技をやられているんですか?

YURA 僕が小学生の時で弟が幼稚園の時から空手をずっと一緒にやってきました。

–じゃあかなり期待できますね。

YURA プレッシャーには強いと思うんですけど笑。

–確かに今回両国国技館でYURA選手が出ていて、そこでプロデビューとなるとかなり注目もされますよね。AIRA選手はそういうプレッシャーとかも感じないタイプですか?

YURA さすがにあると思います。追いつかないとっていう気持ちもあると思うので。「どうしよう。緊張する」って言ってましたね。

–アドバイスをしたりするんですか?

YURA アドバイスというより、自分通りやった方がいいっていう事は伝えています。

–兄弟2人で掲げている目標みたいなものはありますか?

YURA RISEで言ったら、天心選手と龍心選手みたいな感じで上に行けたらいいなと思います。

–これまでBreaking Downで名前を売ってRISEで実力を証明するような形で来ていると思うのですが、今現在自分の実力というのはどれくらい世間に認知できたかなと感じていますか?

YURA まだRISEではそんなに実力を見せられていないと思っていて、去年も全部1ラウンド決着だったので、今回でやっと見せられるかなと思っています。


–今回の対戦相手に対して、練習で重点的にやっているとはありますか?

YURA 圧がすごくて前に前にどんどん来るので、それに押されないようにというか、そういう練習をしています。

–今年は、Breaking DownとRISEはどれくらいの割合でやっていく予定なんですか?

YURA Breaking Downは徐々に減らしていくというか。プロに専念したいと思っています。

–元々そういう風に望んでいて、ようやくそうなってきたという感じですか?

YURA そうですね。やっぱり両立するとなると期間も近くなったりして、身体的にもきついですし、怪我もあると試合が決まっているのに出れなくなったりする可能性もあるので、そこら辺も考えながらやっていきます。

–じゃあ自分が望んでいたプロ生活になりつつあるんですね。

YURA そうです。

–先ほどプロ発黒星を喫してからみたいな話がありましたけど、その相手には今後何らかの形でやり返したいという思いはありますか?

YURA まだそんなに考えてはいないですね。やっぱり団体も違うので中々交わる事がないと思うんですけど、機会があればって感じですね。

–先ほど道で声をかけられるという話もあったように、ルックスでもチヤホヤされる事があると思うのですが、甘い誘惑とかはないですか笑?

YURA いや、特にないですね笑。僕あまりそういうのは得意じゃないので。

–夜遊びに行ったりしないですか?

YURA 全然しないです。

–じゃあ競技に真剣に打ち込んでいるんですね。

YURA そうですね。小学生からずっとです。

–バレンタインのチョコを大量にもらったエピソードとかはないですか?

YURA ないですね笑。今どきあまりないんじゃないですか笑?

–最高は何個もらった事がありますか?

YURA 最高は4つくらいですかね。

–これから知名度ももっと上がっていくと思うのですが、今後に向けてRISEの舞台でどういう活躍をしていきたいですか?

YURA 目標としてはやっぱりチャンピオンになりたいっていうのがあります。

–今回ソンヒョン選手が対戦相手ですが、最近の彼の試合を見て参考にしていますか?

YURA 1番最近のものは麻火佑太郎選手との試合ですけど、麻火選手がサウスポーということもあってあまり参考にならないので、他の海外の選手との試合やオーソドックスの相手との試合映像を見ています。

–じゃあ原口選手との試合もあまり参考にはしていないですか?

YURA そうですね。原口選手もサウスポーでやっていたので。

–では他の日本人選手とは全然違う形でYURA選手は戦うことになりそうですね。

YURA 僕はオーソドックスでやっているので、また違うと思います。

–チャド・コリンズ選手との試合が中止になってしまいましたけど、その時の準備とか気持ちの集中とかは今回にも活かせそうですか?

YURA 期間は空いてしまったんですけど、気持ち的にも練習内容もそんなに変わらないので、今回もしっかり準備していきます。

–トーナメント自体は勝ってもこの先続いていきますが、そこに向けての気持ちはいかがでしょうか?

YURA どんどん相手も強くなるし弱い選手が1人もいないので、全然気が抜けないです。

–最後にファンの皆さまに向けてメッセージをお願いします。

YURA 3月28日は韓国のレジェンドのイ・ソンヒョン選手を倒して超えたいと思います。

■「This is RISE!ELDORADOはオールスター戦を超えたビッグマッチだ」=中村拓己、見所コラム

 今年もRISE年間最大のビッグマッチ、RISE ELDORADOが目前に迫ってきた。

 2021年の初開催から6年連続6度目の開催となる今回。対戦カードを試合順に見ていくだけでも、RISEのオールスター戦に相応しいラインナップになっていることが分かる。

 大会の火付け役には自ら第1試合を志願した鈴木真彦と鈴木との対戦を熱望してきた伊東龍也の一戦が組まれ、第2試合は中量級のトップ日本人対決=髙木覚清vs稲井良弥、第3試合には約4年ぶりの復帰かつ、今回がラストマッチとなる森本“狂犬”義久と國枝悠太による危険な果たし合いが組まれた。

 第4試合には早くも昨年のRISE WORLD SERIES 2025 -61.5kgトーナメント王者の中村寛が登場し、タイの超人気ファイターのペットエジアを迎え撃つ。第5試合はABEMAの人気恋愛リアリティーショー「ラブパワーキングダム」出演で注目度がうなぎのぼりの白鳥大珠が元ONEキックボクシング世界バンタム級王者カピタンに挑むという”ガチ”なカードが組まれた。カピタンとペットエジアはRISEとクロスプロモーションをスタートさせたRWS(ラジャダムナン・ワールド・シリーズ)からの派遣選手であり、RISEの新たな世界路線で実現したカードとも言えるだろう。

 第6~9試合はRISE×RWSと別軸の世界路線、RISE×GLORYによる65kg世界トーナメントの準々決勝4試合が並ぶ。この4試合の組み合わせもどれも個性的で、GLORYブロックでは優勝候補筆頭のペットパノムルン(ペッチ)とエイブラハム・ヴィダレスがリマッチ、ペッチの対抗と目されるミゲール・トリンダーデは過去に敗れているベルジャン・ペポシとのリベンジ戦に臨む。RISEブロックでは快進撃を続けるYURAが元RISE2階級王者のイ・ソンヒョンに挑む一戦、原口健飛が約4年ぶりの日本人対決でシュートボクシングの笠原弘希と拳を交える。

 さらに後半3試合は格闘技ファン待望の日本人対決が続く。第10試合ではRISE&S-cup王者・安本晴翔と元K-1王者・寺田匠によるフェザー級頂上決戦が実現。この試合は寺田がK-1との契約終了後にRISE参戦を果たしたことで電撃決定したドリームマッチだ。

 セミファイナル=第11試合は2階級制覇を狙う那須川龍心とRISEでの初戴冠に燃える長谷川海翔による第4代RISEスーパーフライ級王座決定戦。メインイベント=第12試合ではRISE世界バンタム級王者として確固たる地位を築いてきた志朗と約3年半負けなしの最強の挑戦者・大﨑孔稀による最高峰の一戦が組まれた。

 全試合が注目カードである同時に、そこには「KO必至の日本人対決」「海外団体とタッグを組んだ世界戦略」「ファン待望の夢の一戦」「最高峰のベルトをかけた戦い」といったテーマがあり、これはまさにRISEというイベントが目指すものだ。ELDORADOはただRISEのオールスターが集まっただけではなく、RISEとは何か?が凝縮されたビッグマッチでもある。両国国技館で、そしてABEMA PPVを通して“This is RISE”を体感せよ!

対戦カード・大会概要
3・28RISE ELDORADO 2026選手インタビュー、志朗、ペットパノムルン・キャットムーカオ、ミゲール・トリンダーデ