[ファイトクラブ]数々の名勝負を生んだ聖地、新宿FACE閉鎖の衝撃

TOP画像:TCW旗揚げ戦 2018・9・27新宿FACE大会より

[週刊ファイト03月19日]期間 [ファイトクラブ]公開中
※画像はあとで追加されます。

▼数々の名勝負を生んだ聖地、新宿FACE閉鎖の衝撃
 編集部編
・新宿FACE閉鎖という現実、格闘技とプロレスの熱狂を受け止めてきた名会場の終幕
・歌舞伎町のプロレス聖地が消える:新宿FACE閉館発表にネット衝撃
・新宿FACEという唯一無二の名会場、その歩みを振り返れば素晴らしさしか見えてこない


▼ジミー鈴木のTokyo Championship Wrestling新宿FACE超満員!黒字かも!?

[ファイトクラブ]ジミー鈴木のTokyo Championship Wrestling新宿FACE超満員!黒字かも!?

新宿FACE閉鎖という現実、格闘技とプロレスの熱狂を受け止めてきた名会場の終幕

 新宿FACEが2026年9月30日をもって閉館するという知らせは、単にひとつの会場がなくなるという話ではなく、2005年のオープン以来21年にわたって格闘技、プロレス、ライブ、演劇など多彩な興行を受け止めてきた新宿歌舞伎町の象徴的空間が、その役目を終えるという重い現実そのものであり、しかも閉館理由が定期建物賃貸借契約の満了であると明かされたことで、なおさらこの終幕には時代の流れの無情さと、どうにも抗いきれない都市の事情がにじんで見えるのである。

 新宿FACEという会場の価値は、ただ立地が良いとか、使い勝手が良いとか、その程度の言葉で片づけられるものではなく、ステージとリングという2つの表情を持ち、公演ごとにまったく違う熱気と景色を生み出せる稀有な空間だった点にこそあったのであり、運営側がその特性を「世界でも稀有なエンターテインメント施設」と位置づけているのも決して大げさではなく、観る側にとっては客席との距離が近く、闘う側にとっては反応がダイレクトに返ってくる、あの独特の濃密な空気があったからこそ、新宿FACEはただの会場ではなく、数えきれない物語が生まれる舞台として愛され続けてきたのである。

 実際、近年の予定を見てもDDT、GLEAT、DRAGONGATE、全日本プロレスなどの興行が並んでおり、ひとつの団体だけの拠点ではなく、さまざまな団体やジャンルの催しを柔軟に受け入れてきたことが分かるが、それこそが新宿FACEの大きさであり、巨大アリーナでは表現できない熱、町の小会場では支えきれない興行性、その絶妙な中間にある会場として長く機能してきた意味は非常に大きい。

 プロレスや格闘技の世界では、会場そのものが記憶の一部になることが珍しくないが、新宿FACEはまさにそうした場所の代表格であり、初めて生観戦した大会、推しの選手を間近で見た夜、思いがけない大技に場内がどよめいた瞬間、入場曲が鳴った瞬間の高揚感、勝者がリング上で叫んだ言葉、敗者がうつむいた姿、そうした断片のひとつひとつが客席や通路やリング周辺の景色と一体になって記憶されている人も多いはずであり、だからこそ閉鎖の報に対して喪失感がこれほど大きいのである。

 新宿FACEは派手な外見だけで語られる会場ではなかったが、観る者の感情を確実に増幅させる力を持っていた会場であり、歓声もブーイングも拍手も息をのむ静寂も、あの空間では不思議なほど濃く響いたのであって、その意味で新宿FACEは単なるハコではなく、興行そのものの熱量を増幅する装置だったと言っていい。

 だからこそ、ここがなくなるという事実は、会場数が1つ減るという数字の問題ではなく、戦う側と観る側が近い距離で同じ時間を共有できる場が失われるという、文化的な損失として受け止めるべきものであるし、長年そこを使ってきた団体や関係者、ファンにとっても代えの利かない現場が消えるという意味を持つのである。

 もちろん会場はいつか終わりを迎えるものであり、新しい場所に歴史が引き継がれていくのもまた興行の世界の常ではあるが、それでも新宿FACEほど多くの熱狂と記憶を抱え込みながら、最後まで現役の会場として走り続ける場所はそう多くないし、最終営業日までスタッフ一同全力を尽くすという言葉からも、この会場が単に静かに消えていくのではなく、最後の最後まで観客と出演者に向き合おうとしている誠実さが伝わってくる。

 だからこそ今は、なくなることをただ嘆くだけではなく、新宿FACEという名会場が21年にわたって積み重ねてきた価値を改めてかみしめるべきであり、リングのある日はリングの聖地として、ステージのある日はライブ空間として、あらゆる表現を呑み込んできた懐の深さに最大限の敬意を払いたいのである。

 新宿FACEは、ただ営業を終える会場ではない。多くの団体にとって挑戦の場であり、多くのファンにとって青春の一部であり、多くの出演者にとって忘れられない景色そのものだったのであり、その歴史が閉じるという事実はあまりにも寂しいが、それでもなお、この会場が残してきた熱と記憶と価値は決して消えない。

 新宿FACEという名前は、閉館後もきっとプロレスと格闘技を愛する人々の胸の中で何度も呼び起こされるはずであり、だからこそ今このニュースに触れて強く思うのは、あの会場は本当に偉大だった、そして本当に愛されるにふさわしい場所だったということである。

歌舞伎町のプロレス聖地が消える:新宿FACE閉館発表にネット衝撃

 東京・歌舞伎町のイベントホール新宿FACEが「2026年9月30日で閉館」と公式発表したことを受け、X(旧Twitter)やSNS、掲示板などネット上では大きな反響が広がっている。新宿FACEは2005年のオープン以来、プロレスや格闘技、ライブイベントなどが開催されてきた会場で、都内インディー団体の定番会場として長く親しまれてきた。今回の閉館は定期建物賃貸借契約の満了によるもので、約21年の歴史に幕を下ろすことになる。

 発表直後からSNSでは惜別の声が相次いだ。特に多かったのは「寂しい」「思い出が詰まった会場」「ありがとう新宿FACE」といった感謝と喪失感を表す投稿である。長年通っていたファンからは「初めてプロレスを観たのがFACEだった」「小さい会場だけど熱気がすごかった」といった個人的な思い出を語る投稿も目立ち、歌舞伎町の“聖地”が消えることへのショックの大きさがうかがえる。

 プロレス・格闘技ファンの間では、特に影響の大きさを指摘する声が多かった。新宿FACEは都内のインディー団体にとって使いやすい会場として知られており、「インディー団体どうするんだ」「アクセス最高の会場だったのに」といった驚きの声が広がった。また、「DDT、NOAH、ドラゲーなど色々な団体をここで観た」「MONDAY MAGICの会場だった」など、それぞれの団体の思い出を語る投稿も多く見られ、プロレスファンにとって特別な場所だったことが改めて浮き彫りになった。

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