[ファイトクラブ]スターダム両国大入り袋も!裏側の悲喜交々と愛憎劇、そして2026へ

[週刊ファイト1月8日期間] [ファイトクラブ]公開中

▼スターダム両国大入り袋も!裏側の悲喜交々と愛憎劇、そして2026へ
 photo:かみのめ軍曹 by 甘井公平&編集部編
・TV画面とは異なり実は超満員!フワちゃん効果 現場は大熱気の理由
・2025年鷹の爪大賞、MVP女・上谷沙弥の陰で泣いた選手は?
・黒の沙弥様、次は1・4IWGP朱里とSTRONGダブル王座戦と三冠統一
・2025年スターダム躍進の立役者は-朱理からbooker替えた岡田太郎
・団体もファンもフワちゃん受け入れも・・・専任芸能マネージャー付舞台裏
・なつぽい意地魅せる!Stardom-MG他ゲスト出演 Sareeeの2025年
・吏南残るランブル31人 スターダム開祖・爆乳戦隊パイレンジャー復活
・サムライTV放送映らずも新人育成システム整ったスターダム若手たち
・MG不振分析と大胆予想。26年スターダムは多団体対抗戦時代突入?
・1993北斗vs.神取12500人超満員札止め発表の両国国技館プロレス


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▼両国満杯ゆずポン復活-フワちゃん-Sareeeなつぽい-上谷沙弥・安納サオリ

両国満杯ゆずポン復活-フワちゃん-Sareeeなつぽい-上谷沙弥・安納サオリ

■ JR東海 推し旅 presents STARDOM DREAM QUEENDOM 2025
日時:12月29日
会場:両国国技館 観衆6563人(満員札止め)、163673(クイズのパスワード用)

TV画面とは異なり実は超満員!フワちゃん効果 現場は大熱気の理由

 サムライTVやスターダムchでご覧になった方は升席が空いて見えたから意外に思われるだろうが、現地観戦者としては充分満員であった。これは升席を1升1名で販売したからであり、アリーナも2階席もギッシリ。ただ、岡田社長は「次回は升席に2人入れたい。だからあえて”超満員”とはしませんでした」とのこと。実際、全席完売となり関係者やマスコミには大入り袋まで出た。

 今回の取材席は通常の升席後方のボックス席ではなく地下の関取控室でモニター観戦。カメラマンは(フワちゃん効果で)普段取材に来ない一般メディアが大挙取材申請してきたため、直前でリングサイド撮影カメラマンはNGとなり全員が望遠で升席後方にひしめく始末である。
 取材記者を地下の控室に押し込んだのは、女子では対抗戦ブーム時の全日本女子興行「北斗晶vs神取忍」(1993年)、天龍源一郎引退興行(2015年)、あとは新日G1で毎年好評の準決勝くらいだ。両国の相撲部屋の場合、畳に座ってのPC作業は腰が痛い(苦笑)。

 さて、本日の興行により「2025年、年間観客動員累計」において、スターダムはドラゴンゲートを抜き再び日本プロレス業界2位に返り咲いた。興行数こそドラゲーに負けるも客数では大箱で取りこぼしのないスターダムに凱歌が上がり、岡田社長も「昨年までは世界一の女子プロレス団体を目指してきたが、それもちょっと違うかなと。日本で2位の団体になったし、兄(新日本プロレス)を超える意味で日本一を目指します!」と、斜め後方の木谷会長の目を意識して意気込んで見せた。

※2024年の年間観客動員数は、新日本24.9万人、ドラゴンゲート9.3万人、スターダム7.9万人
※2025年の興行数は、新日本157、スターダム150、ドラゴンゲート181

2025年鷹の爪大賞、MVP女・上谷沙弥の陰で泣いた選手は?

 この6,500余の観客を集めたのは、「MVP女・上谷沙弥」と「フワちゃん再デビュー」。この2本ですべて背負っている。
 ご存じの通り女子選手として史上初の東スポプロレス大賞・年間MVP獲得の上谷は、ブシロードの全面押し営業で民放番組レギュラーを獲得しバラエティでも活躍。女子プロレスとしては23年ぶりの生中継試合を実施させるなど、ファンも選考委員も納得の活躍ぶりだ。
 1年間でこれだけの格上げは素晴らしいが、プロレスラーのステップアップは一重に「団体のプッシュ」と「本人がそれに応えること」。このタイミングがシンクロすることに尽きる。
 上谷は見事にそれに応え、同じタイミングで団体にプッシュされ競わされた羽南は、それが叶わなかった。

 共に華のある選手だが、ダンスで鍛えた上谷と柔道上がりでいまだベタ足の治らぬ羽南。なにより、アイドル時代からオーディション不合格続きで、中野たむに拾われてここまで来た上谷は、見た目や言動と異なり、実は「人を押しのけてでも」という気迫が強い。
 対して妃南・吏南と柔道3姉妹の長女で15歳から充当にキャリアを積んだ羽南は、ベビーフェイス軍団STARSにあってもリーダーになりきれず、昔から「流される」「人がやってくれる」という甘えがある(妹、吏南の指摘)弱さがここで出た。24年後半からプッシュされるも期待に応えきれなかった羽南にかわり、まさにワンチャンで上谷が天下を取ったのだ。

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’25年12月25日期間ジョン・シナ引退 NXT鷹の爪 Gleat真帆 COMBO DBスミスJr RizinUFC

▼日米供Joshiの2025年 上谷沙弥は女子MVPではなく国内全体MVP

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 さて、上谷MVPを素直に喜ぶ選手もいれば、囲みインタビューやSNSで不満タラタラの選手もいる。スターライト・キッドは試合後のインタビューで「民放レギュラーやバラエティ出演は、本来私がやる予定だった仕事」と不満顔。

 また上谷が「令和の極悪女王」と紹介されることに対し「ダンプ松本さんからその称号を引き継いだのはアタシ! そこは間違えないで欲しい」と、刀羅ナツコは各種SNSで苦言を発信。更には「毎週ラビットの生放送で早朝トンボ帰りだからといって、地方大会を休みすぎではないか?」と鈴季すず。
 人気者は辛い。

 というわけで、今回はこの「MVP上谷の防衛戦」と「フワちゃん」、そして「サプライズの起こった第2試合」に的を絞り考察してみたい。

黒の沙弥様、次は1・4IWGP朱里とSTRONGダブル王座戦と三冠統一
<第8試合 ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負>
[王者]○上谷沙弥
 22分40秒 旋回式スタークラッシャー
[挑戦者]●安納サオリ
※第20代王者8度目の防衛に成功

 二人とも新コスチュームで入場。安納サオリは初めてのワンレガータイプ。上谷沙弥は元々黒なので目立たない分、女王様風のマスクをかぶって入場。
 注目のメインで試合を作っていたのは安納。ただ、このシングルマッチは過去全て安納のリード(試合つくり)が目立ったが、今回の上谷は鼻血で呼吸を乱し、息を上げても、サイコパスな目でメインカメラ探し睨んで魅せる余裕で、成長を見せた。


 MVP上谷沙耶の違った面を引き出すとの極めて難しく重い試合テーマを課せられた安納サオリは、綺麗なポテリングでアーチを描くなどカウント2.9プロレスの攻防で魅せる。

 この日の安納は序盤こそ上谷のお株を奪いコーナーを使ったチェーン首吊り攻撃で盛り上げるも、あとは猪木のごとき鬼神の受け身で上谷の技を引き出してすべて受けきり、20分を過ぎてようやく上谷の絶対的なフィニッシャーである「旋回式スタークラッシャー」を出させる展開だ。


 安納の強烈な張り手に沙弥様は鼻血が吹き出した。試合後のマイクは・・・

(鼻血に)「沙弥様をこんな顔にしやがって」
安納「いつもと変わらんやろ」


 見事に安納が22分40秒の”2025年スターダム集大成”叙事詩を創ってくれた。


 スターライト・キッドが王座に挑戦表明。2月の大阪大会が有力視される。

2025年スターダム躍進の立役者は-朱理からbooker替えた岡田太郎

 メイン終了後のインタビューでは大声で泣き叫び、おなじみ”上谷劇場”を展開したが、ロングマッチの痛手か、インタビュー終了で控え室に戻ると同時に医師が走る。岡田太郎社長の判断で、その後の「選手権保持者揃っての記者会見」は自らの年間総括トークに変更。

 学生プロレス出身(※)で選手の気持ちがわかり、興行の勘所を押さえた岡田采配。25年のスターダム躍進はMVP上谷だけではなく、記者会見会場を従来のブシロード大会議室から豊洲ららぽーとの映画館に変更して、毎回アメプロ的な派手な立ち回りを演じさせ、自ら喜んで階段落ちまでして見せる、岡田社長との二人三脚であったことも忘れてはならない。

※立命館大学RWFの棚橋弘至やレイザーラモンRG、同志社大学プロレス同盟DWAのレイザーラモンHGらも輩出した、京都統一ヘビー級チャンピオン。リングネームは「スティーヴ・oh・粗チン」

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 試合後インタビューでは、敗れた安納は「MVPやらテレビやらファン人気やら、あいつは私にないものを持っている。私は不愛想でファンに媚びたり、バラエティ番組に出たりできないが、必ず追いついて見せる」と、ここでもジェラシーを買う上谷。
 さぁ、1・4新日本の東京ドーム大会で朱里のIWGPと自身のSTRONGのベルトを賭け戦う上谷。勝てばスターダム初の三冠統一である。

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