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2025年の欧州MMAシーンを締めくくるビッグイベント『OKTAGON 81』が、チェコ共和国プラハのO2アリーナで開催され、注目の2つのタイトルマッチが行われた。ヘビー級とフライ級、いずれの試合も王者の存在感が際立つ圧倒的な内容となった。
ヘビー級タイトルマッチでは、元ベラトールの王者ウィル・フルーリーが登場し、UFCで7勝を挙げているスロバキアの強豪マルティン・ブダイを迎え撃った。フルーリーは体格で勝るブダイに対しても臆することなく、序盤から鋭い出入りとスピードを活かした打撃でペースを握り、1ラウンド中盤、ブダイのキックをキャッチすると、右フックでダウンを奪い、すかさずグラウンドでの連打に移行。1分40秒という短時間でTKO勝利を収め、王座防衛に成功した。試合後には、次なる防衛戦の相手としてダニエル・シュクヴォルの名前が挙がっており、ライトヘビー級との間で交差する今後の展開にも注目が集まる。
一方のフライ級タイトルマッチでは、カザフスタン出身のジャルガス・ジュマグロフが、地元チェコのダビド・ドヴォジャークを相手に初防衛戦を行った。ジュマグロフは立ち上がりから主導権を握り、スピード、正確さ、そしてパワーのいずれにおいてもドヴォジャークを圧倒した。第3ラウンドでは立て続けに強打を浴びせ、インターバル中にドクターが試合続行不能と判断し、TKO勝利が宣告された。ジュマグロフにとっては実力差を示すような内容であり、今後のフライ級戦線の中心に君臨し続けることを印象づけた一戦となった。
今回の『OKTAGON 81』は、欧州MMA界の新旧の強豪がぶつかり合う見応えある大会となり、2026年に向けたベルト戦線の行方に大きな期待を持たせる締めくくりとなった。

■ OKTAGON 81: Fleury vs. Buday
日時:2025年12月28日(現地時間)
会場:チェコ共和国プラハ
<ヘビー級王座タイトルマッチ>
[王者]○ウィル・フルーリー(アイルランド)
1R 1分40秒 TKO(パンチ)
[挑戦者]●マルティン・ブダイ(スロバキア)
<フライ級王座タイトルマッチ>
[王者]○ジャルガス・ジュマグロフ(カザフスタン)
3R 5分00秒 TKO(ドクターストップ)
[挑戦者]●ダビド・ドヴォジャーク(チェコ)
<ミドル級>
○パトリク・キンクル(チェコ)
判定3-0(ユナニマス)
●ロベルト・プカチ(スロバキア)
<ヘビー級>
○ダニエル・シュクヴォル(チェコ)
2R 3分14秒 一本(立ちギロチンチョーク)
●パトリック・ヴェスパジアーニ(ドイツ)
<ミドル級>
○オンドジェイ・ラシュカ(チェコ)
1R 1分19秒 TKO(グラウンド&パウンド)
●パヴェル・トート(チェコ)
<ライトヘビー級>
○マテウシュ・ストシェルチク(ポーランド)
2R 1分51秒 一本(アームバー)
●ミロシュ・ペトラーシェク(チェコ)
<バンタム級>
○ヨナス・モーゴー(デンマーク)
判定3-0(ユナニマス)
●エルヴィス・シウバ(ブラジル)