(C)CMLL
12月19日(現地時間)にメキシコシティ・アレナメヒコで『CMLL アレナメヒコ日曜日定期戦』が開催された。
今大会は提携団体AEWから多くの選手が遠征して参加した。メインではAEW所属のクラウディオ・カスタニョーリによるCMLL世界ヘビー級王座の初防衛戦であった。弟グラン・ゲレーロが奪われた王座を取り戻すべく立ち上がった挑戦者のウルティモ・ゲレーロに対し、試合前から不意打ちを仕掛けて主導権を握ると、序盤から力強い打撃と場外戦を交えた攻撃で完全に試合を支配した。ゲレーロも中盤以降、ラリアットやトペで応戦し、さらには変形のパワーボムや関節技で逆転を狙うなど意地を見せたが、最後はクラウディオがジャイアント・スイングで体力を削り、その直後にニュートラライザーを叩き込んでスリーカウントを奪い、王座を堅守した。これにより、スイス出身の王者はメキシコのリングでその存在感をさらに強めることとなった。

セミファイナルではNWAヒストリック・ウェルター級王座戦も行われ、王者マスカラ・ドラダがAEWからの刺客“スピードボール”ことマイク・ベイリーの挑戦を退け、ベルトを防衛した。この一戦は空中戦を主軸とする両者ならではのハイレベルな攻防が展開され、まさに大会の中でも屈指のスペクタクルな試合となった。ベイリーは得意のキックとムーンサルトによる連続攻撃で試合のテンポを握りにかかるも、ドラダはこれを冷静に受け止め、俊敏なロープワークやリープ・フロッグで対応、さらには場外への飛び技で観客を魅了した。終盤には両者が決め技を狙い合う激しいつばぜり合いが続き、最後はマスカラ・ドラダがトップロープからの高角度の飛び技をクリーンヒットさせてスリーカウントを奪取。見事に王座を防衛した。この結果、ドラダは同王座の地位をメキシコでさらに確固たるものにし、国際戦線でもその名を響かせる結果となった。
また、AEWからの刺客ケビン・ナイトとソベラノJr.の一騎打ちも観客を大いに沸かせた。元々はネオンが出場予定であったが、代打として出場したソベラノJr.は序盤から華麗な空中殺法とスピードで応戦したものの、ナイトが場外での攻撃を中心にペースを握り、試合を優位に進めた。しかし、ソベラノJr.は終盤、二段蹴りから場外へのトペで一気に流れを変え、最後は変形パイルドライバーでナイトを仕留めて勝利を掴んだ。この勝利により、CMLLとAEWの交流戦におけるメキシコ側の意地を見せつけた格好となった。

伝統のタッグトーナメント「グラン・アルテルナティバ2025」の決勝戦が行われ、アトランティスJr.とシェルワがユタニ&アンヘル・デ・オロ組を下して優勝を果たした。試合は若手とベテランが入り混じる緊張感の中でスタートし、特にシェルワとアンヘル・デ・オロのマットレスリングが観客の注目を集めた。やがてユタニが試合を荒らすような激しい攻撃に出ると、アトランティスJr.とシェルワも空中技とスピードを活かして応戦し、白熱した攻防が展開された。終盤、アトランティスJr.が必殺のアトランティダを狙うもユタニがカットに入り流れが変わりかけたが、再び態勢を立て直したシェルワがクロスでユタニを捕え、アトランティスJr.がアトランティダを極めてタップを奪取。この勝利により、彼らはタッグ戦線における注目株として一気に浮上した。
■ CMLL アレナメヒコ日曜日定期戦
日時:2025年12月19日(現地時間・放送日)
会場:メキシコ合衆国メキシコシティ・アレナメヒコ
<CMLLヘビー級王座タイトルマッチ>
[王者]○クラウディオ・カスタニョーリ
1-0
[挑戦者]●ウルティモ・ゲレーロ
<NWAヒストリック・ウェルター級王座タイトルマッチ>
[王者]○マスカラ・ドラダ
1-0
[挑戦者]●マイク・ベイリー
<シングルマッチ>
○ソベラノJr.
1-0
●ケビン・ナイト
<グラン・アルテルナティバ2025決勝>
○アトランティスJr. シェルワ
1-0
●アンヘル・デ・オロ ユタニ