[ファイトクラブ]全員涙! チーム200キロ大阪ラストマッチ タッグ王座4度目防衛成功

[週刊ファイト12月18日]期間 [ファイトクラブ]公開中

 12月28日に引退が決定している、優宇と橋本千紘のチーム200キロが大阪ラスト試合となった。相手は赫覚醒。好勝負、そして最後は全員が涙。その一部始終をお届け。勿論、メイン含め全5試合完全網羅!

▼全員涙! チーム200キロ大阪ラストマッチ タッグ王座4度目防衛成功
 photo & text by 西尾智幸
・今回も札止めで大阪大会好調!
・ひつま武士からプロレスラーへ彩芽蒼空
・Chi Chiのいくぞー!で会場は・・・
・バナナで殴り桃ではたく試合
・最後は、桃を引き裂く松本浩代
・公式記録178発とは?
・チーム200キロ大阪ラストは勝利
・優宇が泣けばみんなも涙
・ケガのない最強の状態で引退したい


全員涙! チーム200キロ大阪ラストマッチ タッグ王座4度目防衛成功

■ センダイガールズプロレスリング 大阪大会
日時:2025年12月6日(土) 開始13時
場所:大阪・アゼリア大正ホール
観衆:人数未発表(超満員札止め)


 最近は、毎月のように行われる仙女の大阪(アゼリア大正)大会。
 10月に記者が伺った時は、過去イチかと思われるくらいのパンパン。
 今回も、札止めとはなっているが、その時とよりは列が少なかったとは思われるが、いずれにせよ、特に人気選手をゲストに沢山呼ぶ訳でもないのに、少数精鋭ながら安定した人気である。
 
 今回も、里村明衣子社長の挨拶で始まり、5試合ながら熱戦が繰り広げられ、見応えのある闘いが見られた。

▼チーム200キロ橋本千紘と優宇が赫覚醒(岩田美香&高瀬みゆき)撃破

[ファイトクラブ]仙女後楽園チーム200キロ王座戴冠で女子プロレスの頂点へ躍進

Chi Chi声がボヘミアン?! 桃が裂かれる! 水波綾驚異の178発

<第1試合 10分1本勝負>
○YUNA
 8分50秒 ミサイルキック⇒片エビ固め
●彩芽蒼空

 マーベラスから乗り込んできた彩芽蒼空は、元ひつま武士(ウナギ・サヤカファン)。そして、ウナギに憧れレスラーになった。迎え撃つ現ジュニア王者のYUNAは、攻められていても気がつけばYUNAのペースになっている。彩芽は、クロスボディやドロップキック連打などで頑張ったが、まだYUNAほうが一枚上。最後は、スリングブレイドからミサイルキックで勝利を収めた。

<第2試合 10分1本勝負>
○Chi Chi
 7分39秒 後ろ回し蹴り⇒エビ固め
●鈴木ユラ

 Evo女所属で、定期参戦しているChi Chi。鈴木ユラ相手にオーソドックスな展開のあと、攻めの場面で「いくぞー!」と叫んだところで、笑いが起きてしまった。ボヘミアンの葛城ユキ以上の潰れた声(例えが古いぞ!)。それでも、声を出そうと頑張っていたら声援に変わった!

 お互い、蹴り合い、極め合いの攻防が続き、Chi Chiが卍固め、鈴木が裏投げと譲らない攻防が続いたが、最後はChi Chiが見事な後ろ回し蹴りを決め、試合を終わらせた。

<第3試合 15分1本勝負>
◯岡優里佳 桃野美桜
 10分30秒 オカロック
●愛海 松本浩代

 9月27日の大阪大会にて愛海が試合中に顔面を強打し、診断の結果“眼窩底骨折”と判り、欠場となっていた。

 しかし、2か月経たずして11月22日の福岡大会で早くも復帰。
 今回も試合を観る限り、もう気になっている様子もなく、そこは本当に良かった。

 対戦相手は、岡優里佳&桃野美桜の「ボブボブモモバナナ」。チーム名は2人とも髪型がボブなのとお互い好きな果物を並べただけの単純なものだが、実際口にするとメチャ言いにくい(笑)。

 桃野もマーベラス所属だが、2人のタッグは出来上がっており、動きはハイスピードだし、連携もトリッキーで素晴らしい!

 いきなりの奇襲から、岡がバナナの被り物で愛海をシバくも果たしてダメージが与えられたのは謎(笑)。逆に、松本浩代がそれでコーナーから飛んできた桃野を桃の被り物で叩き落とした。こっちのほうがダメージありそうだ。

 体格差はあるものの、その分スピードで対抗。愛海の猛攻にも耐え、最後は一瞬の隙をついて、岡がオカロックで丸め込み。愛海はバタバタするが、肩を上げる事は出来なかった。

 試合後、お尻ペンペンで松本を挑発すると、松本は桃の被り物を引き裂こうとする。
 そして、岡はシングル王座を目指すと宣言!

<第4試合 20分1本勝負>
○水波綾
 14分32秒 ホットリミット⇒片エビ固め
●DASH・チサコ

 試合開始直後は、ヘッドロックや腕の取り合いなど、静かな立ち上がりだったが、5分も経たないうちに、早くもアニキ・水波綾がDASH・チサコをコーナーに詰めると、左右のチョップ連打が止まらない。本気でやめろという顔で耐えるチサコ。やっと叩き終えると、リングアナから「只今のチョップは178発でした」とご丁寧に発表してくれ、その数字を聞き場内がどよめく。

 しかし、このまま終わるチサコではない。戦場を得意の場外に移す。今度は逆に、何度もイスを叩きつけられた、アニキであった。
 その後リング上では、一進一退の攻防が続き、大技を連発するがお互いカウント3は許さない。

 最後は、水波がラリアットからホットリミットで勝負を決めた!
試合後、暫く起き上がれなかった両者。先に水波が起き上がり、チサコ手を引っ張って起こした。そして肩を組み、控え室へと戻って行った。こちらもなかなかの好勝負であった。

チーム200キロvs. 赫覚醒 仙女の今後をかけた闘い!最後は全員涙

<第5試合 30分1本勝負 センダイガールズワールドタッグ選手権試合>
<王者組>橋本千紘 ○優宇
 19分4秒 ラストライド
<挑戦者組>●高瀬みゆき 岩田美香
※第24代王者が4回目の防衛戦に成功

 前回11・23大阪大会で、試合後、高瀬みゆき&岩田美香の赫覚醒(レッドエナジー)がチーム200キロ にタッグタイトルの挑戦を表明。これを受け今大会でのタッグタイトル戦が決定した。

 チーム200キロは優宇が12・28新宿に引退するまで王者でいられるのか? 新たに赫覚醒が新しく仙女のタッグの顔になるのか? 注目の一戦が始まった。

 この試合は、文字を多く並べるより、できるだけ多くの写真で、熱い闘いをご覧下さい。

 とにかく、激しかった! チーム200キロは体に似合わず動けるし、体重をうまく利用した技も多用。赫覚醒も毎回連携が良くなっているように思えるし、高瀬みゆきの幅広い技の数々、岩田美香は相変わらずの蹴撃力。面白くない筈がない! これぞプロレスの醍醐味。
 最後は、高瀬が優宇のラストライドに沈み、チーム200キロは4度目の防衛となった。
 そして試合後、勝った橋本と優宇は握手をし抱擁。優宇はすでに涙があふれる。

 自分で決意した事とはいえ、あと3週間ほどでプロレスラーではなくなる。そんな思いがよぎったのだろうか? 涙をこらえマイクを握る。高瀬はダウンしたままずっと号泣。それにつられてかクールな岩田も涙を隠すように顔を押さえる。
 マイクを渡された岩田はひと言目に「泣いてないからな!」岩田らしいなと思った。
 高瀬は「もうチーム200キロに潰される事がなくなった」とドМな発言・・・いや闘える楽しみがなくなるのは寂しい以外にないのだろう。純粋だなと思えた。
 途中、泣きそうになりながらも堪えていた橋本も最後のマイクでは鼻を赤くして涙。
4人にしか分からないものがあるだろうが、観客もなにがしか伝わったのではないだろうか?
 
 記者自身、仙女の取材にこさせて貰うようになって、すごく印象が変わった。乱入や凶器もプロレスだけど、みんな基本がしっかり出来ているし、“純プロレス”でも派手な演出以上に伝わるものはあると思った。

そもそも、優宇が引退を発表したのは、今年6・8新宿大会。
突如、リング上で「12月28日、新宿FACEで引退します」と言い出した。
プロレス愛、橋本千紘との出会い、チーム200キロへの思い、感謝。そして、ケガで辞めるのではなく最強のまま引退したいと。

 公式ホームページを見る限り、優宇に残された試合数はあと2大会。
 現在、カードは未発表だが、ワールドタッグ王座戦はあるのか、最後まで王者でいられるのか?
 最後まで、目が離せない!!