この一年は麻火佑太郎にとって成長の手応えとトップファイターの壁を感じた年だった。
2024年4月にONE Friday Fightsでムエタイのビッグネーム=セクサン・オー・クワンムアンから殊勲の勝利を奪った麻火だが、9月のRISE横浜大会ではRISE世界スーパーライト級王者チャド・コリンズに1RKO負け。12月のGLORY RISE FEATHER WEIGHT GRAND PRIXのリザーブファイトではヤン・カッファを飛びヒザ蹴りで沈めたものの、今年3月のRISE両国大会では第5代スーパーライト級王座決定戦で白鳥大珠に判定で敗れた。
GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(-65kg)STANDING TOURNAMENTもシード外からの参戦となり、1回戦でエドゥアルド・カタリンにKO勝ちを収めて、2回戦に駒を進めた形だ。
チャド戦以降の戦績が白星と黒星を繰り返していることからも分かるように、チャンピオンクラス以外の選手には勝てるものの、チャンピオンクラスの選手には跳ね返される。それが今の麻火が置かれている立場だ。
麻火を2回戦で待ち受けるのは元RISEライト級&ミドル級級王者で、常にRISEのトップ戦線を走り続けてきたイ・ソンヒョン。まさに今麻火が直面している壁を乗り越えなければ勝てない相手である。この一戦を前に麻火が志願したのが現DOG OUT森井洋介代表のもとへの弟子入りだった。
現役時代の森井は外国人として初めてムエタイの頂点・ラジャダムナンスタジアム王者となった藤原敏男さん率いる藤原ジムに所属し、数々の激闘や名勝負を連発。特に2017年に行われたKING OF KNOCK OUT初代ライト級王座決定トーナメントでは全試合KO決着でトーナメント優勝を果たした。また藤原ジムの兄弟子で“野良犬”と呼ばれた名キックボクサー小林聡を彷彿とさせる殺気の伝わる戦いぶりで“野良犬2世”とも呼ばれていた。
麻火と森井は同じ長野県上田市出身で(※小林も長野出身)。麻火にとって森井は憧れの存在で、これまで何度か練習を共にしたことがある間柄。今回は麻火が自分に足りない殺気や限界を超える術を身につけるべく、森井にマンツーマンでの指導をリクエストした。

「去年9月のチャド・コリンズ戦では、どれだけテクニックを練習しても、それを潰すだけのメンタルやフィジカルを持っている選手と対峙すると、自分のテクニックを出す前に飲み込まれてしまうんだなと思いました。そういう相手に勝つためには、強い精神力が絶対に必要だと思って森井さんに特訓をお願いしました」(麻火)
「自分も麻火選手とチャド・コリンズ選手の試合を見ていて、試合前は絶対にいけると思っていたんですよ。それで麻火選手が勝てなかったのは、まさに気持ちの部分じゃないですけど、もし麻火選手に気持ちの強さがあったら全然にああいう展開にはならなかったと思います。麻火選手は技術面ではものすごくレベルが高いので、あとはメンタル面。自分の殻を破る練習が必要だと思います」(森井)
森井が麻火に課した練習は至ってシンプル。”自分の殻を破る”ための練習だ。麻火がウォーミングアップを済ませると、いきなりサンドバッグを使ったラッシュが始まる。このサンドバッグはラウンド数が決まっておらず、森井が麻火の息が上がったと判断するまで終わらない。「早く強く打て!」と森井の檄が飛ぶなか、麻火は一心不乱にサンドバッグを叩き続けた。
サンドバックを終えると、インターバルを入れずにリングに移動してビッグミットが始まる。これも森井が持つビッグミットに麻火がパンチと蹴りを打ち込み、森井がOKを出すまで延々と続く。試合ではクールな印象の麻火がなりふり構わず必死の形相で殴る・蹴るを繰り返して、ようやく森井による特訓が終わりを迎えた。練習後、改めて2人にこの日の特訓を振り返ってもらった。
「今日は現役時代に自分がやっていた練習の一部を少しやってもらおうと思い、指導させていただきました。この練習をやると倒すことにブレがなくなるというか、普通は試合で倒しにいくと結構不安になるんですよ。スタミナが切れないか?とか倒せなかったらどうしよう?とか。でもこの練習を普段からやっていると試合で倒しきれるようになるんで、自分はKO率が上がりました。
この練習は自分との戦いですし、試合をイメージしながらやることで『相手がこう来たらこうやる』というものも見えてくる。あの追い込みの中でそれが見える・想像できるというのは、いわゆるゾーンに入ってるんだと思うんです。練習からゾーンに入っていると、試合の時にものすごく自分のイメージ通りに動けて、全然疲れないんですよね」(森井)
「今まで自分はテクニックメインのことをやってきてたんですけど、今日はテクニックもありつつ気持ちを向上させる練習だったと思います。森井さんがこれを毎日やっていたというのが改めてすごいし、あの激闘や熱い試合はこの練習から生まれてるんだなというのを肌で感じることができて、成長できたと思います。
森井さんの話を聞いていて、ああいう練習の中で、ほとんど余裕がなくて酸欠になりそうな状態でも試合を想像しながら追い込めるのはすごいなと思いました。自分も相手のレベルが上がってくれば、試合中に絶対にそういう展開があると思うので、今日肌で感じたことを試合で活かしたいです」(麻火)

森井は“殻を破る”という言葉を繰り返したが、麻火VSソンヒョン戦に向けて「ソンヒョン選手は打たれ強くて淡々と上手い選手なので、麻火選手が攻めていく中で『この選手ホントに倒れるのか?』と不安になると思うんですよ。そうなった時にいかに腹を括って殻を破って攻め続けられるか。そこで試合結果も変わると思う」と話す。麻火自身、短い時間ながら森井の指導を受けたことで殻を破るきっかけを掴んだ。
「僕は大事な試合の中で、自分が突き抜けたと感じたことが数試合しかなかったので、それを持ってこることが必要だと思います。大事な試合で突き抜けたり、殻を破っていける選手がチャンピオンになれる選手だと思っているし、次のソンヒョン戦ではそれができるんじゃないかなと思っています。
ソンヒョン選手は長い期間RISEや世界のトップでやってきた選手なので、その経験値や精神力は本当にすごいものがあると思います。そのソンヒョン選手に自分がどう勝つか。トーナメントの準決勝や決勝に向けても、今回の試合はかなり大事な一戦なので、結果だけでなく僕の勝ち方を見ていただきたいですね。『麻火、殻を破ったな!』と思ってもらえる展開で勝ちたいです」(麻火)
GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(-65kg)STANDING TOURNAMENTは2回戦からシード選手たちが登場し、一気にトーナメントのレベルも上がる。麻火は昨年のトーナメントに挑んだ時との心境の違いを明かし、森井は「このトーナメントに全てをかけることが優勝の秘訣」とアドバイスを送った。
「去年12月、僕は世界トーナメントのリザーバーとして試合を見ていて、悔しい気持ちを感じる一方で、どこかレベルの高い遠い世界の出来事のように感じてしまったところがあったんです。今年のトーナメントで再起するまでの過程で、本気で世界一になるために世界一になることを意識してやろうと気持ちを変えました。一回戦を無事クリアして、ここから世界一になるためには4回勝つ必要がありますが、一戦一戦大きく成長して、今はダークホースと言われていますが、最終的にはアイツが本命だなと思ってもらえるような選手になりたいと思います」(麻火)
「僕がトーナメントで優勝した時は、トーナメントの先のことは一切考えてないというか、本気でトーナメントに命をかけて、試合が終わったらどうなってもいいという気持ちで戦いました。麻火選手もこのトーナメントで全部出し切るじゃないですけど、トーナメントにすべてをかけて、そうやって自分にプレッシャーをかけると、それが力になると思うし、それだけかけた方が麻火選手のためにもなると思います。あれだけの強豪がいるトーナメントなので、それぐらいの覚悟がないと優勝できないと思うので、このトーナメントに全てをかけることが優勝の秘訣だと思います」(森井)
取材の最後に「森井さんが何度も言葉をかけてくださったように、いかに殻を破れるかですね。森井さんもそこを意識してきたからこそ、トップに上り詰めたと思うし、僕もジムは所属は違うんですけど、勝手に野良犬魂を引き継がせていただいて、このトーナメント挑みたいなと思います」と語った麻火。森井から譲り受けた野良犬魂で殻を打ち破り、ソンヒョンの壁を超えることができるか?

吉田実代インタビュー『打ち合いはガンガンいって引かない。ずっとやってきたボクシングのテクニックも見せたい』
–“元ボクシング世界王者”としてRISEに参戦することになりました。大きな反響があったかと思うのですが、ご自身ではいかがですか?
吉田 元々キックボクシングをやっていた頃から知ってくれていた人たちは、「戻ってきた!」みたいな感じですごく喜んでくれました。ボクシングで私を知ってくれている人たちは、私がキックをやっていた事を知らない人も多かったりするので「大丈夫なのか」って心配する人もいれば「え?ボクシングだけやっていてほしかったです」って言う方達もいて。
–ボクシングとキックボクシングのファンで、それぞれ意見に違いがあったんですね。
吉田 日本ではボクシングと他の競技の掛け持ちが禁止なので、そういうところも含めていろんな意見を聞けました。でも自分が今住んでいるのはニューヨークなので、JBCも抜けているし、試合をどんどんやっていきたいという気持ちがありました。あと何年かで悔いなくやりたいと考えると、こうやって出場できる機会をもらえて本当に良かったなと思います。あと、RISE事務所に最初に来た時に友達を売り込みに来たら、結局自分が出ているっていうのも面白いかなと思っています笑。20歳で上京してきてTARGETでお世話になって、今試合に出るっていうのは、運命というかご縁も感じています。
–“闘う”という部分では他にも選択肢があったと思うのですが、MMAも経験したことがある中で、改めてキックボクシングのRISEを選んだ事に具体的な理由はありますか?
吉田 やっぱり競技性が高いというのが1番強くて、実は海外ではMMAのオファーがあったんですけど、そっちに出てしまうと契約の縛りがあるので、多分他の競技に出れなくなってしまうんですよ。っていうのを考えた時に、自分がMMAとボクシング以外で心残りがあったとしたらキックボクシングだったんですよね。「もうちょっといけたんじゃないか」っていう心残りがあった競技でもあったので。ボクシングに転向してからも海外のスパーリングパートナーとして呼ばれて、キックボクシングとかの打撃をやっていく中で、「あれ、本当はまだできるのに」みたいに思うところもあったんです。その中で芽依(宮本)とか友達も出ているっていうのもありますし、RISEの競技性の高さやレベルの高さを感じた時に、日本でやるならRISEに出たいなと決めました。昔からの関係性もありますし、伊藤さん(RISE代表)のことをすごく尊敬しているので、ボクシングのことも寛容的で「頑張れ」って言ってもらえる中で、キックにも挑戦させてもらえるっていうのは安心感がありました。
–元々の伊藤代表との関係性というのは、格闘技を始めたきっかけがTARGETだったからですか?
吉田 元々は20歳の時に人生を変えたくて、ハワイに格闘技をやりに行って、その後に上京することになるんですけど。「日本の方が女子格闘技が盛り上がっているから東京にいた方がいいよ」っていうアドバイスをもらって、そのまま東京に上京するときに、私が鹿児島出身で薩摩3373さんが先輩なので、いくつかジムの候補があったんですけど、そのままTARGETに行ったらみんな良くしてくださって。まだアマチュアで4戦しかやっていないペーペーで訛りもすごい20歳の小娘だったんですけど、そこからMMAにいったりジムが変わったりボクシングに転向したりしたんですけど、節目でご挨拶をさせてもらっていたので関係性は続いていたんですよ。練習をしにジムに行ったりしていて状況や近況は全部分かっていて、あとは自分のボクシングのトレーナーがTARGETでボクシングのコーチをやっているというのもあって、その人とも仲が良くてっていう。ずっと良好なリレーションシップがあったので、そういう意味でも安心だなと思えました。海外ではいろんな契約の問題とかで試合ができないというところで、ビザのスポンサーや興行主とかと難しい問題があるので、だったら安心できるし信頼できる人と一緒にやりたいなっていう気持ちが大きかったです。
–20歳で格闘技をハワイで始めて、キックボクシングもMMAもやって、ボクシングでは2階級制覇もしていますが、それでもまだまだモチベーションを高く保ち続けられている秘訣は何ですか?
吉田 やっぱり格闘技に人生を変えてもらった部分がすごく大きいですね。本当に不器用でそんなにセンスもないんですけど、やり続ける事とか前向きだっり諦めないところが他人よりすごくあって、自分がこんなに長く続けることは、自分含めて周りも思わなかっただろうと思います。人間としても年々歳をとって子供も生まれて、体力が落ちてきたりして若さに負けてしまうところもあるかもしれないし、年齢的に考えるとあと数年でピークかなっていうのも自分でも分かっています。だけど経験と人間としての成長力が増してきて、まだ練習もしっかり頑張れていて、新しいことをまだできるようになったり強くなっているので、好奇心や向上心が人より高いのかもしれないです笑。
–そういう部分は、日本を飛び出してニューヨークに拠点を変えたというのもそこに繋がっているんですね。
吉田 そうですね。ちょっとネジが飛んでいるみたいな笑。英語も喋れないのによく娘と移住したなと思います。
–言葉の壁などあると思いますが、ニューヨークでの生活はどうですか?
吉田 ほぼゼロベースで娘と一緒に行ったんですけど、娘は日本人学校にいれていないので、“ニューヨーク生まれ”って言われるくらいネイティブに喋れるようになりました。あとは日本で格闘家として生活をしていって娘を育てるとなった時に、娘には自分と違った教育とかをさせたかったっていうのがあって、教育とかも考えると時間が全然なくて。自分が本当にやりたいことで娘を今10歳まで育てたんですけど、自分の人生でもあるけど娘の人生でもあるので、自分が一生懸命人生をかけてきてやってきた事で娘にも良い恩恵を与えられたらと思った時に、日本で長年頑張るというのはそれこそモチベーションとか、これ以上同じような感じでやっていくのが限界だったので、辞めるかどうするかと考えました。その時に1番自分が目指していたビッグマッチとかアメリカでやっていきたいという気持ちと、アメリカに移住すれば良い教育環境で自分がやりたいことで娘もハッピーになれるんじゃないかなって思ったんですよね。
–ちなみにキックの試合に向けての練習というのは12年ぶりになりますか?
吉田 12年ぶりです。ちょっとだけ夏にやりましたけど。
–ボクシングの試合に向けて追い込むのとは違いますか?
吉田 全く違いますね。新入りのつもりでやっています笑。
–具体的にはどの辺りに違いを感じますか?
吉田 間合と重心が全く違うので、正直もっとボクシングのテクニックを使いたいんだけど、そうするとローキックでやられちゃうし。今度は蹴りを重視するとボクサーがキックで対抗したところでっていう感じなので、その上手い塩梅を狙いつつ、元々やっていた経験があるので、そこの感覚をちょっとずつ取り戻しています。ニューヨークはムエタイが流行っていてキックボクサーがほぼいないので、向こうで練習してきたんですけどテンポが全然違うので、一気に今週2回スパーリングをしました。昼夜昼夜みたいな笑。
–いろんな所に行って練習していますよね。
吉田 行ってます。同じ階級とか少し小さい階級の選手とかもいるんですけど、テンポの速い選手たちとバンバンやって慣らしていってます。
–まだ残り1週間くらいありますが、いつぐらいまでスパーリングをするんですか?
吉田 ガチのスパーリングはとりあえず金曜日(24日)が最後になっているんですけど、軽く慣らしでエリカちゃん(神村)とか芽依(宮本)が付き合ってくれるので、ずっと対人練習はして感覚だけはしっかりやっておけば問題ないかなと思っています。スタミナも問題ないので。
–心強いメンバーがサポートしてくださっていますね。
吉田 だから最初にRISEに出ようってなった時も1回聞きましたね。「大丈夫かな?いけますかね?」みたいな。エリカちゃんとは20歳から1番付き合いが長いので「ぶっちゃけどう思う?」って相談して、「やる気があるなら上目指しましょう」って感じで言ってもらえて。彼女に言われるとちょっといけそうな気がするんですよね笑。何が足りなくてどうなのかっていうのもあったので、日本に帰るまではキックボクサーとスパーリングができていなかったので心配な部分があったんですけど、アジャストできてきました。
–ファイトスタイルはボクシングで培ってきたパンチを主体としたスタイルになりますか?
吉田 どっちもできるようにという感じで、3つぐらいパターンを用意しています。手数が多くて乱打戦になると思うんですけど、セコンドの指示は経験上聞けるし相手のセコンドからの指示も入ってくるので、その中で3パターンくらい用意していて、それに1番あったものを選んで1ラウンド目もしっかり取れれば、2,3ラウンドは自分の動きができるのかなっていう。3ラウンドしかないのでそこの判断ですよね。
–ラウンド数の違いは戦術的な部分で変わってきますか?
吉田 そうですね。5,6年くらい10ラウンドでしか戦っていないので。でも逆に試合感も戻るし良い経験になるかなと思います。3ラウンドしかないっていう中で決め切るとかもそうですし、逆に2分しかないと動きが雑になってしまうから3分はあった方が良いし、自分のスタミナは圧力とかフィジカルもある方なので、逆に相手が削れてくれて良いかなと思います。
–相手の美斬帝選手の印象はありますか?
吉田 長くずっとやっているのが分かりますね。映像を見させてもらったんですけど、調子良く乗せないようにしたいです。波に乗ると長いリーチでパンチを打ってきて、6オンスなので当たれば効くだろうし、警戒しなければいけないところはあります。でも色んな人が映像を見て分析してくれたり、自分も映像を見たりして、あとは自分と照らし合わせながらやっていこうと思っています。相手がどうなっているかよりも、今回は自分がどういう風にキックボクシングにアジャストして動ければいけるかっていうのを考えています。
–自分の動きができればという感じですね。
吉田 12年ぶりというのもあるので、やってみないと分からないところもあるんですけど、すごく良いファイトキャンプもできているし体調もすごく良いです。久しぶりに52.5kgに体重を落とすんですけど、52kgでも落とせそうな感じがしていて、適正は52kgかもしれないなと感じています。
–ボクシングでランキング1位に入っている状況ですけど、今後も定期的にRISEに参戦していきたいという気持ちはありますか?
吉田 その気持ちはありますね。やってもいないのに大口も叩けないんですけど笑。やっぱりテッサ選手が王者で今日本にベルトがないという事で、愛三(小林)ともこの間会って喋っていたんですけど、出るからには盛り上げたいなと思うので、自分がしっかりアジャストできればそこも狙っていきたいです。
–今回初めて吉田選手の試合を生で見るお客様もいらっしゃると思うのですが、吉田選手のどんな部分を見て試合を楽しんだらいいですか?
吉田 打ち合いはガンガンいって引かないという部分と、17年のキャリアと、ずっとやってきたボクシングのテクニックも見せられたらいいなと思っています。
–最後にいつも応援してくれているファンの皆様にメッセージをお願いします。
吉田 本当にいつも応援してくださっているファンの皆様には感謝しかないです。どんどん挑戦して進化していっているんですけど、それでも進みたい道に「悔いなく頑張れ」っていってくれているファンの皆様ばかりで、その人たちや娘にも背中を押してもらいながらここまで来れた17年です。このまま走り切りたいなと思っています。また応援よろしくお願いします。
■ RISE WORLD SERIES 2025 FINAL
日時:11月2日(日)
会場:東京・両国国技館
<第13試合 メインイベント RISE WORLD SERIES 2025 -61.5kgトーナメント決勝 3分3R延長1R>
中村寛(日本/BK GYM/第8代ライト級王者)
vs.
エン・ペンジェー(中国/仏山温拿拳館)
<第12試合 セミファイナル GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(-65kg)STANDING TOURNAMENT 3分3R延長1R>
チャド・コリンズ(オーストラリア/Strikeforce/第2代RISE世界スーパーライト級王者、WBCムエタイ世界スーパーライト級王者)
vs.
YURA(日本/ダイアタイガージム/スーパーライト級5位)
<第11試合 GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(-65kg)STANDING TOURNAMENT 3分3R延長1R>
白鳥大珠(日本/TEAM TEPPEN/第5代RISEスーパーライト級王者)
vs.
笠原弘希(日本/シーザージム/第3代SB日本ライト級王者)
<第10試合 GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(-65kg)STANDING TOURNAMENT 3分3R延長1R>
イ・ソンヒョン(韓国/RAON/スーパーライト級1位、第4代RISEミドル級王者、第2代RISEライト級王者)
vs.
麻火佑太郎(日本/PHOENIX/スーパーライト級2位)
<第9試合 GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(-65kg)STANDING TOURNAMENT 3分3R延長1R>
原口健飛(日本/FASCINATE FIGHT TEAM/ISKA世界ライトウェルター級王者、第6代RISEライト級王者)
vs.
ペトル・モラリ(モルドバ/Kickboxing fearless/ウェルター級2位)
<第8試合 SuperFight! -85kg契約 3分3R延長1R>
南原健太(日本/TARGET SHIBUYA/第2代RISEライトヘビー級王者)
vs.
フランジス・ゴマ(フランス/COC PERFORMANCE/GLORYミドル級5位)
<第7試合 SuperFight! バンタム級(-55kg)3分3R延長1R>
志朗(日本/BeWELLキックボクシングジム/初代RISE世界バンタム級王者)
vs.
ペットサンコム・ソー・ソンマイ(タイ/ソー・ソンマイ/オムノーイスタジアム認定スーパーバンタム級王者)
<第6試合 SuperFight! ウェルター級(-67.5kg)3分3R延長1R>
宇佐美秀メイソン(日本/team VASILEUS/第4代RISEウェルター級王者)
vs.
ジョ・サンヘ(韓国/JINHAE-JUNG EUI HOI KWAN)
<第5試合 -52.5kg契約 3分3R>
美斬帝(テツジム)
vs.
吉田実代(Bread winner NYC/第8代IBF世界バンタム級王者、第5・7代WBO世界スーパーフライ級王者)
<第4試合 第4代RISEフライ級(-51.5kg)王座決定トーナメント一回戦 3分3R延長1R>
数島大陸(及川道場/同級1位、第2代RISEフライ級王者)
vs.
棚澤大空(TEAM TEPPEN/スーパーフライ級6位、第7代DEEP☆KICK-53kg王者、RUF presents 200万総取りトーナメント GACHI!! スーパーフライ級優勝)
<第3試合 第4代RISEフライ級(-51.5kg)王座決定トーナメント一回戦 3分3R延長1R>
松本天志(TARGET SHIBUYA/同級2位)
vs.
塚本望夢(team Bonds/同級3位、初代DEEP☆KICK −51kg王者)
<第2試合 スーパーフェザー級(-60kg)3分3R延長1R>
門口佳佑(EX ARES/フェザー級1位、第5代RISEフェザー級王者)
vs.
龍斗(RAUSU GYM/第6代Bigbangフェザー級王者)
<第1試合 スーパーフェザー級(-60kg)3分3R延長1R>
裕樹(ANCHOR GYM/第3代RISEスーパーライト級王者、初代RISEライト級王者、初代RISEスーパーフェザー級王者)
vs.
戸井田大輝(TOP LEAD GYM/フェザー級7位)
<オープニングファイト④ フライ級(-52kg)3分3R>
YAYAウィラサクレック(WSRフェアテックス幕張/同級4位)
vs.
愛弥(NEXT LEVEL渋谷)
<オープニングファイト③ スーパーフライ級(-53kg)3分3R>
小野琥大(TARGET/2025年 RISE Nova全日本大会 ジュニア-55kg級優勝)
vs.
井端刻也(健心塾)
<オープニングファイト② フェザー級(-57.5kg)3分3R>
一輝(MtF MUGEN GYM)
vs.
羅粋(TARGET)
<オープニングファイト① アトム級(-46kg)3分3R>
綾芽(楠誠会館/アマチュアキックボクシング全国大会2025一般女性クラス-46kg級優勝)
vs.
小西江美香(CYCLONE GYM)