(C)GLORY
6月13日(現地時間)にオランダ王国ロッテルダムで「GLORY 100」が開催された。
グローリーは、ヨーロッパのキックボクシング団体。2011年のFEGの経営悪化によるK-1の活動休止に伴い、世界的に大規模なキックボクシング団体がなくなったため、入れ替わるように新たにキックボクシングの世界的メジャー団体として活動している。
今大会はナンバー大会としては記念すべき100回大会となり、四大王座戦とヘビー級トーナメントなどが行われた。メインは当然、神々の階級ヘビー級王座戦で、絶対王者であるリコ・ヴァーホーベンが、ライトヘビー級王者として活躍してきたアルチョム・ヴァヒトフの挑戦を受けた。相変わらず手堅くポイントを稼ぐ続けたヴァーホーベンが判定勝ち。またしても絶対王者が絶対王者だった。
ライトヘビー級王座戦は、挑戦者セルゲイ・マスロボイエフが王者タリク・カバベをKOして新王者に輝いた。ミドル級王座戦は、王者ドノバン・ウィッセが、フェザー級王座戦は、王者ペットパノムルン・キャットムーカオがそれぞれ判定勝ちで王座防衛を果たした。
■ GLORY 100
日時:2025年6月13日(現地時間)
会場:オランダ王国ロッテルダム
<ヘビー級王座タイトルマッチ>
[王者] ○リコ・ヴァーホーベン(オランダ)
判定 5-0
[挑戦者] ●アルチョム・ヴァヒトフ(ロシア)
<ライトヘビー級王座タイトルマッチ>
[挑戦者] ○セルゲイ・マスロボイエフ(リトアニア)
4R 2分06秒 TKO
[王者] ●タリク・カバベ(モロッコ)
<ヘビー級トーナメント>
○モリー・クロマ(ギニア)
1R 2分14秒 TKO
●バフラム・ラジャブザデ(アゼルバイジャン)
<ミドル級王座タイトルマッチ>
[王者] ○ドノバン・ウィッセ(スリナム)
判定 3-2
[挑戦者] ●マイケル・ボアペア(ガーナ)
<フェザー級王座タイトルマッチ>
[王者] ○ペットパノムルン・キャットムーカオ(タイ)
判定 5-0
[挑戦者] ●ミゲール・トリンダーデ(ポルトガル)
<ヘビー級トーナメント>
○タリク・オサロ(ナイジェリア)
2R 0分33秒 TKO
●ソフィアン・ラドウーニ(フランス)
<ヘビー級トーナメント>
○ニコ・ホルタ(カーボベルデ/オランダ)
判定 3-2
●ミロシュ・クヴェチカニン(セルビア)
<ヘビー級トーナメント>
○アニス・ボウジッド(モロッコ/ベルギー)
判定 5-0
●イラジ・アジズプール(イラン)
<ヘビー級トーナメント>
○ソフィアン・ラドウーニ(フランス)
1R 1分36秒 TKO
●ジャマール・ベン・サディック(ベルギー)