新間寿会長追悼興行の全対戦カードを発表!初代タイガーマスク出席ストロングスタイルプロレス6・12後楽園記者会見 

 6月3日、ストロングスタイルプロレスが記者会見をおこない、6・12後楽園ホール大会『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.34 THE 20th ANNIVERSARYー“過激な仕掛人”新間 寿 追悼興行ー』の全対戦カードを発表。初代タイガーマスク佐山サトル、スーパー・タイガー、間下隼人、船木誠勝(リモート)、日高郁人、MIRAI、平井丈雅代表が出席し、大会への意気込みを述べた。

平井丈雅代表「みなさま、本日は初代タイガーマスクストロングスタイルプロレスの記者会見にお越しいただき、誠にありがとうございます。アントニオ猪木会長を長年お支えされ、初代タイガーマスクを生みだした過激な仕掛人、新間寿会長がご逝去されました。新間会長のご葬儀に際しまして、みなさまにご参列いただきまして衷心より感謝いたします。新間会長の思い、佐山サトル総監の思い、その思いを今回の大会に紡いでいきたいと思います。本追悼大会は、今朝、全カードを発表させていただき、新間会長にゆかりのある選手にご参戦いただきカードを編成させていただきました。新日本プロレスで初代タイガーマスク佐山サトル総監をはじめ、多くのレスラーの皆さまを支え、UWFを設立、そしてユニバーサルプロレスリングを設立、多くのレスラーを生み出し、それらに関わった方々をお呼びいたしました。そして、現在女子プロレスで輝きを放っておりますマリーゴールドのMIRAI選手。もともと新間会長、佐山総監率いるストロングスタイルプロレスと狭山総監の故郷、山口県下関市が共同開催した2012年5月の巌流島大会。その大会に新間会長がMIRAIちゃん親子を招待し、そこで佐山総監の試合を見てプロレスラーになることを決心されたMIRAIちゃんが2019年にデビューをされ、いまプロレス界で大活躍をされております。そのMIRAIちゃんに本日来ていただきました。佐山総監の弟子、新間会長も愛してくださったスーパー・タイガー、間下隼人、日高郁人コーチ、サスケ会長、現レジェンド王者船木誠勝選手、そして、藤波辰爾社長、ジャガー横田選手、Sareee選手他、多くの選手がこの大会で新間会長を思ってファイトされることになります。よろしくお願いいたします」

MIRAI「マリーゴールドのMIRAIです。念願のストロングスタイルプロレスさんに参戦させていただけること、とてもありがたく思っています。ありがとうございます。対戦相手のソイさんとは初遭遇。まだ闘ったことがないので、闘ったときにどんな化学反応が起きるのか楽しみでワクワクしてるんですけど、個人的には心の中に似たような魂を持っているんじゃないかなと感じているので、真正面から正々堂々ぶつかり合いたいなと思っています。そして新間さん、佐山さんには、自分がプロレスと深くかかわるきっかけをいただきました。中学生の頃からよくしていただいて、とても感謝しています。自分がプロレスラーになりたいと親に言ったとき、自分の親は困ってしまって、新間さんに電話で相談したらしいです。でもそのとき新間さんは『やめさせなさい』と言ったらしいです。でも、自分はやめませんでした。考えてみたら、新間さんがおっしゃったことに対して初めて反抗したというか、初めて言うことをきかなかったんじゃないかなって思います。でも、自分はそれだけプロレスラーになりたい気持ちがありました。いま思うと、キラキラしたリング上だけじゃなくて、大変な部分もすべて知ってる新間さんだからこそ言ってくださった言葉なんだろうなと思います。『やめさせなさい』って言ってくださっていた新間さんですが、自分がプロレス界に入ったらいつも優しく応援してくださっていました。今回の大会は追悼興行ということですが、きっと会場のどこかでいつもみたいに優しく自分のことを見守ってくださっているんじゃないかなと思うので、感謝の気持ちを心に持って、自分らしい闘いをして、成長した姿を見ていただけたらいいなと思います。全力で自分らしい闘いをします。よろしくお願いします」

日高郁人「本日は足元の悪いなか、お越しいただきましてありがとうございます。ショーンキャプチャー所属ストロングスタイルプロレスコーチ、日高郁人です。今回、新間寿会長の追悼大会になりましたが、かつてユニバーサルプロレス時代に新間会長にお世話になりましたザ・グレート・サスケさん、ディック東郷さんと、そして近年ストロングスタイルプロレスで新間会長にお世話になってきました私、日高郁人と阿部史典。この4人が試合をして、新間会長にいい試合をお届けしたいと思うのですが、ディック東郷さんとは以前、みちのくプロレスでFECというチームでタッグを組んでまして、東郷さんのコメントにもありましたが、テーマは歴史だと。歴史もそうなんですが、こうしてリングで闘う以上、歴史だけではなくて未来の見える試合にならないといけないと思いますので、そういう点でも阿部史典が頑張ってくれるのか、それともそれを私と東郷さんが制するのか、非常に重要な試合だと思ってますので、男子の最初の試合になると思いますので、いい試合をしてメインイベントまでつなげたいと思います。よろしくお願いいたします」

間下隼人「ストロングスタイルプロレスの間下です。前回に続いて大仁田厚選手、雷神矢口選手とハードコアマッチで試合をすることになりました。新間会長の追悼試合というのもありますし、天国まで届くような派手な試合をしたいと思っています。非常にですね、大仁田さんと試合をすることに批判が多くて、なんかすごい個人的にはビックリはしてるんですけど、大仁田さんなりの筋を通していまストロングスタイルプロレスに上がっているとボクは思っているので、今回も対戦を立候補させていただきました。なので、こちらも筋をしっかり通してですね、当日を迎えてしっかりと大仁田厚を邪道を葬ろうと思ってますので、よろしくお願いします」

スーパー・タイガー「今回、新間会長の追悼試合、それに対して藤波辰爾さんがこのリングに上がってくれると。私にとって何を示すべきなのか、この闘いの本質をぶつけるその相手として、この村上和成、そしてブラック・タイガー。申し分のない相手なので、今回すごい盛り上がるようなカードがいっぱいありますが、その中でも群を抜いて激しい闘いを見せて、新間会長に安心していただけるよう頑張っていきたいと思います」

平井「現在、初代タイガーマスク率いるストロングスタイルプロレスの現王者であります船木誠勝選手。新間会長も、船木選手に非常に期待をしておりました。6月12日、すごい試合を見せてくれると期待しておりました。船木選手は現在大阪に在住で、本日はいらっしゃれませんが、リモートで試合への意気込みをみなさまにお届けしたいということで、いま画面の向こうでお待ちしております。船木選手、レジェンド王座戦への思いをお聞かせいただければと思います」

船木誠勝「今回はちょっと抜けられなくて、こういう(リモートの)形でどうもすいませんでした。第20代のレジェンドの王者に戻って初防衛戦ですね。自分はいままで、そのレジェンド王座3回なってるんですけども、一度も初防衛戦で防衛したことがなくて、今回は自分自身の挑戦ということで、相手はWWEの怪奇派ですね。エンターテインメントキャラクター白使選手。その中身が、レスリング・インター杯銅メダルのアレクサンダー大塚選手の先輩でもある新崎人生さんです。これは自分が指名させてもらいました。エンターテインメント性の高い試合をするんですけども、その中身はものすごくストロングスタイルを持っているというふうに思ってます。やっぱりその身体ですね。身体がそれを証明していると思っていますので。やっぱり自分よりも2歳上で現在58歳で、それでもあの身体をまだ維持しているということは相当努力をしているなというふうに思ってますので、肉体の中ではちょっと自分よりも2歳先輩になりますので、自分も2年後、いまの身体を維持できるように頑張りたいと思ってます。そんなことも含めて新崎選手が還暦を迎える前に、一度シングルで手を合わせてみたいなと思って自分から指名しました。エンターテインメントキャラクターの白使という幻想に惑わされずに、ストロングスタイル、船木誠勝の自分自身のストロングスタイルで挑みたいと思います。よろしくお願いします」

――(初代タイガーへ)新間会長の追悼興行だが、あらためて佐山さんの思い、選手へ期待することを。
初代タイガー「新間さんの追悼興行ということで、粛々と試合を進めていって新間さんとの思い出にふけようかなと思ったんですけども、生前、新間さんと話して、オレたちはいい時代に生まれたよなということを話し合ってました。いいプロレスを迎えたい。全盛期を迎えた。そこを新間さんがプロデュースできた。そういう時代を迎えていた。プロレスを元に戻したい。元の全盛期の時代に戻したいという形が、いま私のなかでも燃えてきました。先日ある選手と1時間くらい話していたんですけど、フィジカルの強い選手、初代タイガーマスクの時代の敏捷性、柔軟性、フィジカル面でそういう選手を作れないだろうかと、タイガーマスクのマネをするのではなくて、そういった選手を作って世界に向かっていったらどうだろうかという気持ちになりました。その教室を作りたいと思いました。選手を作ってニューヨーク(WWE)を抜くくらいの選手を育ててみたいなと思いました。また、今回の試合は新間さんへの思い出がいっぱい詰まった選手たちが出てくれているので、とくにMIRAIちゃんはデビュー戦のプロレスラーになるときからよく知っているので、新間さんは喜んでいると思います。新間さんの追悼から生まれたいろいろなアイデアを実行していくことがボクらの役目だと思って、そこに専念したいと思います」

――MIRAI選手にとってのストロングスタイルとは?
MIRAI「その人によって解釈の仕方は違うと思うんですが、自分は正々堂々、真正面から闘うスタイルがストロングスタイルだと思っています」

――(平井代表へ)間下選手から試合がハードコアマッチとのことだが、現時点では(通常の)タッグマッチとの発表。ルールはハードコアマッチになるのか。
平井「今回の大会は新間会長の追悼大会ということですので、正々堂々と真っ向勝負をしていただきたいと思っております」

――ハードコアマッチではない?
平井「正々堂々とぶつかっていただきたいと思います」

――間下選手は、いまの平井代表の言葉をどう受け止める?
間下「自分はハードコアマッチのつもりでおります。なぜなら、邪道軍・大仁田厚選手というのは、それがたぶん正々堂々だと思うので。それにシュレックさんとこちらが付き合うか付き合わないかはまた話は別だと思います。ただ、最終決定はもちろん平井代表になるので、平井代表にゆだねたいと思います。ハードコアマッチなのか、いわゆる通常のタッグマッチなのか、ボクも知りたいですね」
――正式な形式はいつ決まるのか?
平井「考えたいと思います。新間会長が見て恥ずかしくない試合は何なのかというのを最終的に考えたいと思います。以上です」

――(間下へ)ハードコアマッチと銘打っても打たなくても、いずれにしてもハードコア的に内容になるのでは? どうなったとしてもハードコア的にやる覚悟がある?

間下「もちろんあります。全然どういったルールでも受けて立つつもりですし、ハードコアというものを作られた大仁田厚選手ですから、胸を借りる部分のつもりもあります。ただやっぱり、気持ちで引くのは見せられないので、どんなルールでも私は構いません。最後は平井代表が決めてくれると思うので」

――(初代タイガーへ)長嶋茂雄さんが亡くなられたが、なにか縁があれば。
初代タイガー「自分が若手だった時代、巨人ファンじゃないと新日本プロレスの合宿所に入れない状態でした。荒川さんが特に長嶋さんとおつきあいをしていて、強制的に好きになるようにもっていってあげて、それでジャイアンツを応援していました。長嶋さんの人なりとか、そういうものをよく聞いておりました。長嶋さんとのお友だちの人もよく知ってて、そういうことをよく聞いておりました。日本にとって非常に偉大な人です。そこでボクらは長嶋さんに対して、やはり追悼の意味も含めて、今日のあいさつも含めてやりたいと思います。スポーツ界にとって大変な損失です。ありがとうございました、長嶋さん」

平井「今回、プロレスファン必携アプリ【STOMPING(ストンピン)】さんのご提供で、本大会にご来場いただきましたお客様、先着1000名様に新間会長と初代タイガーマスクお二人のメモリアルカード(ダブルフェースカード)をプレゼントしてくださる事になりました。よろしくお願いいたします」

対戦カード・大会概要