キリル・コルニロフ判定勝ち!MグリシンTKO勝ちACA 186

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 5月10日(現地時間)にロシア連邦サンクト・ペテルブルグで『ACA 186: Kornilov vs. Bogatyrev 2』が開催された。

 ACAは、ACBとアフマット・ファイト・ショーが合併したものだ。ACB(アブソリュート・チャンピオンシップ・ベルクート)はロシアの総合格闘技団体。アフマット・ファイト・ショー(ワールド・ファイティング・チャンピオンシップ・アフマット=WFCA)はロシア・東欧で開催するキックとMMAの混合イベントで過去には多くのレジェンド達が参戦していた。この両団体がACA(アブソリュート・チャンピオンシップ・アフマット)として新たにスタートしたのだった。

 今大会のメインは、神々の階級ヘビー級戦でアダム・ボガチレフとキリル・コルニロフの再戦となった。共にロシア人でボガチレフはサンボの実績があり、2024年の対戦で勝利している事もあるが、直近の戦績では連勝しているコルニロフが下馬評ではリードしている。試合は、両者がスタンドでの攻防を中心に攻めあぐねるも、スタンドで前に出て攻勢だったコルニロフが判定勝ち。コルニロフがリベンジに成功した。

 またライトヘビー級戦では、UFCやPFLというメジャー団体で活躍したマキシム・グリシンがエフゲニー・エゲンベルディエフと対戦した。過去の実績から当然、下馬評はグリシンが圧倒している。こちらは、打撃の攻防で、エゲンベルディエフが腕を負傷し、ドクターストップとなり、グリシンがTKO勝ちとなった。

 また元ONEミドル級王者のビタリー・ビグダシュも参戦し、アフメド・ムサカエフと対戦。ビグダッシュが極真空手出身だけに、打撃で圧倒し、グランドでのエルボーでムサカエフの額を割り、流血に追い込んでドクターストップでTKO勝ちしている。

■ ACA 186: Kornilov vs. Bogatyrev 2
日時:2025年5月10日(現地時間)
会場:ロシア連邦サンクト・ペテルブルグ

<ヘビー級>
○キリル・コルニロフ(ロシア)
 判定 3-0
●アダム・ボガチレフ(ロシア)

<ウェルター級>
○アレクセイ・シュルケヴィッチ(ロシア)
 3R 0分34秒 TKO
●アナトリー・ボイコ(ロシア)

<ライト級>
○ハクラン・ディアス(ブラジル)
 判定 3-0
●マラト・バラエフ(ロシア)

<ヘビー級>
○アレクサンドル・マスロフ(ロシア)
 2R 0分57秒 KO
●ユーリ・フェドロフ(ロシア)

<ライトヘビー級>
○マキシム・グリシン(ロシア)
 2R 0分47秒 TKO
●エフゲニー・エゲンベルディエフ(カザフスタン)

<ミドル級>
○ルスラン・シャミロフ(ロシア)
 3R 3分58秒 アナコンダチョーク
●エフゲニー・エゲンベルディエフ(カザフスタン)

<フェザー級>
○ダビド・ジビロフ(ロシア)
 判定 3-0
●G・ヒラマゴメドフ(ロシア)

<ライトヘビー級>
○ビタリー・ビグダシュ(ロシア)
 2R 5分00秒 TKO
●アフメド・ムサカエフ(ロシア)