小林愛理奈「女子が1組なので女子の試合はいらないと思われないように、大会の中で1番衝撃を残したい」
–名古屋大会はチケットが完売しましたね。
小林 びっくりしました。超満員なのでめっちゃ楽しみです。
–お客様が超満員の会場でタイトルマッチをはテンションが上がりますか?
小林 その光景を想像するだけで最高ですね。
–今のコンディションはいかがですか?
小林 坂田実優の試合もあって一緒に追い込みをしていたので、いつもよりも追い込めたというか、気合的にも違うしコンディションも良いですね。前回負けて最初は「すぐに試合して復帰したい」って焦っている気持ちの方が大きかったですけど、この半年間で成長を感じられているので、逆にこれだけ期間が空いて良かったです。
–その成長した部分というのは具体的にはどんな所で感じているんですか?
小林 具体的に言うと全部成長しているんですけど、前回の試合での課題だったり、メンタルは元々強いんですけどもっと強くなったと思います。笑
–以前以上に強くなったって聞くと、やばいんじゃないかって気がします。笑
小林 ほんまに早く試合がしたいです。
–明日にでも試合をしたい感じですか?
小林 最初は防衛戦だしベルトをかける訳なので、ベルトがなくなってしまう恐怖もない事はなかったんですけど、今はどちらかと言うと「早く試合やらせろ」って感じで、明日にでも試合がしたいですね。
–先ほど話にも出た練習パートナーの坂田選手ですが、残念ながら昨日は負けてしまいました。それで逆に小林選手は「死ぬほど気合が入った」とコメントを残していましたが、気合が入った理由は?
小林 坂田も結果が出てなかったり、勝ったり負けたりが多いんですけど、最近で変わったと思うのが“メンタルで負ける事がなくなった”ところなんですよ。そういうメンタルで負けずに最後まで勝ちにいく試合で強い部分を見せられたら、余計に気合が入りましたね。
–坂田選手のメンタルが強くなったのは、小林選手からの影響でしょうか?
小林 それもあるかもしれないですね。よく「何でそんなにメンタルが強いん?教えてほしい」って聞かれるので、自分が思っていることや格闘技の話を2人で語るんですけど、自然と自分みたいなちょっと変わった人と一緒にいたら強くなるのかなと思います。
–「自分のように変わった人」と言いましたが、ご自身で“変わった人”だと思っているんですか?
小林 格闘家ってこんなもんなんかなと思っていたんですけど、最近喋っている内に自分だけ考えがおかしいなって思い始めたので、変わっているのかなと思います。笑
あと「変わってる」って言われますね。
–どんな所が変わっていると言われますか?
小林 格闘技が好き過ぎて、考え方が行き過ぎてしまうので変わってると言われます。
–お兄さんでプロボクサーをやっている小林豪己さんも変わった方なんですか?
小林 お兄ちゃんはどちらかと言うと普通の考えで、格闘技は好きだけど“格闘技オタク”ではないですね。自分は休みの日まで格闘技を見たり、どこでも格闘技って感じでそこが人と違うのかなと思います。
–いつでもどこでも24時間格闘技って感じなんですね。
小林 細かく言えばそんな事はないですけど、インスタのオススメとかにも全部格闘技とかが出てきて、KOシーンとかを見たら「明日はこれをやってみよう」となるし、そういうのを探してから寝ます。
–今回はお兄さんの小林豪己さんとも練習をしたんですか?
小林 練習をしたというか、週に1回ぐらいお兄ちゃんのボクシングジムに行かせてもらって、スパーリングとかミットを持ってもらったりとかしていました。
–今回の試合について、お兄さんから何か言われていますか?
小林 お兄ちゃんが見た感じは「アマチュアボクシングっぽいから、上手く戦ってくるとは思うけど相手じゃないわ」って感じで、普通にやったら勝てるって言われています。
–そのお兄さんの言葉を受けて、何ラウンドくらいに試合の山を作っていきたいですか?
小林 自分の今までの試合を見ると、5ラウンドの戦いが得意なわけではないんですよ。なので自分の良い部分を見せていって勝ちたいので、5ラウンドを戦い抜けるパワーをつけて、いつもと変わらない感じで最初から行こうと思います。
–試合順はセミファイナルとなりましたが、この試合順というのはどうですか?
小林 後半の4カードのすごいカードの中でセミファイナルに選ばれたので、プレッシャーとか緊張とかはあまりないですけど、最後の方に持って来てもらえたのが嬉しいです。タイトルマッチだし女子が1組なので、そこでやっぱり女子はいらないと思われないように、自分の強さを再確認してもらいたいのでびっくりさせたいですね。
–メインに組まれた大﨑一貴選手の世界タイトルマッチや弟の大﨑孔稀選手と門口佳佑選手の試合、政所仁選手と数島大陸選手の試合を全部食うような勢いで臨みますか?
小林 大会の中で1番衝撃を残したいです。
–試合が終わったら何を食べようとか何をするとかは決めていますか?
小林 特に決めていないですけど、試合前は小麦を食べないのでパンを食べたいです。
–志朗選手並みですね笑。
小林 パンはあまり好きではないんですけど、やっぱり小麦を抜くと減量がなくても揚げ物とかパン系のものが美味しそうに見えてきます。笑
–関西方面だと粉ものの料理が多いイメージですけど、試合前は全部抜くんですね。
小林 自分は抜いています。
–その代わり白米はいっぱい食べていますか?
小林 そうですね。白米でデカくなっているので、49kgの試合で減量するのは初めてです。
–減量は順調ですか?
小林 食べまくってあと1kgなので減量という減量がないんですけど、体重を少し落とすってだけでも久々で何年振りやろって感じなので、ちょっと絞って試合に出るのが楽しみです。
–今はその白米の値が上がって生活を脅かしているんじゃないかと邪推してしまうのですが、その辺りは大丈夫ですか?
小林 白米が無くなる頃に自分の親や坂田の親が、めっちゃでっかい袋でくれるんですよ。だから白米が尽きないですね。
–5kgや10kgではなくて、もっと大きい袋でもらえるんですね。
小林 この前は30kgもらいました笑。
–30kg?!
小林 でももう無くなりそうです。
–ではその30kgの残りを食べて最終調整も頑張ってください。
小林 ありがとうございます笑。
–最後に小林選手のタイトル防衛戦を待ち侘びているファンと当日観戦してくれるファンの皆さまに熱いメッセージをお願いいたします。
小林 今回は初防衛戦と自分の復帰戦になります。ここ最近、KOできていなかったりダウンが取れていなかったりで、ファンの皆さんには自分らしくない姿を見せてしまっているんですけど、そんなこと全部忘れるくらいぶっ飛ばすので応援よろしくお願いします。
宮本芽依「Fire Bee(キャッチコピー)なので試合に向けて燃えています」
–宮本選手は試合が終わったらすぐに27歳になるんですよね。
宮本 はい、そうですね。怖いです。笑
–本当に是が非でも26歳のうちにチャンピオンになりたいって感じですね。
宮本 チャンピオンになるのは今じゃないとチャンスを逃すので、やらないとですね。
–もう現段階で2週間を切りましたけど、心身ともに整いましたか?
宮本 整いました。それまでは色々考えすぎて波があったんですけど、もう覚悟はついています。
–対策もバッチリですか?
宮本 はい。対策はバッチリです。
–今回はキックで初めての3分5ラウンドですが、その辺りは大丈夫ですか?
宮本 私的に3分5ラウンドはやりやすいって感覚があります。でも、まだ試合としてやったことはないので、そこはやらないと分からないです。
–スタミナ面とか集中力の面では問題ないという風に考えているわけですね。
宮本 問題ないです。
–この試合に向けてKANA選手とも練習をしたんですね。
宮本 一緒に練習させていただいていて、最後の最後までずっとやってくれます。
–練習パートナーとしてのKANA選手はどんな感じですか?
宮本 私的に日本のトップの選手だと思っているので、キックの話や普通の日常会話だったり、全てにおいて上回っている選手だと感じますし、その中で一緒に練習してスパーしてもらって、得るものはすごくあって、私の中でKANA選手にやってもらってすごく自信になっています。
–昔女子キックではトップにいた、WINDY智美さんなんかとも一緒に練習されているんですね。
宮本 WINDYさんとも練習させてもらっています。
–どんな練習をしているんですか?
宮本 相手の選手の研究が上手いので、その相手の選手になりきってやってくれるんですよ。その中で私がやりたいことをやったりして練習をやってもらっています。
–WINDY智美さんが小林愛理奈選手になりきって、一緒に練習しているって感じなんですね。
宮本 はい。
–新空手のKSS健生館にも出稽古先で行かれているんですよね?
宮本 そこをメインで練習させてもらっていて、お世話になっています。
–今は五反田の健生館をメインで練習している感じなんですね。
宮本 はい。
–お父さんとお母さんと慕っている、山本美憂さんやTOMOさんは、この試合に関してどんなことを言っていますか?
宮本 今は私よりも“ぶっ倒す”っていう気持ちが強くて、私がそこまでしなくても燃えていますね。笑
–じゃあみんなで燃えている感じなんですね。
宮本 燃えています。Fire Bee(キャッチコピー)なので。
–その勢いがあれば減量も問題なさそうですか?
宮本 順調に落ちています。
–地元の三重からはどれくらいの応援団が名古屋にいらっしゃるような感じになるのでしょうか?
宮本 東京の倍くらい来てくれて、やっぱり地元というのはありがたいですね。地元以外にも各県から来てくれている人が、名古屋でやるって言ったら近くなる方が多くて、名古屋に呼んでもらって良かったです。
–それはアマチュアボクシングをやっている時代に培った人脈の人たちも含まれているって感じですか?
宮本 高校のボクシングの監督だったり、その先輩後輩も来てくれたりするんですけど、それよりも今繋がっている人脈の方が多いです。
–今回のために応援Tシャツも作られたんですね。
宮本 TOMOさんと一緒に作りました。
–応援に来てくれる皆さんがそれを着て応援してくれる感じになりますか?
宮本 前に作ったTシャツを持っている方はそれを着たりとか、その試合ごとに出しているので新しく来てくれる応援の皆さんはそれを着て応援に来てくれます。
–名古屋大会は良いカードが並んでいますけど、その中でも一際良い試合をする自信はありますか?
宮本 唯一女子の試合が1試合だけだし、メインの世界タイトルの前に日本タイトルの私たちなので、気合が入っていますね。やっとここまで来たというのもあるし、ここからスタートという感じもしていますし、新たな気持ちです。
–戴冠したらそのまま三重の地元に戻られますか?
宮本 はい。戻らせてもらいます。
–ベルトを持って凱旋する感じになりますか?
宮本 その予定で色々とずっと動いています。
–ベルトを持って母校の久居高校などにも行かれるんですか?
宮本 みんなに言っているので行きたいですね。
–最後に宮本選手のタイトルマッチを待ち侘びているファンの方々にメッセージをお願いいたします。
宮本 沢山の応援メッセージや電話でも連絡してくださって、とても熱い応援を送ってくださってありがとうございます。私も楽しみにしていますし、皆さんも楽しみにしている試合なので、“1番この試合が熱かったな”とか“この試合を見ていて楽しいな”とか“この人のことを応援しよう”っていうような試合をしますので、応援をよろしくお願いいたします。
所仁インタビュー「先を見ているのでここは当たり前に勝って、今僕の上にいる2人(大﨑一貴、花岡竜)にリベンジしていきたい」
–今回は名古屋大会への出場となりますが、名古屋には何か思い出はありますか?
政所 愛知県豊田市に友達が住んでいるので1年に数回遊びに行っています。
–2023年は4連勝していて、去年は2連敗とかなり悔しい結果だったと思うんですけど、去年連敗について改めて振り返ってみていかがですか?
政所 メンタル面もそうですし、4連勝していたのもあって自信を持ちすぎていた部分もあって「最悪やられても倒したらいいや」とか、考え方から色々直していきます。
–それは投げやりという訳ではなくて、「とりあえず行ったろう」みたいな気持ちが強かった?
政所 行けば何とかなるだろうみたいな考えがありました。技術も練習はしていましたけど、それが意味なくなるくらい熱くなったというか、頭が真っ白になったのもあると思うんですよね。
–花岡戦後はかなり落ち込んでいたような印象を受けましたが、しばらく落ち込んだ時期は続きましたか?
政所 しっかり落ち込んだのは1週間くらいで、切り替える事はできたんですけど、すぐにやる気が出たかと言われたらそんなにすぐにやる気は出なかったですね。ただ1週間が経ったくらいには「もう前を向かないとな」って感じで、一応前は向いていたけど…って感じです。笑
–また次の試合に向けてやろうと思えたきっかけはあったんですか?
政所 周りの人の「まだやるよな?」って言葉だったり、引退を考えたわけではないですけど、自分にがっかりしたり、結局ベルトを取れないのかなって思ったり。自分の中で色々考えたんですけど、勝つまでやるしかないなって思って、最後にベルトを取れればいいかって感じの考えで自分に言い聞かせて、もう負けたくないし失敗したくないですけど、そういう考えでやっていこうと思いました。周りの言葉に助けられたのは大きいです。
–1階級下の数島選手との試合が決定しましたけど、オファーが来た時はどんな心境でしたか?
政所 「そこ来たか」って感じましたね。元々次の試合は海外の選手になるかもと、林先生から聞いていたんですけど、まさかの数島選手かって感じですね。
–数島選手とは何回か一緒に練習したこともあると聞きました。
政所 去年、何回か練習したことがあって、ガチなスパーリングはしてないんですけど、マススパーくらいはやっています。
–手を合わせた印象はどうでしたか?
政所 チャンピオンになって、風格というかチャンピオンらしい自信がある戦い方になっていましたね。映像で見たことがあるような感じというよりは、“RISEチャンピオン”っていうのを練習の中で感じました。
–階級も違う事もあって、その時は試合をやることになるとは思っていなかった?
政所 全く思っていなかったですね。
–数島選手はやる事もあると思って「手の内はあまり見せないようにしていた」と言っていました。
政所 そうなんですか?僕的には全部見たような気がしましたけど。笑 僕も全ては見せていないですけどね。
–数島選手は「政所選手は格上で、挑戦する気持ちで行く」という話をしていました。
政所 格上とか格下とかは分からないですけど、僕は53kgという階級にこだわってやってきたし、この階級が1番強いと自分は思っているので、他のランキングで上位だからといって53kgですぐ上位になれるかというのはまた違うと思っています。トップのレベルの差を見せないと、周りの53kgの選手にも申し訳ないですしね。
–スーパーフライ級で積み上げてきた事の差を見せるという事ですね。
政所 僕はずっとこの階級で強い選手たちと削り合ってきましたから。
–政所選手は、これまでに錚々たるメンバーと戦ってきていいます。しかも数多の強豪選手からダウンを奪っていますがその要因は?
政所 去年は倒すことを狙いすぎて良くなかった年だったので、狙わずにやっていても勝手に倒す様な試合になると思います。普通にやれば普通に勝てるので、その中で倒します。
–この試合に向けて自分に課しているテーマはありますか?
政所 テーマは「勝つだけ」です。やっぱり負けている選手に何の説得力もないと思うので、僕は勝ってから色々発言していきたいです。でかいことを思っているし、僕が1番強いとも思っているので、勝ってからそれをアピールしたいです。
–リング上のマイクで喋ることを決めているんですか?
政所 何も決めてないですけど、ただ数島選手は階級を上げて一応53kgでやるってだけですよね。別に僕がここで勝って何かになるとかはないと思うし、先を見ているのでここは当たり前に勝って、今僕の上にいる2人(大﨑一貴、花岡竜)にリベンジしていきたいです。
–メインでは同じ階級の大﨑一貴選手の世界タイトルマッチが決まっていますけど、そこはどのように見ていますか?
政所 もちろん意識はしていますし、チャンピオンの大﨑選手より面白くて印象に残る試合をするっていうのは考えています。もう1回見たいなと思わせられるかどうかで、近づけると思っているので。
–確実に積み上げて行って、大﨑選手へのリベンジもやっていきたいという事ですね。
政所1番勝たないとダメな相手だと思っているので、何としてでもやり返しにいかないとですね。
–最後に応援をしてくれているファンの皆さまにメッセージをお願いいたします。
政所 去年はタイトルマッチを2回やって2回とも負けてしまって、応援してくれている人を不安にしたり、僕のことを応援していていいのかなと迷う年にもなったと思うし、僕自身も自分を疑う年になったりもしたので、今回はしっかり勝って実力で皆さんを安心させたいです。今まで応援してくれていた家族もそうですし、周りのジムのみんなもそうですし、そこに「僕はこんなものじゃない」ともう1回ちゃんと示せるような試合をしなければいけないと思っています。5月11日は楽しみに応援をよろしくお願いします。
数島大陸インタビュー「僕は何も失うものはないので、1ラウンドからしっかり政所選手を倒しにいく」
–今回の政所仁戦のオファーが来た時は、どんな心境でしたか?
数島 はじめは率直に「え?」って思いましたね。
–やっぱりそうなりますよね。対戦カードが発表された時に私も驚きました。
数島 そこを当ててくるんだなと思いました。
–契約体重は最初からスーパーフライ級(-53kg)だったんですか?
数島 そうですね。
–そこで躊躇する部分はありませんでしたか?
数島 そこは特になかったですね。
–今回スーパーフライ級での戦いは初めてですか?
数島 フライ級ができるまで、ずっとスーパーフライ級でやっていたので、デビューしたての時はスーパーフライ級でやっていました。フライ級ができてからはフライ級で戦っていたので、久しぶりですね。
–数島選手としては、フライ級とスーパーフライ級の差というのは、体で感じているものなんですか?
数島 そうですね。初めの頃はスーパーフライ級が当たり前だったんですけど、フライ級ができたことによって、スーパーフライ級とフライ級の差は自分で感じる事が多かったです。
–具体的に言うとどんな所が違うんですか?
数島 フライ級の中だと、どちらかと言うと子供の成長過程の中にいるイメージなので、みんなに比べたら体も少し大きくてパワーもある方かなと思うんですけど、スーパーフライってなってくると、みんな体も出来上がってるし、パワーの面でも僕がパワーある方ではなくなるので、そういう所は大きな差になってきます。
–階級のことを詳しく知らない人から見たら「そんなに違いはないんじゃないか?」って言う人もいるかもしれないですけど、実は相当違うんですね。
数島 1階級違うだけで相当変わってくると思っています。
–最近の政所仁選手をどのように見ていますか?
数島 連敗中ですけど僕的には全然弱いと思っていないし、53kgでずっとトップで居続けているので、格上の選手でずっと強いイメージがあります。
–格上ですか。
数島 今回の試合は相手が格上だし挑戦する形になるので、すごくワクワクしています。
–政所選手も大阪在住ですけど、過去に交流したり練習をしたりしたことはあるんですか?
数島 去年、何回か魁塾に行かせてもらったりとか、チーム吉鷹で試合前に政所選手も来ていたりして何回かはありますね。
–その時にグローブを交わした感触はいかがでしたか?
数島 やっぱり強いなって思っていました。だけど「いずれは試合をするだろうな」と思いながらやっていたので、手の内は全部出さずにやっていた感じですね。
–その時点では階級が違いましたけど、隣の階級という事でいずれは戦う予感があったんですね。
数島 僕はいずれ階級を上げるだろうと思いながらやっていました。長い目で見たら、どこかで当たるだろうと思っていたんですけど、こんな早く当たるとは思っていなかったです。
–今回のこの1戦を第三者から見たら、数島選手の『スーパーフライ級転向第1戦』と捉えた方がよろしいですか?それともまだ階級的にはフライとスーパーフライを行ったり来たりする感じですか?
数島 自分の中でフライ級でけじめをつけないとダメな試合が残っているので、その試合をしっかりクリアしてから、本格的にスーパーフライ級に行きたいと思っています。だから今の段階では、相手によっては行き来するって感じですね。
–では今回の1戦は、『スーパーフライ級への挑戦』という風に捉えた方がよろしいですね。
数島 転向というより、スーパーフライ級への挑戦試合だと思って見てもらいたいですね。
–この1戦は、どんな所に注目したらよろしいですか?
数島 1階級上でもしっかりやり合えるっていう所ですね。そこで圧倒して勝つ事ができれば、この先皆さんの期待も膨らむだろうし、「数島だったらもう1回那須川龍心にリベンジしてもええんちゃうか?」って思ってもらえる1戦だと思うので、そこに注目してほしいです。
–対策の方はバッチリですか?
数島 そうですね。今はその完成度を更に高めていっているって感じです。
–今回は同門の近藤選手も名古屋大会に出場しますが、試合に向けてお互いに刺激し合っていますか?
数島 ジムから2人が大会に出るという事で、周りのみんなも応援してくれてるし、2人で勝たないといけないなって話もしているので、お互い刺激し合って頑張っています。
–数島選手といえばSNSで花言葉をつぶやいていて、最近はかすみ草の花言葉として“感謝”を口にしていましたけれど、今日の花言葉を言っていただく事は可能でしょうか?
数島 練習が終わって「今日も撮ろうか」ってなるんですけど、撮影する直前にいつも考えるので今日のはまだ持ち合わせていないんですよね笑。
–最後に数島選手のスーパーフライ級への挑戦を待ち侘びているファンの方々に向けて、熱いメッセージをお願いいたします。
数島 今回の名古屋大会は、相手が格上の選手になるので、僕が挑戦する形の試合になります。僕は何も失うものがないので、1ラウンド目からしっかり政所選手を倒しにいくので、皆さん僕に期待と応援と試合後の花言葉にも注目して待っていてください。応援よろしくお願いします。キックボクサーは泣かないぜ。
■ 電工ナビ presents RISE FireBall NAGOYA
日時:2025年5月11日(日) 開場 14:00/開始 15:00 ※開場後オープニングファイトを実施予定
会場:愛知・ポートメッセなごや第三展示館
<第13試合/初代RISE世界スーパーフライ級(-53kg)王座決定戦 3分5R無制限延長R>
[第2代RISEスーパーフライ王者]大﨑一貴(OISHI GYM) vs. [WBCムエタイ世界バンタム級王者]コーリー・ニコルソン(Ironfist Gym)
<第12試合/RISE QUEENミニフライ級(-49kg)タイトルマッチ 3分5R無制限延長R>
[王者]小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM) vs. [挑戦者]宮本芽依(KRAZY BEE)
<第11試合/Superfight!!バンタム級(-55kg) 3分3R延長1R>
大﨑孔稀(OISHI GYM) vs. 門口佳佑(EX ARES)
<第10試合/スーパーフライ級(–53kg) 3分3R延長1R>
政所仁(魁塾) vs. 数島大陸(及川道場)
<第9試合/ウェルター級(-67.5kg) 3分3R延長1R>
石川泰市(Ten Clover Gym) vs. 青木洋輔(大和ジム)
<第8試合/スーパーライト級(-65kg) 3分3R延長1R>
木村“ケルベロス”颯太(心将塾) vs. 将太(KSS健生館)
<第7試合/ライト級(-63kg) 3分3R延長1R>
髙橋聖人(TRIANGLE) vs. 金ちゃん(KICK-BOXING K style)
<第6試合/-72kg契約 3分3R>
匡志YAMATO(大和ジム) vs. ジェット・MEIBUKAI(MEIBUKAI)
<第5試合/フェザー級(-57.5kg) 3分3R>
一仁(真樹ジムAICHI) vs. 岩永勝亮(OISHI GYM)
<第4試合/スーパーフェザー級(-60kg) 3分3R延長1R>
近藤大晟(及川道場) vs. 和斗(大和ジム)
<第3試合/ウェルター級(-67.5kg) 3分3R>
惺也(OISHI GYM) vs. ハル・ミヤノイリ(team BRTHAI)
<第2試合/-66kg契約 3分3R>
久保田有哉(TARGET) vs. ファクンド・グラマチョウ(サムライジム)
<第1試合/フライ級(-51.5kg) 3分3R>
正木翔夢(OISHI GYM) vs. 大久保祐(修徳会)
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