JDサントス豪快KO勝ちAオレイニク中東ドバイBKFC 71

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 4月4日(現地時間)にアラブ首長国連邦ドバイで『BKFC 71: Trout vs. Trinidad-Snake』が開催された。

 ベア・ナックル・ファイティング・チャンピオンシップ(Bare Knuckle Fighting Championship、略称:BKFC)は、アメリカ合衆国のベアナックル・ボクシング団体。 2018年3月にワイオミング州でベアナックル・ボクシングが合法化され、同年4月に元プロボクサーのデイビッド・フェルドマンによって1989年以来アメリカ合衆国で初めて認可を受けたベアナックル・ボクシングの団体として設立された。6月2日に第1回大会として「BKFC 1」を開催。その後、大都市のあるカリフォルニア州やフロリダ州といった州のアスレチック・コミッションでもベアナックル・ボクシングが認可され、大会を開催している。外国にも進出し、イギリス、タイ、ブルガリア、メキシコなどで大会を開催している。2024年4月27日、コナー・マクレガーおよびマクレガーの会社「マクレガー・スポーツ・アンド・エンターテインメント」がBKFCの共同所有者となることが発表された。

 今大会はドバイ大会となり、王座戦の他に、元UFCなどのメジャー選手が参戦した豪華な大会となった。世間的に注目されたのは、元UFC、KSWとメジャー団体で活躍した古豪アレクセイ・オレイニクと日本のライジンにも参戦したジェロニモ・ドス・サントスの一戦だ。オレイニクはUFCで数戦しましたではなく、17戦ものキャリアがあり、サントスもMMA60戦以上のキャリアを誇っている。そして試合は、なんと秒殺決着。最初のコンタクトでサントスの右フックがさく裂し、オレイニクは失神ダウン。完全に気を失っており、サントスがヘビー級らしい豪快なKO勝利となった。

 同じく元UFCのサバ・ホマシも参戦するも、ジョニー・テロに判定負けとなった。

 またメインではウェルター級王座戦が組まれ、王者オースティン・トラウトが判定でカルロス・トリニダード=スネークに勝利して王座防衛した。

■ BKFC 71: Trout vs. Trinidad-Snake
日時:2025年4月4日(現地時間)
会場:アラブ首長国連邦ドバイ

<ウェルター級王座タイトルマッチ>
[王者]○オースティン・トラウト(米国)
 判定 スプリット
[挑戦者]●カルロス・トリニダード=スネーク(米国)

<女子ストロー級王座タイトルマッチ>
○ブリテン・ハート(米国)
 判定(ユナニマス)
●タイ・エメリー(米国)

<ウェルター級>
○ジョニー・テロ(カナダ)
 判定(ユナニマス)
●サバ・ホマシ(米国)

<ヘビー級>
○ジェロニモ・ドス・サントス(ブラジル)
 1R 1分49秒 KO
●アレクセイ・オレイニク(ロシア)