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　4月3日（現地時間）にフロリダ州マイアミで『PFL 2025 World Tournament: First Round 1』が開催された。

　ユニバーサル・スタジオ・フロリダで行われた今大会により、2025年PFLワールドトーナメントの第1ラウンドが正式に幕を開けた。ウェルター級およびフェザー級の両階級において、各4名のファイターが6月の準決勝進出を決めた。

　メインイベントでは、元Bellatorウェルター級王者同士のジェイソン・ジャクソンとアンドレイ・コレシュコフ（28勝6敗）が対戦。試合は主にグラウンドで展開されたが、ジャクソンによる複数回の反則打撃で一時中断。再開後すぐにジャクソンはテイクダウンを奪い、リアネイキッドチョークを極めて、タップを許さずコレシュコフを失神させて勝利した。

　セミファイナルでは、2023年PFLフェザー級王者のヘスス・ピネドがハンガリーのアダム・ボリックス（19勝3敗）と対戦。強烈な左の連打でボリックスをダウンさせたピネドは、すぐに追撃のハンマーフィストで1ラウンドTKO勝利を収めた。

　ウェルター級では、オーストラリアのジョセフ・ルチアーノ（10勝3敗）がわずか1日前の代打で元Bellator王者ローガン・ストーリーと対戦。ストーリーは得意のレスリングでルチアーノを完全に無力化し、危なげなく準決勝進出を決めた。

　メインカードの幕開けでは、カナダのジェレミー・ケネディ（19勝6敗）と2021年PFLフェザー級王者モフリド・ハイブラエフが激戦を展開。両者ともにフィニッシュに迫る場面があったが、最終的にはハイブラエフが僅差のスプリット判定で勝利し、準決勝に駒を進めた。

■　PFL 2025 World Tournament: First Round 1
日時：2025年4月3日（現地時間）
会場：アメリカ合衆国フロリダ州マイアミ　ユニバーサル・スタジオ・フロリダ

＜ウェルター級＞
○ジェイソン・ジャクソン（米国）
　2R 4分21秒　リアネイキッドチョーク
●アンドレイ・コレシュコフ（ロシア）

＜フェザー級＞
○ヘスス・ピネド（ペルー）
　1R 3分43秒　TKO
●アダム・ボリッチ（ハンガリー）

＜ウェルター級＞
○ローガン・ストーリー（米国）
　判定（ユナニマス）
●ジョセフ・ルチアーノ（オーストラリア）

＜フェザー級＞
○モブリド・ハイブラエフ（ロシア）
　判定（スプリット）
●ジェレミー・ケネディ（カナダ）